ナベちゃんのヨメ (Kindle Single) [Kindle]

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  • 友達以上!恋人未満? 男友達の結婚を巡って揺れる気持ちを丁寧に描いた中編小説。

    「六月の第三日曜日はご都合いかがですか?」〝ナベちゃん〟こと渡辺佳哉から、大学時代のコーラス部の同窓生たちに、結婚式に招待する旨のメールが一斉に届く。そのナベちゃんのヨメ(婚約者)が「ヤバいらしい」という噂が広がっていた。

    ナベちゃんは物理学科出身で、大手時計メーカーの研究職。コーラス部ではイジられキャラだった。少しなよっとして華奢、男子より女子部員と気が合ったが、モテるわけじゃない。優しく、親切で、部員たちの面倒な頼みを嬉々として引き受けるいい人だったけれど、女子部員は誰も恋人にはしなかった。語り手で、30歳を間近に控えた未婚の会社員・佐和もその一人。ナベちゃんが選んだ伴侶とは? 直木賞作家の腕が冴える、ほろ苦い佳編。

    Kindle限定?で辻村作品が読めるなんて、知らなかった!
    これからこういう媒体で提供されるケースが増えてくるのかなぁ。
    本作は、短いお話なので、サクッと読めて面白かった。
    友だちの良くないところを話題にして盛り上がり、でも真剣に注意はしない…というのは、私にも心当たりがあるから、佐和の指摘もごもっとも。
    でも、このナベちゃんのヨメの話を、娯楽として読んでいるのも事実。やっぱり人の「どうかとおもう話」は面白いんだよなぁ。自分に直接の影響がなければ。

  • 嫁のハタから見たら狂気としか思えない愛したい欲求と、それくらいまで人に愛される事を渇望したなべちゃんの潜在心理が夫婦として成立させたというホラーが読んでいてゾクッとした。


    外野が色々言うことがもはや滑稽に思えるくらい、二人は世界が見えていない。ある意味幸せな夫婦。

    個人的にはこうゆうの好きです。身近にいたらひきますが笑

  • 人は不安・孤独だから繋がりたがるけど満たされていたら繋がりは不要なんやなと

  • これなかなか後味悪いし、けっこう辛辣だし、しかしそれでもさすが辻村深月さんと言うべきか、ちゃんと読ませてくれる。
    しかし、わたしはこのなかの誰とも友人にはなれないなぁ(笑)

  • prime readingで読んだ「パッとしない子」が怖かったからもう一冊読んでみようと思い読んだわけだけど、こっちもなかなかの後味…
    これはこれで分かるけど… この雰囲気の話は考えさせられるけど楽しくはない感じ…

    辻村深月さんの別な作品を読んでみないといけないと感じました…プライム…

  • 誰かの一番でありたいという心。
    その心を理解してあげること。
    誰かの幸せを否定する権利は誰にもないこと。
    以上を感じた。

  • だって友達だもん。当たり前でしょ
    ↑ここがピーク
    佐和ちゃん、ひどい
    ↑ここがグッとくる
    今の家族と出会えて本当によかった!!

  • 日常的な非日常なお話。
    友人よりも愛する人?を選ぶ話のようだが、守りたい、守らせてくれる関係を選ぶお話だ。
    どちらにとっても、少し残酷なように感じた。

  • うんうん。よく分かる。
    女性ってこういうのある。
    自分の物ではないのに、自分の価値観で話すこと。
    (私もある…)

    常識ないなーと思う子は自分と住む世界が違うと考えて、その世界で幸せに暮らしてると思えばいいのかな。
    でも、確かにそう思う方が私も幸せだし、そんな感じで交友関係を整理していくのが人生なのかな。

    と色々思いましたが、小説としてはさらっと読める短編小説でした。
    世界をうまく切り取った感じの小説で、読みやすかったです。

  • Kindle Singleの「パッとしない子」が面白かったのでこちらも。
    こちらは……うーん。「パッとしない子」ほどわたしには響かなかったかな。
    たぶんこういう経験がないからかもだけど。

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著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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