ジョン・マン 4 青雲編 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社 (2017年6月15日発売)
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  • 幕末維新の時代に活躍した、ジョン万次郎(中浜万次郎)。
    その生涯を追った伝記小説の、第4巻が文庫化されていたので、電子書籍版で読むことにしました。

    捕鯨船での航海を終えて、船長と共にアメリカ・ニューベッドフォード港で船を降りた、万次郎。
    船長の自宅がある、フェアヘブンの街での生活がスタートします。

    16歳になった万次郎ですが、フェアヘブンで最初に経験した生活はなんと、小学校に通うこと。
    年下の子供たちとの交流、わき起こるトラブルを中心に、話が展開していきます。

    長い年月に渡って鎖国政策を続けていた、当時の日本。
    海外で生活する日本人は皆無に等しく、万次郎そして受け入れ側のアメリカ人たちにとっても、試行錯誤の日々。

    士農工商という言葉で代表される通り、身分ではっきり区別されていた、江戸時代の日本人。
    選挙で国のリーダーを決める、アメリカ。
    平等そして差別が、この第4巻を通じたテーマになっています。

    そのような状況の中で、まっすぐに生きていこうとする万次郎と、そんな彼の姿勢と才覚を認め、支援しようとする周りの人々。
    時代や国にかかわらず、清らかな心で一生懸命に生きていくことの大切さを、学ばせてもらいました。

    第5巻もすでに発表されているようなので、文庫化されることを楽しみに待ちたいと思います。

    『ジョン・マン1 波濤編 (講談社文庫)』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4062779501
    『ジョン・マン2 大洋編 (講談社文庫)』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/406277951X
    『ジョン・マン3 望郷編 (講談社文庫)』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4062930137

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著者プロフィール

1948年高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」でオール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で直木賞を受賞。江戸の下町人情を得意とし、時代小説界を牽引する人気作家の一人。著書多数。

「2023年 『草笛の音次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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