本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (588ページ)
感想・レビュー・書評
-
剣術にとどまらず、体の使い方から精神面まで、兵法に必要な要素を広くカバーしている。
「ビジネス」や「競争」といったことを念頭に置きながら読むことができた。
特に「景気 を 見るといふは、 大分 の兵法にしては、敵のさかへおとろへを知り、相手の 人数 の心を知り、其場の 位 を受け、敵のけいきを 能 く見うけ、 我人数何としかけ、此兵法の理にて 慥 に勝つといふ所をのみこみて、 先 の位をしつてたゝかふ所也。」という行がある。
「状況を性格に把握し、機を逃さずに行動せよ」と理解したが、これはまさにビジネスの世界に通じるところがある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地水火風空の5部構成で、兵法について論じられている。敵に対する時の心構えから目の使い方、刀の握り方まで割と具体的に書かれている。剣を振ることのない人生なので大して役には立たないかもしれないけど、兵法以外にも通じるような心持ちも書かれていた。鍛錬は剣を握っているときだけではなく、常日頃から意識して己を磨くこと。兵法だけでなく広く様々なものに触れること等。武蔵が人生の中で得てきたものが織り交ぜられているような気がした。
-
【推薦者】I.H@大阪カルダモン教室
全4件中 1 - 4件を表示