自分の子供がディスレクシア(発達性読み書き障害)かもしれないと思って本書を読んだのですが、読んでいるうちに夫もそうなのではないか?と気づきました。子供については小さな頃から見ているので、書字困難がありそうだと分かっていましたが、夫については本人の態度が悪かったせいもあり、努力不足とか雑な性格なのだろうと思っていました。でも本書に描いてある当事者の話を読んで、本人の辛さとか、努力が報われないので努力をしなくなったのではないかという所にも目が行くようになりました。
子供がもう少し大きくなったら、もう一度一緒に読んであげたいです。子供に何かを決めさせる時、まだ小さいので自分の先行きを考えて判断することは難しいだろうな…と感じる事があります。そのような時に、筆者の息子さんをモデルとした主人公の小学生〜高校生に至るまでの困難やその時の気持ち等を読むことで、自分の将来ありえる事を想像しやすくなるかもしれないと思っています。
内容としてはあくまでもいち当事者の話にフォーカスされているので、ディスレクシアの人がこれを読んだからといってすぐ自分に必要な対策がわかる、といったものではないです。こういうことがあって、こう対策した人がいるんだな…という感じ。
別書ですが、具体的な対策を講じるには「みんなでつなぐ読み書き支援プログラム」という本がわかりやすかったです。