「君の名は。」DVDスタンダード・エディション

監督 : 新海誠 
出演 : 神木隆之介  上白石萌音  長澤まさみ  市原悦子  成田凌 
制作 : RADWIMPS 
  • 東宝
3.79
  • (122)
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  • (32)
  • (5)
本棚登録 : 980
感想 : 201
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104107633

感想・レビュー・書評

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  • 映画館で観たのは2016年だったのか…と時の経つ早さに驚く。
    今回DVDで観る。

    山深い田舎で家系の神社の風習に鬱屈している女子高生の三葉は、東京への憧れを強く持っていた。
    1000年に1度の彗星が1ヶ月後に迫ったある日、三葉は、夢のなかで東京の男子高校生になって生活していた。
    そして、その入れ替わった男子高校生の瀧もまた、行ったことのない町で、三葉になっている夢をみる。
    奇妙な夢を通じて導かれていく2人。
    最初は、入れ替わった身体と生活に戸惑いながらも次第にお互いの人生を楽しむようになっていたのだが…。


    ラストは、忘れることがないくらい印象深い記憶として残っていたが、ところどころ抜け落ちていた部分もあった。
    祖母役の市原悦子さんの声で組紐を織りながら糸についての意味するところを語るのは深いなぁと思った。
    最初のワクワク感やドキドキ感というのはなく、改めて観ると違う角度からの発見があるのもまた楽しい。

    時間にしても人との縁にしても糸のように脆くほどけるのかもしれない。
    だからこそ大切にしなければならないのだと改めて思った。

  • 思い立って、←またかよっ!(笑) 映画『君の名は』観てきた♪

    ただいま就活中の私ですが、今週は前半に予定を詰め込みすぎまして、水曜の夜から頭痛で昨日は寝込んでました。知恵熱ですかね?σ(^_^;)

    ですが、今朝目覚めて、このまま引きこもっているとダメな人になってしまいそうで、お出かけすることにしました( ̄∇ ̄+)

    映画を観て、スーツを買う!という目的のもと。

    で、映画は何を見ようかなぁと迷いつつ、『君の名は』にしました♪

    高校生男女の入れ替わりというと、「転校生」を思い浮かべてしまいますが←年バレる!?
    これは更に一つも二つも捻ってあって、「ほほっう」(*゚ー゚*)って感じです。
    笑いもあって、青春もあって、青春もあって、一生懸命もあって、きゅんっ!もあって、切ないもあって・・・いいお話だった。

    欲を言えば、ラストにもう1パンチ欲しかったけど☆

    「糸」のお話も良かったなぁ。。。

    どろどろになっていた心が←えっ!?そんなに?(*゜▽゜ノノ゛☆
    すっーって浄化されていく感じがしました☆
    大人はね、時々こういう映画とか観たほうがいいよ。
    純粋だった心を少しでも取り戻せるから。←だから、そんなに!?ヽ(゜▽、゜)ノ

    時間がないって言う人多いともうけど、映画館で観るっていうのが、ポイントだったりするのよね~。

    家でDVDとかで観れば良いって私も思うことあるんだけど、家にいるといろんな邪念が入るじゃない?「掃除しなきゃ」「夕飯なににしようか」「勉強しなきゃ」「いつものTV」・・・なんてね。

    だから、邪念のはいならない映画館っていう空間で、映画を観るって結構良いと思うんです。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

    本日、映画を観た後はスーツを購入しました。
    イベント系のスーツなら色々持ってるんですけどね、リクルート系のスーツって冬物しかなくて(^_^;)
    今までオフィスカジュアルだったから、スーツ着ると気持ちもちょっと引き締まりますね。

    さぁ、就活がんばるぞ!!

  • さすがに面白かったです。

    前半は『転校生』?と、10代の恋に少し距離を感じながらも微笑ましくみている感じだったが、後半はサスペンス的な要素も加わり、ひきこまれます。

    アニメならではの強みが良く生きている。
    ・ダイナミックなカメラアングル
    ・色の豊饒さ

    そして、SF的設定。
    10代とSFも相性いい。

    黄昏(誰そ彼)時に、ご神体の山の上で、声を交わしながらも、姿が見えない、という幻想的な設定に、私は一番やられました。
    (泉鏡花的な、耽美的な意味で)

    ・時間のズレ
    ・みることと、きくことのズレ

    私たちは『自分が誰なのか』を分からず、自分について、世の中について、『何かほんとうのこと』を追い求め、常に手に入れられずにすれ違っている。

    名前を付けるということは、短絡的に物事を決めてしまう事で、青春時代には最も避けたいこと。
    (大人になるとこのルールが便利なんだけど)

    物語が魅力を持つのは、このようななんだかわからない「ほんとうのこと」を表現することが重要。

    この作品は、ポップでいて、背骨に物語の要素がしかっり入っているので、しっかりした作品になっている。

    しっかりした物語構造を持ちながら、非常にスピード感のある演出、テンポで成功している映画。

    10代がリアルタイムに広く観てほしい。

  • 物語の世界観のまま余韻に浸れるエンドロール。こうでなきゃ。

    お日様の白く温かい光。優しく穏やかな光。
    雲の切れ間から、電車の窓越しに、理想郷を思わせる。

    この世界のどこかで自分と出逢う運命の人。
    明るく素直な美少女、真っ直ぐで必死で優しいイケメン男子。
    「お前が世界のどこにいても、俺がもう一度逢いに行く」
    キュンキュンする。
    運命の女の子が実は隕石事故で街ごと亡くなっていたという衝撃の展開。
    何が何でも助けたい想い。
    失われる記憶。思い出せない名前。
    再会。逡巡して勇気を出して声を掛ける。
    「あの・・・俺。君をどこかで・・・。」
    「私も。」
    「君の、名前は・・・」

    結びという言葉には深い意味がある。
    糸を繋げることも結び、人を繋げることも結び、時間が流れることも結び。全部神様の力や。
    組紐は神様の業。時間の流れそのものを現しとる。
    寄り集まって形をつくり、捻じれて絡まって、ときには戻って途切れ、また繋がり・・・。
    それが結び。それが時間。

  • 事前に小説を読んでいたから、内容は分かっていたんだけど、映画はなかなかにスピード感があって、もし小説を読んでいなかったら少し置いてけぼりになりそうなところもあった。なんていうか、やっぱりアニメの方が世界観とか伝わってくるんだけど、RADWIMPSの曲が世間で流れすぎていたために、やけにその音楽が耳についてしまった。ストーリーがあるものの中で流す歌詞ありの音楽は、時に余計な思いを抱かせると感じてしまった。基本的に、RADWIMPSは好きなんですが…

  • 1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。
    「シネマトゥディ」より

    なぜにこんなにはやっているのかと思い、見てみる.
    なるほど.画は超絶キレイでストーリーもテンポよく進む.見始めたら止まらない.
    今どっちなのか、声の感じや動きで分かるようになっているし、冗長にならないようにさっと画面が切り替わる.すごい仕事だーというのが素直な感想.
    内容もすごく印象に残る.自由な発想、感覚的な世界、田舎と都会の対比.いろんな場所に住む中高生に刺激を与えたに違いない.

  • 「天気の子」に続いて、こちらも観なおしてみました。やっぱり神社・祈りの話。
    「天気の子」は少年と少女が、「すずめの戸締り」は少女と青年が運命的に結びつくけど、「君の名は」はその運命の結びつきに時空がはさまっているところが面白いわけね。
    まだ知り合う前に、みつはが東京に会いに行って、電車の中で「瀧くん」と勇気を出して呼びかけて、「誰?」って言われるシーンが好きだな。
    宮水神社の御神体が遠すぎる…走っていけない…と思った(笑)。「すずめの戸締り」観たときも、山の向こうから煙が上がっているのを見て走って行っても無理じゃない?って思ったけど。あとやっぱり、良い作品は脇役がいいよね、って小説でも思うけど、奥寺先輩も好きだし、友達のカップル(てっしー)も良かったな。

  • 話題になったころは、なんだか気乗りがせず。
    先日テレビで録画していたのを思い出し。

    思っていたよりストーリーが複雑で(恋愛要素強めの話だと思い込んでいたのもあり)風景や人の想いがきれいで。

    また会えるのか、会ったらわかるのか。

    「君の名は。」のタイトルで最後が終わるのがよかったです。

  • 前半の1時間は無難な青春ラブコメと思って観てましたが、中盤で一気に雰囲気変わりましたね。
    全く予想していない展開で驚きました。
    映像が綺麗で見とれる。
    田舎の描写がとても好き。
    とりあえず、人の話は、信じられないような話でも、できる限り信じてあげたいと思いました。
    何回でも観たいと思える作品です。

  • 映画や漫画や小説にありがちな古典的な筋書きのアレコレをうまく繋ぎあわせて現代風に仕上げましたという感じがした。
    タイムワープして過去を変えたり入れ替わったりとか……
    でも無駄なくテンポが速くて伏線も丁寧にはられていたので最初から最後まで飽きず、設定を理解するのに頭を使いながらも楽しめた。
    名前が書いてあると思ったら「すきだ」と書いてあるシーン、意外でなんだか悲しかった。
    大切な人を忘れてしまう、という設定もありがちだけど、「もしかして私も大切な記憶を失って生きているのかもしれない……」なんて非科学的な妄想が広がる切ない設定で、飽きないなあと個人的には思います。

著者プロフィール

1973年生まれ、長野県出身。
2002年、ほとんど個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。
2016年『君の名は。』、2019年『天気の子』、2022年『すずめの戸締まり』公開、監督として国内外で高い評価と支持を受けている。

「2023年 『すずめの戸締まり(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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