鹿の王 4 (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA (2017年7月25日発売)
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みんなの感想まとめ

物語は、東乎瑠国によって故郷を追われた火馬の民が復讐を企てる中で、戦いの複雑さや人間関係の深さを描き出します。最終巻では、命を投げ出すことで終わるのではなく、支え合う者たちが現れることで新たな展開が生...

感想・レビュー・書評

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  • ついに最終巻

    東乎瑠国により虐げられ故郷を追われた火馬の民が最後に同国に対する復讐を企てる

    しかし、話はそんなに単純ではなかった

    これは本当の攻撃なのかそれともフェイクか

    行き詰まる戦いが繰り広げられる

    政治的医療的冒険的ファンタジー

    堪能しましたぁ

  • そこで終わるのかー、っ感じで終わってしまいました。

    命を最後に投げ出すことで終わりじゃなく、さらにそれを支えようとする者が現れたのが、鹿の王以上の何かになったということなのでしょうか

    助け助けられの循環が、生きる糧になっていくのかな

    ヴァンが自分にできることは何か、自分にしかできないことは何かと思案するところが印象的でした。お役目を感じたら、もう動かざるを得ないですね。

    慕われる王
    慕われるから王なのですね

  • とても広大で美しい世界の中で、様々なメッセージが描かれていた。
    いつかは死んでしまうにも関わらず病を治し生きながらえようとするホッサルの考え方と、それとは真逆の価値観を持つ祭司医たちとの対比と、ホッサルが問い続けた命と病への向き合い方。様々な民族や人々が持つ信念や考え方から生まれる争いや、善悪というものは単純な見方では決められるほど単純ではないということ。
    これらのような様々なメッセージがとても面白いストーリーや緻密な表現と共に描かれていて読み終わった後の満足感がとても大きかった。

  • 完結編。
    前半は医療に対する考えや哲学的な話が多くて、なかなかストーリーが進まなかった。最後はスピーディーな展開で面白かったが、全体としては印象の薄い作品だった。

  • え??

    我慢してここまできたのに。
    (;;)

  • 1-4巻読了。

    含みのある結末にて終結。
    ヴァンのその後が気になるが、続編が描かれるかは不明。

    全体としては非常に読みやすい展開で、家族愛や人(生物)の生き方を問いかける優しいファンタジー小説だった。

  • すごく「面白い」とか「感動」とかというのではなかったけど、全巻面白かったし、読んでて飽きなかった。
    小さいときから好きなファンタジー。でも、心情描写や情景描写は大人向けで。大人の純粋なファンタジーってこんなのかぁ、て。
    小さなどんでん返しの嵐過ぎた感もある、けど、でもだからこそ飽きなかったのかな?
    個人的にはそんな哲学哲学してる感じはしなかったけど、作者の世界観は一生懸命入れられていた感じでした。
    全体的に優しいストーリー。


    …最後どうなったか書いておらず、また、希望を持たせた書き方だったけど、、、客観的に考えれば無理そうだが…希望を信じたいところ。

  • ハッピーエンドだと思ったのに思ってたハッピーエンドじゃなかった!
    でもラストシーン、出自の異なる彼らが身を寄せ合って進む姿は家族のようで、光を感じた。
    彼らの今後が気になるー。
    というか、最終巻は特にミステリー色(?)が強くて、どんでん返しの連続。いろんな人の思惑が絡み合って事態が進んでいくのは現実も同じかな。
    読後スッキリ
    読めて良かった作品。

  • 最高の小説。ここまで複雑でありながら、エンタメとして面白く、文学としても、リアリティーのあるファンタジーとしても成立する、本当に素晴らしいものを読ませていただきた、だただ感謝するのみ。
    個人的に、今回の鹿の王とこれまでの上橋菜穂子作品と比べて、男性の存在が前面化してきている、言わば上橋菜穂子による男性批評としての側面が強い作品だと思った。男というものの強さ、その裏返しとしての弱さ。大きな物語と接続して暴走したり、接続できないが故に虚無になったり、古き良き男達というか現在では少なくなってしまった男を描いているとも言えるのかなと、自分自身を反省してしまった。

  • 以前図書館で借りて読んで、Kindle版が出るのを待ったまま放置してた。
    やっとKindle版を買いそろえたので再登録&再読開始。

  • <鹿の王>と呼ばれるに相応しい選択をするヴァン。それは嘗て仲間が讃えたような意味ではなく、ヴァンの父が言っていた本当の意味での行為。願わくは、<犬の王>に成らずにいて欲しい。初回よりも再読の今回の方がやはり物語に入り易く、かなりのめり込んで読むことが出来た。滅多に再読しないけど、これは当たり。新刊が出たので再読して読むかどうか検討しようと思ったのがそもそもだけど、読むこと決定。

  • 人間の感情の動きとその表現方法を取り込みたい、そして単純に面白いから、興味深いからという理由で、小説を継続的に読んでいます。
    しかしふと気がつくと、これまで読んだことのある「お馴染みさん」の小説家の作品ばかりを選んでしまう傾向があるなと、反省しています。

    新たな領域の小説、読んでいない小説家の作品を読んでみたいと思った時に参考にしているのが、各種の文学賞。
    その中でも、直木賞、芥川賞と並んで注目しているのが、本屋大賞。
    その本屋大賞受賞作品が文庫化されたと知って、電子書籍版で読んでみることにしました。

    架空の国が、物語の舞台になっています。
    大国に攻められ、部族の反乱兵のリーダーとして抵抗していた男性が、主人公。
    反乱は鎮圧され、彼は奴隷として捕らえられて、岩塩採掘の現場で強制労働をさせられています。

    絶望的な状況の中である日、大きな事件が起こります。
    その事件により、岩塩採掘場にいた奴隷たちは、彼を除いて皆、死んでしまいます。
    ひとり残った主人公。
    これからどう生き延びていくのか、そして自分の身の回りで何が起こったのか・・・という始まり。

    出会った人とのつながりを起点として、生活できる場を探す主人公。
    自らが生き残ったが故に、追われる立場になってしまいます。
    その放浪、探索、抵抗の活劇と、事件をめぐる謎解きが、文庫版4巻に渡って展開しています。

    小説のジャンルとしては、ファンタジー小説に分類されるようです。
    しかし物語を読み進めていくにつれて、病気、人の体の成り立ち、自分とは何か他者とは何か、国とは何か国民とは何か・・・等々、多くのことを考えさせてもらいました。

    ストーリー展開の面白さとあいまって、テンポよく、読み進めることができるので、エンターテイメント性と文学性の両面を兼ね備えた、読み応えのある小説だなと感じました。

    他にも多くの作品を発表している著者のようなので、気になった作品から順に、読んでいきたいと思います。

    『鹿の王 1』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B072R4QB3H

    『鹿の王 2』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B072N73P1L

    『鹿の王 3』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B073WPZXT1

     .

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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