- Amazon.co.jp ・電子書籍 (245ページ)
感想・レビュー・書評
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電車にまつわる短編小説集
電車のトラブルで人がどういう思いで、どういう行動を取ったのか?各主人公ごとに綴られている。
・父危篤の知らせに病院に急ぐ会社員
・納期が迫ったITエンジニア
等 のヒューマンミステリー
心温まる閉じない鋏、ホームドアが面白かった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
終電の事故で電車が止まってしまう。
その中に乗っている人たちの色々な話。。。
色々な生活を抱えた色々な人々を乗せた電車の物語と思ったら、いつの間にか話の流れが変わって行く。
電車は?終電は?分からないまま話が進んでいく。
終電の神様と言う名前からかけ離れた物語は思わぬところに降りたった。
でも全てを読み終わった後に題名の意味を理解することができるのだった -
理髪店のお話は泣いちゃいました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
あと、オネエの話も良かった。
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後半に行くにつれ「人身事故」という言葉の意味を再認識させられる。
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化粧ポーチ、ブレイクポイント 良かった。
ブレイクポイントはIT会社の詳細が結構当たってるんじゃないかと思わせる正確な記載に聞き入った。
最後のホームドアがいいらしいとかいてあった、良かった。
短編小説、ハッピーエンド、少しほのぼのとして聞き終える楽しみだ。
化粧ポーチ 夫は女装家
ブレークポイント IT企業のグループリーダー
スポーツバカ ???
閉じない鋏 理髪店の父の病室での最期
高架下のタツ子 今度は列車が止まった高架下
赤い絵の具 一人の高校生が -
期待したからか、最後まで読みましたが微妙でした。色々な人のドラマは良かったのです。繋がっているのかいないのかよく分からない感じは、どうなんですかね。妄想したいけど、繋がりかたが微小のため妄想しづらいのではないかと。何も考えずに読んだら面白く感じたのかもしれない。
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電車の遅延に影響されたそれぞれの人生を描くヒューマンドラマのようなものです。
人身事故で停止した終電を中心に捉えた群像劇のようなものだと思ってたのですがどうやら話によっては時間軸が異なるようで、バラバラなのですね。
終電でないのもあるし、そもそも終電うんぬん以前に、電車が関わる必要も無いのではと思うものも。
唯一最後「ホームドア」が過去→未来を明確に表現していい感じだったので、それぞれのエピソードを最後の話で集約させるという流れでもあったら、傑作だったかもしれません。 -
最も驚いたことはこの本を読んだ三日後に、実際に自分が乗っている電車が止まったことだ。その日は宇都宮駅に向かっている電車に乗り、そこから予約した新幹線に乗ろうという所だった。一緒に旅行に行く友達は既に宇都宮駅に到着し、もうすぐ私も着こうとしている時に突然緊急停止をして止まったのだ。このまま遅れると旅行の始まりが最悪になる、と感じることもなく穏やかに発射するのを待つことが出来た。なぜなら、まさにこの本で描かれていた様々な主人公のエピソードを、私は思い出しその中に私も入ることが出来て少し喜んでいたからだ。この体験があり、この本の奥ゆかしさを感じることが出来た。
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評価ほどは心に響かなかった。女装が堂々と出て来るのが面白かった。
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