ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション) [Kindle]

制作 : 依田光江  タディ・ホール  カレン・ディロン  デイビッド・S・ダンカン 
  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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感想・レビュー・書評

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  • もっと早くに読んでおくべきだったビジネス書。あの「イノベーションのジレンマ」のクリステンセン教授がイノベーションを起こすための理論を展開。顧客の課題(片づけるべき仕事)にフォーカスした、マーケティングの本でもある。

    破壊的イノベーションの理論はイノベーションに対する競争反応の理論であった。破壊的イノベーションの理論では答えられなかった、どんなふうにイノベーションを起こせばいいのかという問いに答える、イノベーションを成功に導くための理論が、ジョブ理論である。

    顧客が特定の商品を買う因果関係を明らかにする。「どんなジョブを片づけたくて、そのプロダクトを雇用するのか」という本質的な質問で、顧客の Jobs to be done を見極め、それに対する解決策と、それに付随する体験を構築する。

    豊富な事例・物語が、この理論に説得力を与える。

    個人的には下記のエピソード・記述が心に残った。特に「データ分析」は方向づけには役立つが、客観的な現実ではないという点は忘れてはならない。

    ・サザンニューハンプシャー大学の画期的な通信教育
    ・マットレス購入の体験インタビュー:顧客のストーリーボード
    ・アメリカンガールドールと言う存在を初めて知ったこと(モノではなく体験を売っている)
    ・マネジャーは、顧客のジョブに関する苦闘のストーリーよりも、プロダクトや顧客のデータに左右されやすい。データは現実を抽象化したものでしかないのに。
    ・マネジャーはもっと多く売ろうという、スケールさせる気持ちが芽生える。プロダクトの種類を増やして、最初の成功をもたらしたジョブへのフォーカスを失う。
    ・グーグルの検索ワードは根拠のしっかりした妥当なデータセットに見えるが実際は違う。ある現象(この場合は検索)の演算と分析が可能だからと言って、データの権威が増すわけではなあい。方向づけには役立つが、客観的な現実かと問われれば、答えはノー。

    各章の終わりにまとめがついているので、概論を掴んでから、本文の中の豊富な事例・ストーリーを読むのもあり。

    残念ながら、電子版は索引から該当箇所に飛べない(索引として機能していない)。翻訳ももう少しこなれているといいのだが。

  • ゴールデンサークルでいうところの「Why」の部分。

    顧客が片付けるべき「ジョブ」に着目して、商品・サービスはジョブをこなすために雇用される、という考え。

    最初は違和感があったが、馴染んでくるとわかりやすい。

    「Why」と意味合いは一緒だが、こちらのほうが腹落ちしやすいかも。

    「アスリートの悩みを解決する」というのはまさにジョブ理論の考え方だと思う。

    アメリカのこの手の本にありがちだが、事例が豊富な分、冗長な感は否めないかな。

  • イノベーションを成功させるには、顧客が抱えるジョブ(求める進歩)を片づける解決策とそれに付随する体験を構築することが大切。
    ・製品・サービスを提供することによって「顧客がどんな不を解消しているか?」に注目することが大切で、それは単純にニーズヒアリングをしていても見えてこない。
    ・ジョブとは数字ではなくストーリー
    ・ジョブを理解するためには、以下の問いかけが役に立つ
    ①その人が成し遂げようとしている進歩は何か。(とびきりの第一印象を与える笑顔が欲しい)
    ②苦心している状況はなにか。(歯を白く保つことが難しい)
    ③進歩を成し遂げるのを阻む障害物は何か。(歯磨き粉を試しても無駄だった)
    ④不完全な解決策で我慢し、埋め合わせの行動をとっていないか。(マウスピースをつけなければならない)
    ⑤より良い解決策をもたらす品質の定義は何か。また、その解決策のために引き換えにしてもいいと思うものは何か。(専用のホワイトニングを受けたい、でもコストはかけたくない)

  • あらゆるシーンにおいての軸に出来る、すべき考え方。管理部門の組織づくりにおいてもジョブ理論を基に推進していこうと思う。

  • 歴史的名著「イノベーションのジレンマ」を書いた筆者の最新作。
    イノベーションのジレンマに匹敵する名著ではなかろうか。

    「顧客は自分が片付けたい仕事(ジョブ)を片付けるために、プロダクトやサービスを【雇用】する」ーこの点には誰しもが同意するのではないか。

    ではなぜ、世の中のプロダクトはそうでないものが溢れているのか。
    ある時点ではジョブに焦点をあてていたプロダクトが何故、迷走してしまうのか。
    そもそも、ジョブとは何か。

    具体的な事例とともにそういった疑問が紐解かれ、読み進めることでジョブ理論とは何かが腹落ちしてゆく、ビジネス書の新たなバイブル。

  • イノベーションのジレンマを書いた筆者が、どのようにすればイノベーションが起こせるのか、その方法論を示したもの。事例を見ると簡単そうに思えるが、内容をよく理解しないと実践するのは難しい。この本の解説記事をよく見かける。それらを見てわかった気になるのではなく、原作にも目を通した方がいいと思う。

  • クリステンセンのジョブ理論です。
    いまのビジネスで捉えるべき視点、捉え方を解説している。
    さらっと読んでしまうと普段やっていることと区別がつかない人がいるかもしれない。
    しかし真に理解しようとすると、奥深く、新事業を起こす重要な観点だと腹落ちする。

    本当に理解すべき良書である。

  • ミルクシェイクを買う人たちのあいだに、人口統計学的な共通要素はなかった。彼らに共通するのはただ、午前中に片づけたいジョブがあることだけだった。「朝の通勤のあいだ、ぼくの目を覚まさせていてくれて、時間をつぶさせてほしい

    見つかったらいいですけどね。最近、ある事業と似た過去の事業モデルを探しています。そんな経験ないせいか、ググってもなかなか目当ての事業モデルに出会えません。誰かに協力を仰ごうにも、誰に相談したらいいのやら、相談するにしてもそんなお金ないぞ、と袋小路です。

    これこそまさに私のジョブ。誰か解決してくれないかなと、他人任せです。自分で構築しようにも、あまりに希薄というか、説得性がないというか、聞いて頂く方々に無駄な時間を提供して終わり、な気がして仕方ありません。

  • どんな〝ジョブ(用事、仕事)〟を片づけたくて、あなたはそのプロダクトを〝雇用〟するのか?
    ジョブは状況・文脈が大事。
    ジョブは機能面だけでとらえられず、社会的・感情的側面がある。こちらのほうが強く作用するときがある。

  • ページ数が多いが、読みやすい。

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