子供の死を祈る親たち(新潮文庫) [Kindle]

紙の本

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 新潮社 (2017年3月1日発売)
3.29
  • (1)
  • (2)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 46
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (359ページ)

みんなの感想まとめ

この作品は、現代社会における親子関係や精神疾患の問題を深く掘り下げています。特に、親が子供に与える影響や、社会が抱える少子化の背景についての考察が印象的です。読者は、犯罪者ではないが精神的に追い詰めら...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 犯罪者の「精神鑑定」の基準にずっと疑問を持ってた。明らかにヤベーやつでも「正常」と判断されて刑務所にぶちこまれる。でも、世間では「精神病だからって許すな!」って論調が強い。
    あと、少子化対策って「金がねーから産めねぇ」じゃなくて「育ってきた環境がクソだから再現したくねぇ」って人が多いんじゃないか?とも思ってる。
    世間的に立派な親なのに子供が問題児だと、子供に「感謝が足りない」「育ててもらってるのに」と非難が集まる。
    こんなかんじのモヤモヤっとした溝を、この本が埋めてくれた感じ。
    この本に出てくる人たちは犯罪者じゃないけど、じゅうぶんにヤベー。だれが見てもキチガイ。
    ここまで追い詰めたのはだれかっていうと、だいたいが親。そういう家庭の子供は、ブラック企業顔負けのモラハラを受け、親という上司のご機嫌うかがいを、自立まで最低15年間、衣食住のみでやらされる。給料で缶コーヒー買ってリフレッシュできるだけ、ブラック企業のほうが親切。ましてや、その子供が勤めさせられているのは看板や理念だけは立派な「まぁあそこにお勤めなの!素晴らしい労働環境ね!」と評判の会社で、悪口や不満を言おうものなら「なんて贅沢な!」と叩かれまくる。本文に「ホステスなんてお手のもの」みたいな記述があるけど、親相手に休みのない接待をさせられてきたんだから、金もらえて時間も決まってる水商売なんて楽勝だわな。うん。
    そうやって子供を育ててきたツケを引きこもりや家庭内暴力として受けているだけなのに、被害者面をしてる親のなんと多いことか。また、世間の目が被害者である子供になんと厳しいことか。
    そりゃー世間を恨んで犯罪者にもなるし、子供も産みたくないわな。
    少子化対策を含め、社会をうまく回していきたいなら、子供の精神衛生に金つかえと思う。辛い子供が人生を生き抜けるような、そして家庭を持ちたいと思えるような社会が実現しますように。また、そこからこぼれてしまった人も、少しでも幸せな人生を送れる世の中になりますように。

  • 現在の精神疾患患者を巡る保健所や医療の構造がよくわかった。
    アメリカのモデルも書かれているのが良かった。
    小さい子供を持つ親としては、病識を持てない重篤な者は他害に及ぶ前に訪問診療等をして施設に閉じ込めて欲しいと率直に思った。

全2件中 1 - 2件を表示

押川剛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×