湿地 [DVD]

監督 : バルタザール・コルマウクル 
出演 : イングヴァール・E・シーグルソン  オーグスタ・エヴァ・アーレンドスドーティル 
  • アメイジングD.C.
2.96
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感想 : 24
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988166208354

感想・レビュー・書評

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  • 本日2本目の映画鑑賞。
    (たぶん)初めてのアイスランド映画。
    耳慣れない言語、耳慣れない地名、耳慣れない名前。一体何が地名で何が名前なのか、それだけで頭を使う。しかも一度聞いただけではなかなか覚えられない…
    文化も日本と違ってて(でも部屋の中で靴を脱いでた)、食べ物なんかも素直に「おいしそう!」とは思えないのが正直なところだった。羊の、頭、だと…?
    あと、印象的だったのがBGM。流れ続ける宗教的な合唱曲が、この作品の世界観のほとんどを作り上げている。映画のBGMとは思えない、底知れぬ威力を発揮している。
    そしてこの作品のタイトル「湿地」。これだけで明るくない映画であることがびんびんに伝わってくる。

    上記の通り、地名や名前だけでなく時間軸、背景となる人物関係もかなり複雑。
    社会福祉士の資格を活かして、ジェノグラム(家系図)を書ながら鑑賞。身につけといてよかった!
    鑑賞後はネタバレサイトで答え合わせ。
    約90分の作品ではあるけれど、開始3分、衝撃的な展開でスタートし、映画終盤、残り10分になっているにも関わらず新たな事件も発生したりして、休まることなく物語が展開してゆく。

    遺伝学と殺人事件と凶悪犯。それらが複雑に絡まりあった物語。
    開始も衝撃的ですが、ラストも衝撃的。
    においも一つのキーワードになっている。くさいのは嫌だけど、この「くさい」って感覚ってすごくて、作品の全体的な暗さとタイトルの「湿地」、これらをとても上手に引き立てている。
    そして、時間軸や人物関係が複雑ではあるけれど、主人公のまっすぐで真実にたどり着きたい一心さから余計なことを省きたいゆえの乱暴さは、この物語の進行をわかりやすくしていると思う。

    あと、遺伝といえば。
    「メンデルの法則」って、あったじゃないですか。あの「優性・劣性」の。
    それがですね、2021年度の教科書から「顕性・潜性」という表記に変わったそうです。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/69a534ac34bf92da36bb693b2116ad068e0f8cab
    こちらも耳慣れないけれど、確かに「優性・劣性」ってあんまりいい気持ちしないし、令和の時代を生きていくために、変化に対応していかないと!

  • 何処だろう…街の印象はアイルランドに似てるけど言葉の感じだとスエーデンとかノルウエーかな…アイスランドだった。最近観た北欧の作品だと「好きにならずにいられない」や「獣は月夜に夢を見る」とかなかなか面白い作品がありますね。どれも米国や欧州とは一線を画してていい作品でした。
    寒冷地だけに樹木が少ないし、灰色に広がる空でどうしても殺風景な印象を受けますね。
    ファーストフードで羊の頭とか売ってるんだね…つか、アイスランド料理ってどんなかなぁ〜食ってみたいです。玄関がガラス戸なのはちょっと衝撃的だな、治安はそう悪い訳でもないという事なんだろうな、室内は土足じゃないんだね(笑)
    遺伝子異常が原因で起こる病気で死んだ妹と娘を思うあまり根本となった遺伝子を追って過去の事件に辿り着いていく。厳しい環境の小さな街だと人の入れ替わりも少ない為、秘密も多く、口を閉ざしていることで平穏を保っていることもたくさんあるんだなって…やっぱ重い暗い話で、しがらみだらけのキツイ現実を突きつけられて疲れる作品ですね。とりあえず邦題は…ダメダメです(笑)

  • アイスランドの映画です。
    物珍しいのでアイスランド語で観ました。

    ドイツ語かフランス語に近い語感でしたが、
    とにかく聞き慣れない人名ばかりでした。
    親子の愛や人間関係といった人の営みは同じです。

    謎の遺伝性の病で5歳の愛娘を失った男オルン。
    場面は変わり、独り者の中高年男性の殺害現場。
    殺人事件の捜査線上に浮かんだ30年前の札付きの悪党三人組。被害者はその一人だった。
    街には三人組と悪徳刑事が過去に犯した数多くの犯罪の被害者達が、陰を背負って生きていた。
    過去の悲劇が次々に判明する捜査線上に、独りで娘の死因を探っていたオルンが交錯する。

    ほとんど笑顔を見せないサスペンス。
    画像も終始 暗い色彩で描かれており、
    彼等の陰を象徴するかのようでした。
    身勝手に犯罪を犯し続けた悪党が、ようやく成敗されることで少しカタルシスを得られます。

    自分の誕生にまつわる悲劇が、娘の死因であったことを知ったオルンと、彼の母親の憤懣やる方ない苦悩を描きます。

    私達は鎧を身に着け 己を守っているつもりでいる
    世の汚れを離れた場所から眺め無関係なつもりだ
    だが汚れへの嫌悪は次第に私達を蝕む
    そして遂には 日常に戻れなくなるのだ...

    神様 この訴えをお聞きください
    悪党から私を守りたまえ
    彼らの謀から私を逃れさせたまえ
    彼らは苦い言葉を矢の如く放ち
    罪なき者を射ようとする
    彼らは悪巧みをし、共に謀を保ち
    秘かに罠を仕掛ける
    悪党から私を守りたまえ。

  • 「この国らしい殺しだ、雑で証拠を隠してもいない」
    「“アイスランドの恥だ”と」
    「私が娘だってことは犯罪者なら皆知ってる」
    「それが米国式の捜査か?」
    「全部お隣から聞いた」
    「一度過ちを犯したら取り返しがつかない」

    「あんたは負の遺産を背負って死ぬべきだった」
    「最後の保因者として孤独な一生を送るべきだった」
    「“偏差”だよ、そう呼ばれる」

    遺伝病を元にアイスランドでの事件を扱ったサスペンス

     サスペンスとしてはかなり良質で、構成としても日本の2時間ドラマを彷彿とさせる作りが続いている。が、常に陰鬱なムードの中、「アイスランド」を強く意識させるような場面が多く挟まれている。いや、アイスランドという舞台の上にサスペンスを構築していると言った方が適切だ。
     そもそもアイスランドとは35万人ほどの中程度の日本の県庁所在地レベルの少人数で構成された国であり、その地理的閉鎖性から現代でもほぼ血が固定されている国でもある。そういった由来と遺伝病は不可避だ。
    そこで一つ目のテーマとして遺伝病の重さがのしかかってくる。自らの寄って立つべき立脚点である親、好むと好まざるとに関わらず誰しもが一定分担保されたアイデンティティである血。大多数の生き方の妥当な結論として、次世代に、子に残してあげられるべきものである血。血に遺伝病という概念が持ち込まれてしまうのは、治療可能不可能に関わらずアイデンティティの強烈な否定であり呪いだ。お前の生存に科学的価値はないとレッテルを貼るに等しい。だがこの遺伝的均一性がアイスランドの遺伝子研究とその治療に寄与している面もあるのは、如何にも、否定できない事実であるが、全くもって気の滅入る話である。
    もう一つは、狭すぎる共同体から絶対に逃げられないこと。そこそこの自治体程度で言語から完全に完結してしまっているアイスランドは、共同体から逃げたくとも決して逃げられない。日本であれば上京、米国なら他州と物語を共有する別の共同体に参加することができる。だがアイスランドではそれが出来ない。狭いコミュニティの中で一度風評が広がれば、アイスランド独自のアイスランド語に縛られたアイスランドでは一生をそれに囚われるしかない。例え海向こうの異国に行ったとしても、物語を共有することの出来ない異邦人となるしかないのだ。つくづくいやな、じめじめとした国、湿地だ。

  • パッケージがホラーっぽいけど殺人事件を追うアイスランドのミステリー。
    謎解きがなかなか面白かった。

    遺伝子情報を研究する男性オルン。
    男性の娘コーラは幼いが脳腫瘍で入院していたが可哀想に亡くなってしまう。
    脳腫瘍は遺伝性の病で、オルンの妻の血筋では同じ病の者はおらず、オルンの父の血筋にもそういった症例はなかった。
    子供を亡くし心を病んだオルンは取り憑かれたように病の元を探る。

    元ワルの老人ホルベルクが自宅で撲殺死体が発見される。
    現場に向かう口の悪いベテラン刑事エーレンデュル、若い刑事シグルデュル、中年女性刑事エレンボルク。
    死後2日しか経っていないのに異常に臭う。
    どうやら家が湿地帯の上に建てられたらしく、悪臭が床からする。
    殺されたホルベルクの鍵のかけられた引き出しから、墓標に写真が見つかる。
    その墓標には「ウイドル」という少女の名が記されていた。
    調べるために出かけるベテラン刑事に、娘が金の無心にやってくる。
    寝る場所もなく悪い男とつるんでフラフラした生活をしている様子。
    金は誰が父親かわからない子供を妊娠してしまったため堕胎するためだった。
    ベテラン刑事は金を渡すことを拒否し捜査に出かける。

    ウイドルの墓を調べると、幼少時に脳腫瘍で亡くなっていることがわかる。
    ウイドルはレイプにより生まれた娘で、父親は不明だが、当時ホルベルクがレイプ犯として訴えられていた。
    しかし地元の悪徳警官ルーナルの庇護のもと、グレータル、エットリデの3人組で他にも色々と悪さをしていて、ウイドルの母コルブルンがレイプで訴えたのを「コルブルンは売春婦だ」と偽証し訴えを握り潰していた。
    コルブルンは娘が病死した後に自殺。
    元ワルの仲間グレタールは若い頃に失踪。
    エットリデは刑務所に入っていたが、ホルベルクが殺された日には仮出所していたため捜査に向かうと、ホルベルクがレイプした女性は他にもいたとわかる。

    ベテラン刑事が夕飯を買って家に帰ると娘のエヴァが転がり込んでくる。
    体調が悪いのか薬のやりすぎか酒の飲み過ぎか。
    お腹の子供に悪そうな生活。
    父親が堕胎を望んでいないと知り、産むことにする。

    ホルベルクのレイプ被害者探しは難航。
    30年前の話だしレイプ被害者だと名乗り出る人はなかなか居ない。
    ホルベルクの遺体を検視し、脳に腫瘍があった。
    ウイドルの死亡原因も脳腫瘍。
    2人に血縁関係があると証明できるのではないかと墓の掘り起こしを行うが、ウイドルの脳は抜き取れれていて、遺伝子研究所に保管されていた。
    そこは子供を亡くしたオルンの勤め先で、ウイドルの脳もオルンが研究のため保管していた。
    ウイドルは遺伝性の病「神経線維腫症」で、ホルベルクは保因者ではあったものの発症はせず、娘に遺伝してしまったらしい。

    ベテラン刑事が家に帰ると、娘はおらずならず者2人が娘を探しに乗り込んできたので返り討ちにする。
    刑務所にいたはずのエットリデが脱獄し、ベテラン刑事を逆恨みして娘に危害を加える可能性があるので飲んだくれて男と寝ている娘を急いで保護。
    娘の素行悪すぎ。
    娘は子供を産むことを恐れていて、虐待してしまうんじゃないかと思っている。
    生まれる前から胎教には悪い生活してる。

    失踪した悪仲間グレタールをホルベルクが殺して床下に埋めたんじゃないかと疑い掘り起こすと腐った遺体を発見。
    臭いの元はグレタールの腐乱死体。
    その死体とともに、もう1人のレイプ被害者の写真が出てくる。
    被害者は遺伝研究所のオルンの母親。
    でもそれはレイプではなく、夫が漁でいない間の不倫。
    その時の写真を撮られて金を脅し取られていた。
    旦那も知ってはいたけど妻のために脅しに従っていたらしい。
    よく子供とかに八つ当たりしなかったな。
    オルンの娘コーラの脳腫瘍は母親の不倫によりホルベルクから遺伝されたものだった。

    ホルベルクを殺した犯人はオルン。
    娘の脳腫瘍の遺伝元を探り、研究所の機器等を無断で使用し実父ホルベルクにたどり着いた。
    「遺伝性の致死に至る病の保因者がレイプをしたり他の女とんたりして負の遺産をばらまいたせいで娘が死んだ」と恨み言をいうオルンに対し、「お前の母親は淫売だ」と煽るようなことを言って殺された。
    真相に気がつきオルンを追いウイドルの墓にたどり着くベテラン刑事。
    オルンは腹違いの妹の亡骸を墓に戻そうとしていた。
    「僕は何者だ?」と問いながら銃で自殺するオルン。
    残されたベテラン刑事は、自分の娘の体内の子供を産ませることについて苦悩する。
    父親が誰だか分かんないしな。
    同じように遺伝などで苦労するのとか可哀想になったのか。
    生まれる事に不安を感じるようになった?
    苦悩する父親を抱きしめる娘の画像でEND。

    どうなるんだろうと面白く見られた。
    不思議なテンポ。
    シリアスで暗い雰囲気だけど、チョイチョイコミカルな会話のシーンとか入る。
    ストーリーと関係ないけど、アイスランドの地元料理なのか「ヤギの頭丸ごと煮」みたいなのが出てくる。
    目玉をくり抜いて食べたり舌ベラ食べたり。
    見た目がなかなかグロい…
    でもかなりポピュラーな食べ物らしい。

  • アイスランドの湿地に立つアパートで老人の死体が発見され、捜査を進めるうちに30年以上前のレイプ事件との関わりが明らかになる…。

    北欧のミステリー映画らしい重苦しさとアイスランドの風景が相俟って良い雰囲気です。
    しかし、時系列を弄った割には上手く機能していない気がしたのと、クライマックスがあっさりしすぎてイマイチ盛り上がりに欠けたのが残念なところです。もっと重厚に作り上げればより良い作品になったのではと思いました。

  • 名前を覚えるのがなかなか…(何回目

  • 小説が印象的だったのでこれも観てみたんですけれども、登場人物が多すぎて何が何やら…こんな話だったっけか? という感じですねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    アイスランドで撮られた映画なのか? よく分かりませんけれどもまあ、北欧にありがちな? 暗い雰囲気はよく出ていたかなぁ…などと自信なさげに言ってみますねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    にしてもまあ…小説の方がイイですね、ええ…

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 「このミステリーがすごい」選出の原作を完全映画化した2006年(?)アイスランド作品。
    監督 : バルタザール・コルマウクル
    出演 : イングヴァール・E・シーグルソン、 オーグスタ・エヴァ・アーレンドスドーティル
    原作を読んでいないので、以下は私の仮説です。
    本は文字からの己の想像力のみ、映画はさらに視覚と聴覚に訴えかけることができるため、圧倒的に原作よりも映像化された作品の方が訴求力は有利なはず。にもかかわらず、原作を超える映画作品がめったにないのはなぜだろう。
    人間の脳は、不足しがちな情報を都合よく補整して辻褄を合わせるらしい。後年同じ本を読んで印象が違うのは、そんな理由もあるのかもしれない。ところが、映像には曖昧さの余地が少ない。わざと曖昧さや錯誤を狙う撮影手法もあるが、ストレートにその映像は頭に残る。
    つまり、読書によって得られる自己納得度の方が、他人が解釈した映像表現よりも自分にとって心地いいからなのではないだろうか。
    ってことで、本作の原作はもっと面白かったんだろうなと勝手に想像してみる。

  • 字幕で
    雰囲気は好きだけど内容は薄い

  • 一応観た。

  • 悪くはないのに、観終わったあと何も残らないという…。

  • 2度目。原作を読んで久し振りに見直したら、原作の方が良かった。映画が台無しにした原作の感動まあった。ヤギの頭料理、溶岩など、映像で見られてよかった。

  • 話自体はどうってことないんだけど、雰囲気がよかった。
    アイスランドの陰鬱な空気、まずそうな飯、寒々しい街並みが美しい。しかし刑事まわりはあんなんでええんかいなと思う。作り込みが雑なの?こんなもんなの?
    そういう戸惑いを含め、知らない文化に触れた実感がある。

  • 血縁意識の希薄になった昨今の日本人の大方には、ここに描かれた遺伝病が個人にのしかかってくる苦悩やそれゆえの犯行の動機は、リアリティをもって理解しがたいものかもしれない。個人的な話だが、評者は所謂、難病と言われる遺伝因子の病の患者で、犯人の苦悩は他人事とは思えない質量をもってつきささってくるものだった。だからこそ、ラストの父親の「あまりに汚れを遠ざけすぎると日常に戻れなくなる」という独白は、重くのしかかるものだった。重苦しく救いの無い映画だ。

  • 『エベレスト3D』のスタッフが、このミステリーがすごい大賞入選の傑作を完全映画化!ある日、レイキャヴィクのアパートで老人の死体が発見される。突発的な事件と思われたが、現場に残されたメッセージを元に捜査を進める内に、小さな町が抱える哀しくも怖ろしい運命に辿り着く。

    登場人物が覚えられないのと、ストーリーが難しく、暗い。
    ぎりぎり寝なかった。

  • 別途

  • タイトルに惹かれて観てみた、暗く陰湿。こんな雰囲気がずっと続く。ラストもバッドエンド。雰囲気で見せる映画だとは思うが、特に見なくても良い。

  • アイスランドの映画を初めて見た。それにしても驚いたのがその人口と面積。陰鬱な雰囲気だったけど、底抜けに明るい人なんかもいるのかな?癖のある刑事ものは面白いね。癖はあるけど、愛はあるとか。

  • 地味だった。
    それにしても刑事とか先生って、どうして自分の子供とこじれるのかねー。

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