AX アックス (角川書店単行本) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA / 角川書店
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レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (292ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 最初は、
    短編集かな?殺し屋だけど恐妻家のほのぼの話かしらん?という感じでした。その為、殺しのシーンが出ても、その「お仕事シーン」よりも家庭での「妻とのかけひきシーン」の方が緊張感あるぐらいでした。前2作でバタバタと人が死ぬのに慣れたせいかもしれません。
    ただ、
    途中からは一変、結末に向けて緊張感が増してきました。
    また息子が涙するシーンでは共に泣いてしまいました。
    あそこに…が行っちゃってたら、どうするのさ?!という疑問は残るにせよ、面白かったです。
    「蟷螂の斧」いつか、ガツンと。やるべきことをやりましょう。

  • 一日で読み終えた。
    読んでいて気持ちよく思える一冊
    読み終わるのが残念だった。

  • 蜜柑と檸檬がちょこっと出てきて嬉しかった

  • 伊坂幸太郎さんが度々テーマにする「殺し屋」シリーズ
    主人公の兜は殺し屋でありながら家庭の中での人間味のようなものを感じて交換が持てた
    中盤〜終盤の急展開が気になって一日で読みきってしまった
    個人的に、読後感がラッシュライフに近いものを感じた

  • 殺し屋シリーズが好きだが、今回も殺し屋のくせに愛らしいキャラクターで読み始めてすぐに気に入った。

  • 業者たちが暗躍するシリーズ第3弾。個人的には、これが一番楽しかったです。兜の恐妻家ぶりが滑稽なのに、家族が温かい。そして親父はでかい。殺し屋に心をあたためてもらいました。

  • 何というか、非常に愛らしい父親が主人公の連作短編でした、
    特に好きなのはBeeです。厚着をした主人公が庭に大の字で倒れている姿が非常に良いです。
    願わくば、もっと彼の話を読んでみたいなぁ。と思いました。この作品自体から父性みたいなものが溢れていて、あぁ、これは人の親が書いたものなのであろうと思った次第です。

    この殺し屋シリーズというのはどうしても主人公が、非合法な存在な訳で、こういった圧倒的に筋が通っていない状況からどうやって主人公の存在に筋を通すのかが、この手の物語の命題になってくるのでは?と思います。
    もちろん、そこらへんは全部投げ出して格好良さで持っていくであるとか、任侠映画みたいにその世界の正義に従うというのも一つの方法だとは思うんですが、もうちょっとそういった処理は幼稚だとか、古いと言われる時代だと思うんですよね。
    その中で「AX」では公平さという角度から主人公に筋を通させます。
    正義というのは間違いやすい、というよりも求めれば求めるほど中心から離れていく性質のあるものだと思うのですが、公平さというのは真芯を捉えることは難しくても向かう方向は間違えにくいものだと思うんですよね。そういった意味で公平に向かう努力というのは、こういった非合法な人間を扱う物語の一つの答えになる気がします。

  • 殺し屋兜。普段は文房具会社の営業マンで恐妻家。妻の機嫌を損ねることがなによりコワイ。息子は大学受験を控える。兜は若いころはロクなことをしなかったらしく、その流れで殺し屋らしい。でももう辞めたい。というと、依頼主である医者は「まだまだ投資以上稼いでいない」
    庭にできたスズメバチの巣を駆除するエピソード。仕事で訪れた工場の扉をあけたら、ボーガンがとびだしてきたエピソード。なんの関係もないエピソードがつながっていくのはあいかわらず。
    蝉、蜜柑、檸檬、朝顔(字が違うが)など、過去作品の殺し屋たちの名前も出てくる。
    殺し屋をやめて家族に害があってはならない。でもやめたい。結局、飛び降り自殺ということに。
    家庭を持った息子。兜亡き後、心療内科に通うようになった妻。父の自殺に違和感を覚え、調査をする息子。
    あいかわらず、終わりはスカっとするのよ。悪役がざまーみろみたいな目にあうから。
    でラストは兜と妻の出会い。「いいお父さんになれそうだけどね」
    井坂節満載。このストーリーテリングに感服する。

  • 最近は、特徴的だった気の利いたセリフや自作格言みたいなのは減少気味?!だとしても、登場人物のキャラクターがどれもよくできているおかげで、現実離れしているのに無理のない展開に感じ、するすると読めた。
    ハッピーエンドではないけれど、むしろ、だからこそ何となく温かい気持ちで「面白かった」と本を閉じられたのかもしれない。
    映像化したら面白いだろうな、と思ったが、結末が命なので原作が先に知られていては撮る意味がないのか…。

  • 伊坂さんの世界がすごく好きだ!

    恐妻家の殺し屋。奥さんへの気の使い方が笑えてくる。とはいえ伏線やストーリー性の高さは、さすが!

    面白かったです。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。
2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。
上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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