大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学 (朝日新書) [Kindle]

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  • 2016年度の大学界のイメージを掴むことができる。日本の全大学の経営状況を丁寧に分析した本では決してない。とはいえ、本書のようなジャーナリスティックに表現された言説の蓄積を受験生とその保護者層が読み、その上で実際に行動し、各大学に地味に効いてくることを意識せざるをえない。

    また、図表8の収容定員充足率の低い大学を抜粋した表は、厳しい経営判断を行う時が迫っていることを物語っている。この一例は、本書執筆のための基礎データを地道に作成した荻野晴也氏の業績によるものと感じた。しかし図表は著者による単純なまとめにとどまっている。荻野氏が777大学のデータセットを作成したのだから、もう少し踏み込んだ分析がなされるとよかったと思った。

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著者プロフィール

木村誠

1944年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。教育ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒業後、学習研究社に入社。『高校コース』編集部などを経て『大学進学ジャーナル』編集長を務めた。「プレジデントオンライン」「dot.asahi」など各種メディアに寄稿。 著書に『就職力で見抜く! 沈む大学 伸びる大学』『危ない私立大学 残る私立大学』『大学大倒産時代』『大学大崩壊』(以上、朝日新書)など。

「2019年 『「地方国立大学」の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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