- 小学館 (2017年8月13日発売)
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感想 : 30件
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みんなの感想まとめ
父の突然の訃報を受け、息子が父の故郷である千葉の海が見える家を訪れることで、父の人生や意外な一面に触れていく物語が描かれています。主人公は、疎遠だった父の足跡を辿りながら、自然と人々との温かい関係に気...
感想・レビュー・書評
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父と姉との家庭で育った社会人一年目の息子が、ひどい言葉を浴びせて数年来会っていなかった父の突然の訃報により、父が暮らしていた千葉の海が見える家に訪れ、自然と父の足跡を追っていくことになる。
何が起こるわけでもないが、自然が近くにある環境で暮らすこと、その地域の人間関係などがリアルかつ温かみがあり、こういう暮らしもいいなぁと思わせる。
何もないと思っていた父の本当の素顔が次第に明らかになっていき、それを知って息子も変化をしていく様が心地良く、読後は気持ちが穏やかになった。
疲れてる時に読むと沁みるような作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
父親亡き今、明らかになる父の人生。
主人公もただ切羽詰まった状況から、父親という一人の人間の生きた証に触れていくことで、気持ちの変化もあり感慨深い。サーフィンは無謀やったけど。 -
疎遠だった父が急死した。
息子は南房総の見知らぬ地を訪れる。
不動産会社勤めの真面目一筋で、
何の面白みもないと思っていた父親。
手続きのため滞在するうち、
知らなかった父の姿が次々と明らかになる。
別荘地のぼろぼろの一軒家には、
父の意外な日々の足跡があちこちに残り、
ゆかりの人たちが続々と尋ねてくる。
就職した会社をわずか1ヶ月辞めてしまった息子は、
傷を負い自信をなくしている。
自分のことに精いっぱいで、
父の死へは事務的な対応に終始している。
目先の生活のためにお金を得ることが出来れば、
くらいの気持ちしかない。
それが父の日々を知るうち、徐々に惹かれていく。
海の自然の幸を取って食べ、
そこに暮らす人々の役に立って対価を得る。
生活すること働くことの原点に目覚めていく。
自分の足でよって立ち、自分の手を使って働く。
自然と戯れて遊ぶ。
いい学校を出て、いい会社に入り、
いい給料をもらって、いい生活をする。
古い認識!と笑い飛ばせない。
しっかりその価値観に縛られている。
海が見える家には、
それとはまったく違う価値の日々がある。 -
サーフィンをやる私にはその情景がありありと浮かんできました。
ぶっきらぼうはサーフィンの危険性についてはもうちょっと警鐘を鳴らしてもらいたいものですが(笑)
多少、話の展開が強引な部分もありましたが海を目の前にゴチャゴチャ突っ込むのは野暮ってもんでしょう。
素敵な作品ありがとうございます。 -
ベストセラー作品、続編3冊、海とサーフィンが好きな読者はたまらないねー、こういう生活してみたい作品です。
のこされたのは、丘の上の海が見える家。
苦戦した就活でどうにか潜り込んだ先はブラック企業。働き始めて一ヶ月で辞職した。しかし、再就職のアテもなければ蓄えもない。そんな矢先、疎遠にしていた父親の訃報が飛び込んできた。孤独死したのか。どんな生活を送っていたのか。仕事はしていたのか。友人はいたのか。父について何も知らないことに愕然としながらも、文哉は南房総にある父の終の棲家で、遺品整理を進めていく。はじめての海辺の町での暮らし、東京とは違った時間の流れを生きるうちに、文哉の価値観に変化が訪れる。そして文哉は、積極的に父の足跡をたどりはじめた。「あなたにとって、幸せとは何ですか?」と穏やかに問いかけてくる、著者新境地の感動作! -
挫折してもやり直せると思わせてくれる優しいお話。登場人物がみんないい人で癒されます。
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芳雄の晩年の生き様に触れ、父に対するイメージや自分の中の価値観が変化していく。
芳雄の大切なものが、疎遠にはなってしまった息子、娘だった。パソコンのパスワードにそんなメッセージを残すしかなかったなんて、とても不器用な父親だったのだろう。不器用なだけに読者に父の愛情や伝えられなかった切なさを感じさせたと思うが、当事者としてはやりきれないだろう。
自分に正直な生き方をしようと誓い、新たな地でたくましく、充実した日々を築き上げたことは、読者に人生いつからでも遅くないというメッセージを与えてくれたと思う。
自分の父もとても不器用な人で、自分が家庭をもってからやや距離を置いてる状況だが、なんとなくこの本を父親にプレゼントしてみようと思う。
父のリアクションがあるか分からないが何か感じてくれるのではないかと楽しみだ。 -
仕事を辞め、先行きが見えない状況の中、疎遠になっていた父の訃報が。
急遽、残された父の家の整理をすることになった主人公。
遺物や生前の父と関わりがあった土地の人と関わるうちに、徐々に心境の変化が起きてくる、、といったお話。
思春期、特に男子ともなると父に反発をしてしまうもの。
が、自分も父と同じ歳になり、人生のステージを登っていくと、こんな気持でいたのかなあとしみじみ感じることがあります。
特に生前よりも亡くなってからこそ気づきやすいように思います。
父の背中は偉大、そして自分と同じく葛藤を抱えながらも前に進む一人の人間であった。
海の鮮やかな暮らしぶりを目に浮かべつつ、生き方を考えさせられました。 -
おもしろかった。
主人公の途中からの個性の変化。父親の意外な一面。他の登場人物も共感が持て、読みやすかった。
又、風景の素晴らしさを活字だけで感じ取ることが出来た。
続編があることはわかっていたので、そこに住むんだろうとは思っていたが、読んでいる途中から家を売るなよーって何気に思っている自分がいた。
続編もすぐに読むとしよう。 -
就職したのに早々に会社を辞めてしまった文哉。
その文哉に父が死んだとの報が。
父が暮らしていたという房総の海が見える家で、つまらない人生を送っていると思い込んでいた父の本当の姿が徐々に明らかになっていく。
そしてそれは社会に適合できなかったと思っていた文哉の成長の過程でもあった。
本当の人生とは何かを問いかける、心温まるお話。 -
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導かれたのかも、と、思わずにいられない。
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GW明け、メールで退職届を送った主人公、文哉。営業職は性に合わなかった。そんな時に父が亡くなった。父とは連絡取っておらず不仲。北海道で暮らす姉ね連絡し、千葉の館山へ。変わり果てた父…後片付けをしていくと父の生活、自分の知らない父を見つけ…。社会に出て何がしたいのかわからなくなった時、偶然知らない土地で暮らす事、人との関わり、自分の好み、できる事、食べていく事…迷いながらも進んでいく話。生活を変えてみると色々見えてくる…
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気軽に読める
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読書のモチベーションが下がり三ヶ月以上かけて読破。
自分も海のある町で生まれ育ったため、サーフィンこそやらないが海の持つ魅力のようなものには共感を覚えた。
物語は特に大きな盛り上がりもなく、淡々と日常が過ぎて行く。ただ、その中で主人公や主人公を取り巻く環境が徐々に変わっていく。
そしてその変化がとても心地の良いものであった。
このシリーズは残り三作あるようだが、主人公が今後どのような人生を選択していくのかゆっくり読み進めていきたいと思う。 -
Audible
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突然亡くなった父が住んでいた海の家に訪れた息子が、父の生前の様子ふれる中で、自分が本当にやりたかったことに挑戦しながら再生していく。徐々に明らかになっていく人々の触れ合いがいい。
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社会から解放され、
見知らぬ土地で生きていく
というテーマが良い。
鮮明に場面を想像させるような描き方だが、情報量が多く若干読みにくく感じた。 -
最初は暗い話ばかりで読む気が進まなかったけれど、周りの助けを得ながら自然と共生する主人公に少し「羨ましいな」と感じさせられました。
当たり前のようにスーパーで作られた物を買って、当たり前のように便利な物に頼りすぎる毎日は「人間らしさ」をどこかすり減らしている気がします。毎日の中の不便さを楽しんだり、自然と触れ合う機会を増やすだけでもやってみようかなって思います。
続編も楽しみ! -
とても健全な内容の本。
自分に合った波(人生)に乗ればいい。人と同じじゃなくていい。
シリーズものなので次もあるけど、この1冊でいいかな。
著者プロフィール
はらだみずきの作品
