いちご(2) (講談社青い鳥文庫) [Kindle]

  • 講談社 (1995年5月20日発売)
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  • 信州の生活に慣れ、アトピーがだいぶよくなってきたいちご。光とは離ればなれになってしまうが、学校で花園百合という新しい友達ができた。ところが、東京の小学校で同じクラスだった三田村みどりが「光の国いちご村」にやってきて…。
    東京の小学校で同じクラスだった女の子が、まさか「光の国いちご村」に来るなんて! 両親やいとこの福山先生は優しい人でよかったのですが、娘のみどりちゃんの方はいちごの事をまだ憎んでいて…。いちごはみどりちゃんと仲直りしようとするのですが、光君とみどりちゃんが仲良くしている事にやきもちをやいてしまい…。嫌な事から逃げていたいちごですが、ついにみどりちゃんとぶつかり合い、いちごに言い返されたみどりちゃんは、とうとう負けを認めた事でなんとか仲直りできてよかったです。
    私も一応は仲直りをした事があるのですが、かえって逆に関係が悪化してしまいました。普通は以前よりもっと仲良くなるはずなのに…。「仲直りって、前よりもっといい関係になるはずなのに、そうじゃなかったのね。だったら仲直りなんてしなければよかった!」と後悔しました。誰かを恨んだり憎んだりする時は楽になれるのですが、本来ならば、かえって逆に自分を苦しめる事になってしまいます。ところが、私を裏切った人達は私を恨んだり憎んだりするのが楽しいらしく、全然苦しんでいる様子なんてなかったのです。「そんなに嫌なら勝手にすればいい! 後悔しても知らないから!」と仲直りしたはずの相手を再び裏切り、新たな出会いを求めて生きるしか方法がありませんでした。それが原因で仲直りというものが大嫌いになりました。仲直りなんてしてもムダだという事が、痛いほどよくわかりましたから…。
    私の場合は、誰かと仲良くしても結局は疲れるだけです。それが原因で、誰かと仲良くする気力なんてすっかり失ってしまいました。それならたった一人の方がずっといいと思います。自分を好きになるという事は「ナルシスト(実は「ナルシシスト」が正しいそうです)」と誤解されそうなので、なるべく謙虚でいた方がよさそうな気がしました。
    すっかり話をそらしてしまいましたが、いちごの物語がこの先どうなるのか気になるところです。

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著者プロフィール

 広島県生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者、コピーライター を経て、作家デビュー。講談社X文庫『風を道しるべに……』等で大人気を博した。 その後、児童読み物に重心を移す。主な作品に、『いちご』(全5巻)、『青い天使』(全9巻)、『パセリ伝説』(全12巻)『パセリ伝説外伝 守り石の予言』『ラ・メール星物語(全5巻)』、『魔女の診療所(全8巻)』、『ドジ魔女ヒアリ(全3巻)』、『ポレポレ日記(全5巻)』、『生きているだけでいい!~馬がおしえてくれたこと~』、『夜カフェ(全12巻)』(以上、すべて青い鳥文庫/講談社)、『倉橋惣三物語 上皇さまの教育係』(講談社)、『風の天使』(ポプラ社)などがある。

「2023年 『星カフェ この気持ちが恋だとしたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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