睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか (ブルーバックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • その名の通り、睡眠にまつわる科学的見識をまとめた本。最新の研究を盛り込むことよりも、ほぼ確定していることを紹介することに重点を置いている。なので新しい情報を得るのには向いていないが、ここに書かれた内容はこの先ひっくり返される確率は低いはずだ。

    睡眠はそれこそ誰もが生まれた時から行っている活動であるのに、現代でさえ不明な点が多いのに驚く。なぜ寝る必要があるのかさえ、明確ではないのだから。それでも一つはっきり言えるのは、睡眠は必須であるということ。睡眠は無くすことができないし、無理に減らせばしっぺ返しをくらう。このことだけは確実なのだ。

    とはいえこの手の本を読むことが俺にとってどれほどの意味があるのかとつい考えてしまう。これまでに読んだ本にも睡眠の大切さは書かれていた。両腕に活動量計を装着し、睡眠を計測し始めて3年になる。それでも俺の睡眠時間は不足しているのがデフォだ。俺に必要なのは知識ではなく、習慣を変えることだ。

  •  昨日は、筑波大学の「国際統合睡眠医科学研究機構(I I IS)」に赴き、副機構長である櫻井武教授を取材。
     「I I IS」(「トリプルアイエス」と発音すると関係者ぽくてカッコイイw)は、日本が誇る世界トップレベルの睡眠研究拠点である。 

     「つくばエクスプレス」が開業してから、つくばには行きやすくなった。東京の西の端・立川から行っても、つくばまで2時間かからないのだ。

     櫻井教授の著書『睡眠の科学 改訂新版』(講談社ブルーバックス)、『〈眠り〉をめぐるミステリー』(NHK出版新書)、『最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!』(山と渓谷社)の3冊を読んで、取材に臨む。

     3冊とも、最前線の睡眠科学をふまえた一般書だが、それぞれ角度が異なる。
     『睡眠の科学』は、睡眠科学の概説書。『〈眠り〉をめぐるミステリー』は、「読み物」色が濃い科学ノンフィクション。『必ず眠れるとっておきの秘訣!』は、よく眠るための実用書である。

     うち1冊だけ読むなら『睡眠の科学』であろうが、『必ず眠れるとっておきの秘訣!』も、たんなる実用書ではなく、科学ノンフィクションとしても楽しめる。

     3冊とも、睡眠についての誤った常識が覆され、目からウロコが落ちまくる。
     一例を挙げよう。「満腹になると眠くなるのは、消化のために胃腸に血液が集まって脳に行かなくなるから」という、一見もっともらしい〝常識〟が、次のように否定されている。

    〝脳は全身でもっとも血液が必要な臓器であり、脳への血流はつねに、できるかぎり確保されるように調節されている。たとえば大出血があった場合も、消化管や筋肉、皮膚などの血流を少なくして脳に集める機能がある。ましてや消化のために脳の血流を犠牲にすることなどありえないのだ。〟

  • 人生の30%も寝ているのに、あまり睡眠について知識的に理解していなかったです。この本を読めば睡眠についての知識を得ることができます。ハウツー本ではなく睡眠のメカニズム等を説明しています。サラッとは読めないですが丁寧に説明しているので、読み通す事ができます。最適な睡眠時間は眠たくなくなるまで寝るというのが、私の中では一番参考になりました。

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著者プロフィール

1964年東京生まれ。筑波大学大学院医学研究科修了。医師、医学博士。日本学術振興会特別研究員、筑波大学基礎医学系講師、テキサス大学ハワード・ヒューズ医学研究所研究員、筑波大学大学院准教授、金沢大学医薬保健研究域教授を経て、筑波大学医学医療系および国際統合睡眠医科学研究機構教授。1998年、覚醒を制御する神経ペプチド「オレキシン」を発見。平成十二年度つくば奨励賞、第14回安藤百福賞大賞、第65回中日文化賞、平成二十五年度文部科学大臣表彰科学技術賞、第2回塩野賞受賞。

「2018年 『「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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