美しい星 通常版 [DVD]

監督 : 吉田大八 
出演 : リリー・フランキー  亀梨和也  橋本愛  中嶋朋子  佐々木蔵之介  羽場裕一  春田純一  友利恵 
  • ギャガ
3.07
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4589921405744

感想・レビュー・書評

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  • 三島由紀夫の原作を『桐島、部活やめたってよ』の監督が大胆に脚色して映画化。原作未読の状態でDVDを鑑賞しましたがよく分かりませんでした。投げられたボールを受け止められなかったようで無念。原作読んでも...私分かるかなあ?

    リリーさん他キャストの熱演は素晴らしかったです。
    橋本愛ちゃんはこの映画でも美しかった!

  • 三島にはまった20年前には読まなかった。
    魚豊「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」とか、
    大森時生らの「TXQ FICTION」、たとえば「UFO山」とか「魔法少女山田」とか、
    陰謀論への遠近法をちょっとだけ持ったので、面白く見ることができたのかも。
    監督の吉田大八は、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」、「クヒオ大佐」、(「パーマネント野ばら」は未見)「桐島、部活やめるってよ」、「紙の月」に続いての鑑賞だが、とびぬけて変な一品。
    もはやカルト映画。
    といっても難解ということではない。
    もともと生きづらい人が、臨界点で現実逃避をする、寓話。
    家族なのに別々の星人に目覚めるあたりが、面白い。
    つまり向く方向がバラバラ。
    なのに星人という点で連合という概念もあって。
    三島が言うにはトラジ・コミックらしいし、この映画もコメディではあるのだが、どういう気持ちになれっちゅうねんという感じ……確か「クヒオ大佐」でも思った。
    ひとつには音楽の使い方が、ドラッギーなんだかリリカルなんだかで、感情の水路づけの方向がよくわからないが、とにかく変な気持ちになる。
    で、上にバラバラと書いたが、でも入院したら見舞ってくれるって……しかも、病床の父娘の対話(真実を知りたいですか)がまたよくって、……もう家族4人皆を好きになっていたのだ。
    欺瞞的な家族だが、まだ可愛らしい。
    だから四人で病院を抜けて、深夜の車が抒情的で、ちょっと涙腺に。
    その後の超展開もまた、なかなかすごかった。

  • 2017年 日本 127分
    監督:吉田大八
    原作:三島由紀夫『美しい星』
    出演:リリー・フランキー/亀梨和也/橋本愛/中嶋朋子/佐々木蔵之介/若葉竜也
    http://gaga.ne.jp/hoshi/

    目黒シネマで吉田大八監督作品二本立て。3回目の『羊の木』と、映画館で見損ねていたこちらを鑑賞。

    お天気キャスターの大杉重一郎(リリー・フランキー)は、職場の後輩と不倫ホテル帰りの車で突然まばゆい光に包まれ意識を失う。翌日、見知らぬ場所で目を覚ました重一郎は、不思議な体験について考察するうちに、自分が火星人であると思うようになる。重一郎の息子でフリーターの一雄(亀梨和也)は、ナンパした受付嬢を誘って出かけたプラネタリウムで水星が間近に迫る不思議な体験をし、娘の暁子(橋本愛)は金星人だというストリートミュージシャンと出逢って自らも金星人であることに目覚め・・・。

    三島の原作は随分昔に読んで、その後だいぶたってから再読したけれど、数多い三島作品の中でもかなりの異色作。SFとも言えるけれど、SFとして読むにはあまりにシニカルな側面もあり、筒井康隆が書けばコメディになるかもしれないし、半村良が書けばシリアスな伝奇SFになったかもしれない。要は、自分は火星人だ!と言い始めた男を、信じるか、信じないか。嘲笑うか、受け止めるか。彼らが本物の宇宙人だと思うか、妄想に取りつかれた狂人だと思うか、で解釈が分かれる。

    吉田大八監督は、設定を現代風に置き換えてあるにも関わらず、絶妙の匙加減で、原作の持つ解釈の曖昧さ、大真面目と滑稽さが同居する作品のテイストを踏襲していて、その点は文句なしに素晴らしかった!細部のエピソードは全く違うにも関わらず、原作通り!と思わせる仕上がりになっていたと思う。

    主人公の設定をお天気キャスターにしたのは上手かったですね。原作が書かれたのは昭和30年代、当時の社会問題だったのは米ソの冷戦、水爆。しかし舞台を現代に設定することでそれを地球温暖化、環境破壊の問題に置き換え、火星人・重一郎はお天気キャスター(気象予報士)という職業を活かして問題意識を持つよう地球人に訴えかける。一雄は自転車便メッセンジャーで稼ぐフリーター、暁子が竹宮と出逢うのは文通ではなくストリート、そして金沢のライブハウス、というあたり現代的な置き換え。

    一番大きな改変は、原作では木星人として目覚める母・伊余子が、映画では最後まで地球人を貫いたところだけれど、家族全員異星人という原作設定よりも個人的には良いと思った。たとえば大真面目に「自分は処女懐胎した、金星人の子供を産む」という娘・暁子を異星人である父と兄は言葉通り受け入れるが、俗物的地球人である母は娘を病院に連れてゆき「誰の子なの、相手は知ってるの、そういうのはちゃんとしなきゃだめ、まだ大学生のくせに、学校はどうするの」と現実的な言葉を浴びせかける。たいへん俗っぽいけれど、誰かがこの「正しいツッコミ」を入れなければ、観客のほうがきっとモヤモヤする。奇人変人映画を成立させるためには常識人も必要。

    とはいえこの母も変な「美しい水」の販売に夢中になったりしているのだけれど、その理由を終盤ぽろっとこぼすところで、あ、やっぱり普通の人だった、と妙な安心感があった。突拍子もない宇宙人妄想に取りつかれた家族(と彼女は認識している)を、結局は受け入れ、むしろそのおかげで、それまでバラバラだった家族が結束したことをちょっと嬉しく思う、母の包容力に最終的には収束されたわけで。

    あとは、一雄と同じく水星人の政治家秘書役・佐々木蔵之介の存在による説得力が凄かった。佐々木蔵之介の重厚な芝居があって初めて、大杉ファミリーの宇宙人話が妄想ではなく真実かも、と思わされる。変なポーズを堂々とやるリリー・フランキーの、シリアスとコミカルの絶妙のバランス感覚も素晴らしい。

    橋本愛ちゃんも美しかったなあ。孤高の金星人美少女、ミステリアスではまり役。亀梨くんの演技だけは、正直ちょっと評価に困った。上手い下手ではなく、浮いている?印象。ちょっとチャラすぎるというか、彼が画面にいるだけで場の空気がどことなく軽薄で嘘くさくなってしまうのが気になった。映画ではなくテレビドラマの芝居を彼だけがしていたのかもしれない。

    ラストシーンは、原作よりも明確な答え(監督の解釈)が出されていたけれど、あのような特殊な状況になって初めて家族への愛情に目覚めるという部分は原作通りだと私は思った。そして火星人だと正式認定されて逆に重一郎は地球人としての家族愛に目覚めるも、気付いたときにはもう遅いという一抹の皮肉。原作同様評価は分かれそうだけど、個人的には原作と同じくらいこの映画は好きだ!

  • 原作未読ですが、気になってた作品。

    最初は、ちょっと家族仲が冷めちゃってる家族のお話なのかと思ったけど、徐々に毛色が変わってきて、、、それでも…実際に彼らが火星人だとか金星人だとか水星人だとかはあまり関係なくって、別の星の人視点で改めて「地球」について「家族」について訴えている感じ。
    小難しいけれどまとめちゃえば、地球と家族のお話?

    なかなか訴え方の癖がすごいお話でした。

    娘(橋本愛)が金星人は目醒めた辺りから流れる劇中曲は印象的。SFチックというかなんか凄かった。


  • 三島由紀夫は大嫌いだけれど、監督吉田大八と主演リリー・フランキーが勝って、観た。
    どこまで原作に忠実かは、原作を読んでいないし読みたくないのでわからないけれど、やはり三島臭がぷんぷんにおってきた。やはり、「ブンガク大なりSF」といった感じがしてストーリーもいまいち不発だった。
    果たして、監督と主演は、三島に勝ったのか、負けたのか。。。

  • 三島由紀夫原作、SFということで全然想像つかない。
    監督が信頼の吉田大八監督ということで見てみた。

    荒唐無稽な悲喜劇だが、ひっそりとたたずむ人間の狂気をはぎ取って見せられた感じ。非現実的な出来事、設定を丁寧に日常と地続きにしてある世界感が面白い。

    見終わると不器用で、健気な生きる姿が愛おしく感じる映画。
    さすが吉田大八監督。

  • 実家で観ました。原作を先に読んでたのでそれを踏まえて観ました。佐々木蔵之介さんの演技が人離れ?してて本当に地球人じゃないみたいな雰囲気をうまく演じられてたなぁ。最後の家族が一致団結するシーンは原作も映画も好きなシーン。

  • レンタルで観ました。面白かったです。
    リリー・フランキーさんの天気予報、なんて胡散臭くて面白いんだ…と思っていましたが、火星人という意識を持ってからも面白かったです。ポーズを真面目にしてるとこがかわいい。
    橋本愛さんも、真顔でUFO呼んでるところが面白かったです。
    そして、佐々木蔵之介さんがとても素敵でした。でも、役どころは最後まで、なんなのかわからなかったですが…
    結局、リリーさんだけが地球の未来を憂いて、必死になっていたのかなぁ。なかなか、目先のことに必死になって、先の未来は考えない、そんな生き方を思いました。
    ラスト、自分の星に戻るのか…と思いましたが、好きです。好きな映画でした。

    返却しに行って、三島由紀夫さんの原作を買いました。読むのが楽しみです。

  • 三島由紀夫が原作らしいのですが、内容は現代にアレンジされています。好き嫌いの評価が分かれる映画だと感じますが、私はかなり好きです。
    三島由紀夫を変に意識せず、結構あほらしい世界観で物語を作り始めたのはちょっとすごいと思いました。
    でも、そのあほらしい世界が段々と観ている我々に訴えてくるから不思議。w
    水星人、金星人、地球人、火星人が家族。家族とは?人間だけ?地球全体が家族?であれば、太陽系まで含めても成り立つ?家族愛とは?どの範囲まで考え・及ぶもの?
    個々だけの登場人物を見るとみんなポンコツです。オカシイです。でも、そういう多様性を持ち、お互いを考えるのが家族では?という問いはなかなか面白いですね。(三島由紀夫の原作がそういうものなのでしょう)
    そういう意味では、個人的にラストはちょっと寂しいものでしたが、原作を超えて現代で物語を作るなら、それもアリかなと。

  • 三島由紀夫がSFを書いていたとは。このぶっ飛んだSF映画の文学性や批評性を分析するのなかなかしんどい作業です。環境破壊と世代間対立の問題が議論されたりもしますが、そこはやや鬱陶しい。

    単に面白いかどうかで評価するなら、案外シュールで面白い。父(リリー・フランキー)、兄(亀梨和也)、妹(橋本愛)、自分が宇宙人であることを確信した彼らが奇怪な行動をとり、周囲を唖然とさせる。

    いや、見てる自分も唖然だし。

    BS松竹東急「よる8銀座シネマ」にて。

  • 2024/03/20

  • 三島由紀夫『美しい星』原作を現代版にアレンジ。
    主人に薦められて観賞したけれど、私にはあまり良さが分からなかった。
    リリー・フランキーの演技が上手なのは間違いないのだけど、どこか浮き過ぎてる感も否めなく。
    最後の最後で地球の美しさと家族愛に目覚めるのだけど、もう遅かった。

  • 別途

  • SF感はある。結局、家族に戻っていく。死ぬ前は本音で生きたい。

  • 平沢進氏の金星が使用されているということで、原作未読のまま視聴。

    一家が異星人の魂に覚醒していき、最終的に父親(火星人)だけ円盤に導かれ魂のふるさとへ帰還する(?)。

    紆余曲折(特に詐欺的なもの)あったもののこれで振り出しに戻った家族はこの先どう過ごすのか。また、なんとかスイッチはパチモンだったものの、新党結成など表面下で水星人の思惑が実行されていくのが気になった。

  • SFではなくシュールな家族ドラマだと思いたいのだが、蔵之介さんが水星人だと言い張ったりしてカオスと化す。

  • なぜあの家族だけが、いきなり火星人とかに目覚めたのか。
    その後、最後までいまいちノリについていけない。

    普通なら、いきなり近くにいる人に、宇宙人と告白されても困惑する。

    宇宙から見える地球が、いつまでも美しい星でありますように。

  • 恥ずかしながら原作未読どころか三島作品自体を1冊も読んだことがない。
    この小説を知ったのは畑野智美の小説でなのです。
    つい最近です。
    そもそも三島由紀夫が誰なのかもほぼ知らなかったのです。
    そんなアタクシがこの映画を見た感想。
    えーと・・・
    まったくわからん。
    面白いのかつまらないのかもわからん。
    難解。
    ものすごく難解である。
    一体コレは何を伝えようとしているのか?
    さっぱりわからん。
    本当に宇宙人なのか?
    イかれてしまった地球人なのか?
    現実なのか夢なのか?
    シリアスなのかコメディなのか?
    わからん。

  • ある日突然火星人に覚醒した主人公。地球の危機をテレビを通して訴えます。だけど、誰も相手にしません。水星人に覚醒した息子は他の水星人と政治家を通して活動。金星人の娘は間違った美しさに憤りを感じ、地球人の妻は人類の未来より家族の事を考えて…。
    それぞれ使命は違うから、それぞれ好き勝手にやってます。地球人同士分かり合えないのに、火星人も水星人も分かり合えないよね。
    音楽がガツーン!とカッコイイ。「金星」もオリジナル同様いい曲で、口ずさみたくなります。
    美しい星。地球人の使命は何でしょう?

  • 楽しいけど怖い。




    内容がなさそうでかなり深い。



    考え出すとキリがなくなる映画。



    はたしてこの地球は太陽系の中でどんな存在なんだろうと。



    リリーフランキーの演技にまた引き付けられます。

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