私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む [Kindle]

制作 : 駒崎弘樹 
  • 英治出版 (2017年9月6日発売)
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みんなの感想まとめ

社会的に不利な状況にある子どもたちを支援するための考え方が示されています。特に、非認知能力の重要性が強調されており、これは環境によって培われるものであるため、親子関係の改善が鍵となります。愛着形成を目...

感想・レビュー・書評

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  • 平成28年国民生活基礎調査によると、日本の子どもの貧困率は14%。7人に一人の子どもが貧困ライン以下の生活をしていることになります。既に子どもの貧困率が日本の4倍近い50%という状況にあるアメリカでは、様々な取組がされています。そのアメリカの意識調査のデータでは、「自力で生きていけないようなとても貧しい人たちの面倒をみるのは、国や政府の責任である。」に対して「そう思わない」と答えた人は28%。中国9%、イギリス8%、ドイツ7%と比べると高い印象がありますが、なんと日本では38%と群を抜いて高かったそうです。
    ノーベル経済学賞受賞のヘックマンの研究した「ペリープロジェクト」によると、就学前に良質な保育・教育を受けた子どもは、成人後に高校卒業率が高く、犯罪率が低く、生活保護率が低く、年収が高いということです。つまり、非認知能力(ひとつのことに粘り強く取り組む力や、内発的に物事に取り組もうとする意欲など)に焦点を当てた早期教育の、子ども一人当たりの投資対効果(納税額の増加や犯罪コストの低下)は13倍というデータもあるそうです。
    ブッシュ政権下では「落ちこぼれゼロ」法、オバマ政権下では「トップへの競争」政策が施行されたにも関わらず、中学2年生相当の読解力と数学のテストの低所得層と富裕層の差はここ20年全く縮んでおらず、高校3年生の大学進学適性検査における格差においては30年広がり続けているそうです。
    こうした状況を打開するには非認知能力(やりぬく力、レジリエンス、好奇心、自制心、楽観的なものの見方、誠実さ)が鍵となっていると考えられています。それらを身につけるためには、まず土台となる実行機能、つまり自己認識能力や人間関係をつくる能力などが発達していないと身につけるのが難しく、また、そもそも非認知能力は子どもを取り巻く環境の産物であり、まずは子どもではなく環境に働きかけるべきだと説いています。その環境をつくりだすためには、「自律性」「有能感」「関係債」が重要で、学校では自分たちの成功を信じてくれる大人、思いやりと敬意をこめて関心を向けてくれる大人から正しいメッセージを受け取り、帰属意識をもつことが重要です。失敗が自分の能力への最後の審判だと思えばその生徒は諦めてしまいますが、失敗が一時的なつまずきに過ぎず、学んだり改善したりするための貴重なチャンスであると理解すれば、それは推進力になります。特に「学業のための粘り強さ」を身につけるためには「学業のためのマインドセット」が重要で、「私はこの学校に所属している」「私の能力は努力によって伸びる」「私はこれを成功させることができる」「この勉強は私にとって価値がある」という信念が鍵になります。教育者はこれらを「人間関係」と「学習指導」を駆使して環境を強化すべきです。教師は「ポジティブな環境に満ちた雰囲気」をつくり「自律性を求める生徒の気持ちを敏感に感じ取る姿」を示す必要があり、教師はそうした訓練を受けるべきだと説いています。
    家庭においては、子どもが動揺しているときに、親が厳しい反応を示したり、予測のつかない行動を取ったりすると、のちのち子どもは強い感情をうまく処理することや、緊張度の高い状況に効果的に対応することができなくなるという研究結果もあるそうです。子ども時代の逆境を多く経験していると、子どもたちは挫折したときに自分を責め、他人の行動を敵意や偏見の表れとみなし、自分に何かよいことが起こってもどうせ長続きしないだろうと思うようになってしまいます。また、がん・心臓病・肝臓病・喫煙者になる確率は2倍、肺気腫や慢性気管支炎になる確率は4倍、アルコール依存症になる確率は7倍になったり、鬱や不安に悩まされたり、自殺や自己破産的な行為に及ぶ可能性も高いそうです。子どもたちが幼少期の挫折から回復するには正しい支援が不可欠です。そのために探求学習のELの教育やディーパーラーニングが、特に低所得者層の生徒に対して大きな効果をあげているそうです。
    他にも、「慢性的な低刺激」と呼ばれる親が積極的に関心を寄せない程度のネグレクトでも、脳の発達に深刻な悪影響を及ぼし、社会生活を困難にすることも多いそうです。6歳未満、もっと言えば3歳未満の時期こそが、子どもの発達を促す絶好のチャンスだそうです。その期間に家庭訪問で「もっと子どもと遊ぶように」親を指導したところ、栄養を補助したグループの児童より、大人になった時の年収が25%も高かったそうです。指導内容は、子育てのヒントだけでなく、共感や励ましを通して安心感を持たせることが重要だったそうです。
    子どもたちのために、政策を変え、行動を変え、考え方を変えて、子ども、家族、コミュニティ、ひいては国全体の莫大な変化を促すべきなのです。

    非認知能力に関心があった時に図書館で目にして借りてみました。TEDで見たことのあるペンシルベニア大のアンジェラ・ダックワースや、直前に知ったロン・バーガーが登場して、様々な実践や研究を連動させながら興味深く読むことができました。

  • 貧困家庭に育った子供が、将来貧困から抜け出すのはかなり難しい。貧困は世代を超えて連鎖するものである。本書は、貧困家庭に育った子供と裕福な家庭に育った子供では何が違うのか、裕福な子供にはあって貧困の子供にはないものとは何なのか、ということについて書かれてある。
    その差とは、昨今教育界で話題になっている「非認知能力」である。「非認知能力」とは、粘り強さや誠実さ、自制心、楽観主義などのいわば心の知能指数のことである。非認知能力が貧困家庭に育った子供には著しく欠如しており、現在の学校教育ではなかなか伸ばすことは難しい。それは、非認知能力が比較的幼少期の家庭環境の影響を大きく受けるからである。また、学校教育において非認知能力を伸ばす最善の方法については結論が出ていないからである。まだまだそのメカニズムや対策については手探りという状況なのである。
    本書前半では、貧困家庭に育つ子供の過酷な環境が、いかに子供の脳に悪影響を与えるかということについて述べられている。後半は、アメリカの学校で実際に行われている様々な実験的プログラムとその効果について書かれてある。子供を持つ親であれば、本書前半部分だけでも読む価値はある。想像以上に、子供の脳が受ける影響というものは大きく、将来にわたってその影響は続くということが分かる。さらに、たとえ身体的虐待をしていなくとも、子供にとっての悪影響は心だけではなく体までも影響が及ぶことにも驚きである。後半部分は、アメリカの学校での様々な教育的アプローチについて書かれているので、教育関係者や子供の高等教育について関心のある人向けという感じである。アメリカの学校教育でのことについて書かれており、日本の学校教育とは異なる点もあるが、知っていて損はないだろう。

    原文が日本語ではないため、文章にはいささか読みにくさがある。また、著者は心理学者ではなくジャーナリストなので、科学的な知見をよく知りたいという人には物足りなさを感じさせるだろう。幼少期の高ストレスは、前頭前皮質の発達を阻害するという記述はあるが、脳科学的説明はわずかである。前頭前皮質の発達と幼児教育について詳しく知りたい方には、脳科学者澤口俊之氏の『幼児教育と脳』をおすすめする。

  • 【奥田】
    アメリカでの貧困層を中心とした内容ですが、子どもをサポートする際の考え方のヒントをもらえました。

  • 社会的に恵まれてない子供が貧困から抜け出すのはなかなか難しいが、不可能ではない。そのために必要なことは非認知能力を高めることであり、それは環境の産物である。親子関係をターゲットに愛着形成を目指そう。

    ーーーーーーーーーーーーーーー
    (各章毎のショートサマリー)
    1:社会的に不利な層を救いたいが現状は不十分
    2:様々な事例からアイディアを抽出する
    3:非認知能力は教えられない。環境の産物である
    4:慢性ストレスは良くない
    5:親の影響は甚大だ
    6:ACEは心身に悪影響
    7:一過性のネグレクト(一時的に子供から関心をそむける)は悪くないが、それが慢性化するのは良くない
    8:3つ子の魂100までだが、そこへの資金援助は乏しい。どのような介入が良いか見ていこう
    9:親子関係をターゲットに愛着形成を目指そう
    親の心理面感情面の支援を
    10:親の良い面を見つけ、伸ばすことが大事
    11:3歳までの家庭環境が不十分なら家庭以外での介入もあり
    12:愛着形成などの土台があって初めて集中などができ、その上で学習ができる
    13:停学処分などの罰則は、規律を守らせるのに有用ではない
    14:飴と鞭政策はほとんど効果がない
    15:内発的動機づけが必要で、そのためには「自律性」「有能感」「関係性」が必要 SOCと似てる
    16:非認知能力の評価方法は難しいが、出席日数や留年回数などで見てもいいかも?
    17:失敗したときにあきらめずに取り組めるか、は学校環境の要素が大きい
    18:批判の時に、ポジティブな要素を入れる。白人にはさほど効果がなかったが、アフリカ系アメリカ人には効果が絶大だった。
    19:生徒へポジティブな反応を入れる方法を教わった教師の生徒は、学習効果が伸びた。
    20 思い切ってやってみることを継続的に強いる 自律性を大事に
    21 応用的問題を与えよう
    22 基礎的なことが教われてないこでも.応用的な課題がゆうこうだ
    23 考え方を変え、政策を変えることで解決していこう

  • アメリカの教育現場での研究ですが、日本ではこう言った教育に関する研究は行われているのでしょうか。
    今も、親の時代と同じような教育方法を続けているなら恐怖しかない。親として注意を払う必要があると思う。

    モチベーションを上げるには。
    ①自律性 自分で選んで、自分の意思でやっているのだという実感を最大限に持たせ、管理、強制されていると感じさせないとき
    ②有能感 やり遂げることはできるが簡単すぎるわけではないタスク
    ③関係性 教師に好感を持たれ、価値を認められ、尊重されていると感じるとき

  • 非認知能力とは何か、そしてそれを伸ばすにはどうすれば良いのか、そのヒントを得たように思う。『子どもへのまなざし』(佐々木正美著) に書かれている内容を科学的に証明した感じがした。難しく書いてあるけれど、やることは結局、愛情をたっぷり注ぐということ。それならやれそうで、少し安心した。
    ドリルで反復練習だけをひたすらやり続けるのは、決まった作業をする工場労働者を養成する教育というのは、その通りだなと思った。作業は機械がこなす時代、これから求められる人材はそうではない。

    *以下、学びメモ
    ◆非認知能力(ポジティブさ、誠実さ、好奇心、やり抜く力、自制心、打たれ強さ(レジリエンス))を伸ばすには、子ども自身ではなく「環境(=人間関係)」が大事。スキルのように教えて習得するものではない。
    環境の中でも子どもの発達に最も影響が大きいのが、ストレス。そして、ストレスを受けているときの親の反応。落ち着きを取り戻すよう手助けをしていると、子ども自身にストレス処理能力が育つ。
    安心感と自信「心の安全基地」を育むには、子どもと遊び、話し、笑い、ふれあうこと。親との強い結びつき・愛着を形成すること。
    それだけで幼稚園では注意深く集中でき、小中では好奇心とレジリエンスを示し、高校は中退せず卒業する。
    そのために必要なのは、親の睡眠や癒し、時間や心の余裕。

    ◆粘り強さを育てるポイントは、モチベーションの上げ方。褒美や懲罰では逆効果。
    1.自律性(自分で選び自分の意志でやっている実感)
    2.有能感(現在の能力より少し難易度の高い課題。私の能力は努力によって伸びる。私はこれを成功させられる)
    3.関係性(好感を持たれ・価値を認められ・尊重される。帰属意識)
    を実感できる環境作りが大切。

    ◆社会人に必要な能力。たとえば、
    ・チームで仕事をする能力、
    ・人前でアイデアを提示する能力、
    ・効果的な文章を書く能力、
    ・深い分析思考をする能力、
    ・すでに持つ情報や技術を見知らぬ新しい問題や状況に応用できる能力

    →これらを伸ばすには練習する機会として以下のような教育が必要
    ・探求型の指導…生徒に議論をさせること
    ・プロジェクト型の学習…何週間、何ヶ月もかかる複雑な課題に取り組むこも
    ・実績重視の評価…期末試験の得点ではなく、一年かけて築いた実績、プレゼンテーション、文章、芸術作品などで評価すること

  • 貧困家庭への教育アプローチについて様々な事例を紹介したもの。前作の「成功する子 失敗する子」と同じで、筆者がジャーナリストのせいか、話が体系づけられておらず、ただただ事例を雑多に紹介して終わる。
    結局、私たちはどう子供達に関わっていけばいいのか、その方法論については具体的に述べられることなく、最後の2ページに申し訳程度にふわっとしたまとめをしただけ。
    非認知能力と貧困格差という主題が良いだけに、とても残念な内容。

  • 「非認知スキル」--粘り強さ、自制心、楽観主義などーーが、低所得層の子供たちのせいかを改善するために重要になるというのが前提にある。これは、著者の前著作「成功する子 失敗する子」に書かれているそうだ。非認知スキルについては近年の著書でよく見るものであるため、違和感なし。この非認知スキルを低所得者層にどう促進していくか、について、アプローチをするため、事例をあげて研究を行うのがこの本とのことである。

    ということで、事例分析が詳細に記載されていて、面白い。
    一方で、じゃあ具体的にどうすればいいのか??という点はやはり曖昧になっている気がする。①政策を変える、②行動を変える、③考え方を変える…うん、やはり曖昧な気がしてしまう。おそらく、自分で事例を読んで、考えていくしかないということなのだと思う。それにしては私にはやや難解だったかも…。

    非常にマクロな視点(特にアメリカの貧困の焦点が当てられているので余計に)で書かれている本ではあるので、それが難解に感じた理由だと思う。一方で、個人の育児という点において考えながら読むのもまた勉強にはなると思う。

    非認知能力は子どもをとりまく環境の産物である、と考えられている。この環境というのは物理的なものではなく、親や家族などの人間関係である。そしてここででてくるのがアタッチメント(=愛着)である。
    これも他の育児本でいわれていることであり、共通。政策として取り組んで、その結果が出ている地域があることからも、やはり重要なのだと再認識した。

    そのほか、インセンティブに関する考察も面白かった。金銭的なインセンティブの効果は統計的にゼロ。これについて、「内発的動機付け」(その行動によってもたらされる内面的な楽しみや意義を同期として決断をくだす)によって動機付けがなされると推察され、「有能感」「自律性」「関係性」の3つがみたされるときに内発的動機付けを維持できると考えられた。非認知能力がモチベーションと強く結びついているのは明らかであるとのことで、その動機付けとしてこの3つはポイントになる。それに呼応するものとして紹介されたのが、次のマインドセットである。
    ①私はこの学校に所属いしてる。②私の能力は努力によって伸びる。③私はこれを成功させることができる。④この勉強は私にとって価値がある。
    さらに煮詰めると、「人間関係」と「学習指導」とのこと。ここまでいくと政策やマクロ的視点になる気がするが、前述の4つのマインドセットは、個々の家庭に置き換えると、家庭でのアタッチメント、学校をどう選ぶか、という点が関係してくるように思う。

    話は教育政策になるが、日本の小学生は、基礎的なものの反復練習だけでなく、考える時間を与えられているらしい。衝撃的だった。海外の方がディスカッションをしているイメージだ。アメリカの貧困層との比較だとそうなるのか…そして、その深く考える行動というのがやはり非認知スキルに重要な影響をあたえいている。教育環境の重要性を感じざるを得ない…だから多くの人が、私立中学校に行くのか…??

    だらだらと思ったことを書いたが、ひとつはアタッチメント=愛着。
    もうひとつは、非認知スキルは環境によるもの。そのベースが愛着であって、そのほかにもファクターはあるものの、家庭でできるのは、アタッチメントで、環境を整えてあげることだと思った。

  • 好奇心、粘り強さ、学習意欲といった非認知能力を伸ばすことが、知識の詰め込みなどより大切である。貧困層の生徒が学習を通して、社会で生き抜いていくだけの力をつけていくにはどうすればいいかという本。
    非認知能力を伸ばすことは難しいが、伸びるための環境を作ることはできる。そしてそれは、0歳からの極々幼少期からなされるべきである。

    もちろん、大学生にだって通用するだろう。日々の実践にどう取り入れようか。取り入れたい。

  • 成功する子失敗する子の答えの本として読んだ。
    結論を言えば、答えはない、と。
    現時点では分かっていないということらしい。
    内容は成功する子失敗する子以上に新しいことはなかった。
    2回読んだが、読み飛ばしたわけではなく、非認知能力を伸ばすと証明された方法はないらしい。

  • 米国の幼児期教育のベースアップ(特に対貧困家庭)がテーマ。調査ベースの本で個人的に苦手なタイプだったが、エビデンス重視派にはむしろ好まれると思う。
    それはそうだろうなと直感する内容も多かったが、驚いた報告も幾つか。
    私も実践したいと思ったのは、我が子が動揺している場面(泣く・怒るなど)では感情のフォローに徹すること、課題が多いと感じている相手にはかえって良い所のみ言及するのがいいこと。教育の本は教育以外にも応用可能な所が好きだ。

  • やり抜く力、好奇心、自制心、誠実さなどは、子供が学んでいく上で全ての基盤であり、社会生活を送っていくために重要な能力であり、これらを非認知能力という。
    非認知能力は数学のように教えられるものではない。
    子供を取り巻く環境の産物である。
    大人との温かいやりとりが成立する環境が重要。
    もっと子供との遊んであげる必要がある。

  • 4.1 5つ星のうち4.1 870個の評価

  • 長いレビュー論文。まとまりがなく読んでいて辛い。飽きる。

  • 成績と金銭的なインセンティブの効果は、統計的にない。非認知能力は取りまく環境による。
    これらが本当であれば、日本の政策の貧困スパイラルとはなんだろう?

  • 日本社会が他人に対して冷たい国へと変化してきている...冒頭からかなりショッキングな数字を示される。何事も「自己責任」と捉えられがちな社会へ向かっている原因はどこにあるのか、対処法はどこにあるのか、日本が冷たい国へ突き進まないためのヒントが多く隠されていたと思う。

  • 教科の出来不出来とは別の、指標では測りづらい非認知能力。その在りようを「しなやかな心」と表現するのは、ことばとして良いなと思った。非認知能力の獲得には、教育のコンテンツというよりかは、環境(場づくり)の方が大事。それを土台から順々に積み上げていく考え方として「学習のための積み木」がある。

    表題の問いについて答えるなら、アタッチメントと深い受容性かな。ひとことなら「信じ合おう」かも。

  • アメリカでの非認知機能の向上への取り組みについて記載した本。

  • 作者はジャーナリストらしいが色々な事例や研究のサーベイを行なっていて読むに値する本だった。一方で、そのまとめた内容からどういう理論や仮設が生まれるのか、という点に対しては脆弱であり、その点においては有用性に少し欠けるように思えたので、星一つ減点とした。

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著者プロフィール

著述家。貧困と教育の関係に関わる著作多数。邦訳書に『成功する子 失敗する子』(2013)『私たちは子どもに何ができるのか』(2017、共に英治出版)『ハーレム・チルドレンズ・ゾーンの挑戦』(2020、みすず書房)がある。『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』『ハーパーズ・マガジン』のエディターのかたわら、『ニューヨーカー』『アトランティック』『エスクァイア』などに寄稿。

「2020年 『ハーレム・チルドレンズ・ゾーンの挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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