新版 ジャパンアズナンバーワン

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  • CCCメディアハウス (2017年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (340ページ)

みんなの感想まとめ

日本の過去の経済成長とその背景を深く掘り下げた内容が魅力的で、特にアメリカとの比較を通じて日本の特性や制度のメリット・デメリットが浮き彫りにされています。年功序列や終身雇用といった日本独自の制度が、か...

感想・レビュー・書評

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  • 日本が1番と言うよりは日本に追い上げられたアメリカに対する警鐘の本。今では負の遺産にも近い扱いを受けている年功序列、終身雇用と言った日本固有の制度が当時大きく日本経済を促進させた事が分かる。

    単に日本人ってこうだよねと言う本を読むと、何となく腑に落ちないが、常にアメリカ人との比較があるため、そのメリデメがはっきり書かれているのが良い。

    以下はメモ
    個人ではなく組織として行動する。
    根回しをして物事を進め、角が立たないような振る舞いをする。
    フェア、シェアの概念があり、勝ち負けだけでなくパイをどう切るかと言う特性がある。
    一部の者だけが莫大な利益を得ることを許さない風潮。
    この時代は結果的にそれが功を奏し経済大国になった。
    均質性かつ平均値が高いことで、入れ替わりに対するコストが低い。
    富の分配をすることが考えの根底にある。
    お上の権威に対して従う国民性、社会秩序を乱す造反者に対しては拒絶反応を示す。
    個人の行動に対して家族や組織が責任を取る傾向がある。
    部下の責任は上司が取るのが当然と言う風潮。
    個人の行動が周りに迷惑をかける、恥を協調することで身勝手な行動を規制している。
    日本では異端者が集団の中で上手くやっていくのが難しい
    外国について排他的であり、帰国子女も日本への帰属意識を求められる。
    日本人は個人では外国人と友人になれるが、組織内ではそうはいかない。
    豊かな社会で育った若者は経済成長に無関心。
    日本が興味を持っているのは社会福祉。
    高齢化により終身雇用が揺らぎ、自分らしさを求める世代が生まれた。
    アメリカは個人主義であり、個人の創造性が強い。
    反面日本は組織主義であり、物事を進める力は強いが創造性に欠ける。
    高品質、大量生産ではなく、創造性が求められる現代では日本人は不利なのかもしれない。

  • 一言要約:過去の栄光を懐かしむものではなく、常に今を生き抜くための懐刀

    日本の発展の要因・本質を高精度に分析し、そこから推測した今後の日本の衰退可能性、形について予言書と言っていいほど的確に指摘している。
    言うなれば、状況と前提が変わったことによる日本の強みの弱みへの転換で、逆にアメリカはその逆で巻き返してきただけではなく、日本の本質的強みをコンセプト化して取り入れ大きな回復、発展を遂げたとみる。
    次は日本のターンとして、現代の多様化の進んだ環境への適応を欧米からコンセプト輸入しているも、ただの「倣え」が横行して30年を失った。
    あらゆる経営、経済書が指摘する通り、所謂「欧米かぶれ」となって日本の強みを捨てる切替は今後も破滅へのスピードを早めることしかなく、如何に自分たち(日本人・日本慣習)の強みを損なわずに自分たちで考えたモディファイを出来るか、その必要性を常にこの書は説いてくれている。

  • 昔の本なので、状況や価値観が異なっているため、若干読みづらいが興味深い。アメリカを強烈に意識してきた近現代、日本は優れていると言い聞かせるような内容。経済的構造、政治的構造の比較、現代との比較を見るのは面白いし、こういう側面もあったのかという発見もあった

  • ジャパンアズナンバーワン
    著作者:エズラ・Fフォーゲル
    発行者:CCCメディアハウス
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    戦後の日本経済の高度経済成長の要因の分析。

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