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感想・レビュー・書評
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今回は少し恋愛要素比率が高くなっているが、相変わらずの沙村節が炸裂。本作は変わった名前の人が多く出てくるが、4巻では主人公、ミナレの名の由来が明かされている。
もっともこれがホントなのかどうかはちょっと怪しく、後でまた別の説が出てくるのでは、とも思った。
あと、今回は瑞穂の亀たち「おきゅうほん」、「ほどこん」、「ふらかん」の出番が少なかったのがちょっと残念。
著者の別作品の続巻も早く出てくれ~。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事の良し悪しは、
一体何で判断すればいいだろう。
事業会社であれば、
売上・利益・利益率・・・
といった指標が幾つも出てくる。
ほとんどの会社は少なからず事業会社だから、
一般的にはそこを追い求めることとなる。
会社の中には、営業部門や販売部門といった、
直接そうしたところにかかわる部署もあれば、
直接は関わらない部門もある。
通常、そうした部門は、
会社の中心であり重心近くにある。
けれど事業内容によっては、
会社の中心部門が、
売上・販売に距離があることもある。
ラジオ会社は、
まさにそうした企業のひとつ。
ラジオのコンテンツ内容が、
売上・販売に直結するけれど、
作り手たちは売ることよりも、
作ることに専念する。
でも小さな会社だから、
頭の中のけっこうな部分をお金が占める。
現実的なビジネス面、
数字で測れる定量的な世界の対岸の、
感性や感情に拠り立つ定性的な世界。
そのふたつが入り交じり、
結局のところ何でもあり。
でも実は両方を高度に意識していたりもする。
ゼロなのか満点なのか。
すごいだかすごくないんだか。
何もかも数値で測れるなんて面白くない。
でも引っ繰り返って、それが数字を呼ぶ。
何でもありのラジオの時間。 -
ミナレの破天荒さは半端ない。熱量ありすぎて、エネルギー吸い取られる。「歩く放送事故」茅代さんの表現は的確だ。一方で、茅代さん酒癖悪いし、面倒くさいし。涼しい顔して、マウンティングかけるし、呼び出す先が深夜の円山公園ってどういうセンスなんだろう。友達がいなそうだってことだけは確かだけど。酔っ払った相手の理不尽さを説くほど酒癖よくないミナレもなんかな。若さゆえの無敵さなのかな。しゃべるそこから、与太というか口先三寸で会話を続けられる神経はすごいなとは思うが。
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座右の銘
「水清ければ魚棲まず」
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ギター・ベース・ドラムス募集
当方ボーカル…と同じくらい
人をイラッとさせる
何かがあるわね
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ジョークが多いのは
文化が熟成している証だよ
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誰かを笑いモノにするんじゃなくて
自分が恥をかいて起こる笑いが一番尊い
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いつもいつも自分の外側に
力や自信の源を探してきた
でも本当は
それは自分の内側にあるものだー
自分の内側にしかない
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女が情緒不安定になるのは
自分が執着している
相手にだけ
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なめてんじゃねえぞ
世の中を
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それで笑えるとか
田舎をナメてんのかよ
お前は
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規律がないと
どこまでも自分を許すタイプ
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ミナレ曰く
女が情緒不安定になるのは自分が執着している相手にだけ
どうでもいい相手には距離を置いて後で友達にボロカス脚色して言う
女の情緒不安定の9割方は目の前の男のせい -
(なんで電子書籍しか)
お説教タイム。ラジオにも種類があってリスナーの立ち位置をどういう風にするかで変わってくるみたい。
毎回毎回ラジオの内容は色々と変わってるけど安定する日はくるのか。
瑞穂ちゃんの恋模様&野望。
城華さんまさかのヘビーリスナー。 -
ストーリーが動いてきた
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おっ!フィーヤン!おっ!沙村節!をいったりきたり。vs.羆、feat.カウパー、から、ちゃんとフィーヤン。椅子を下からアングルとか、すごいから。