機龍警察 狼眼殺手 (ハヤカワ・ミステリワールド) [Kindle]

  • 早川書房 (2017年9月15日発売)
3.97
  • (9)
  • (17)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 112
感想 : 19
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (566ページ)

みんなの感想まとめ

強い使命感を持つ特捜部のメンバーたちが、裏切りや困難に立ち向かいながら成長していく姿が描かれています。彼らは警察官としての自覚を持ち、団結を深めながら任務に励む様子が心に響きます。物語は、国家プロジェ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 機龍警察の魅力の一つは
    特捜部メンバー、1人1人の警察官としての自覚と強い使命感。

    他部署から裏切り者、部外者と呼ばれ、目の敵にされる特捜部。
    本当にこのまま特捜部にいていいのかと悩んだり肩身の狭い思いをしていたメンバーが1人また1人と特捜部で警察官としての使命を果たしていく覚悟を決めていく。

    覚悟の人が増えていくたびに、特捜部の団結と信頼が深まっていく。
    くわぁぁぁー、心震える!いい!すごくいい!

    機龍警察『狼眼殺手』
    魑魅魍魎蠢くってこんな世界の事をいうんだなぁ、きっと…
    中国と合同で進めていく国家プロジェクト『QUIACON』その利権に群がる様々な勢力。
    次々と殺されていくプロジェクト関係者。
    素早い決断と実行力にも関わらず、追いつめらていく沖津部長。くぅぅぅーハラハラが止まらない。
    あっちこっちそっちから出てくる犯人や暗殺者たち…。
    重苦しい雰囲気が続く続くこれでもかと続く…

    そんな中で1番の心のオアシス場面。
    姿さんのコーヒー場面と毎回の会議での夏川の心の声。そして新しい登場人物、仁礼さんの数字との会話♪ 思わずふふふと笑ってしまう。

    そして、本作1番の感動、ライザと緑の場面。
    元テロリストのライザとテロリストに家族を殺された緑。ライザは緑の父が書いた本を命に刻むようにして警察官として生きようとする。
    この2人がお互いに複雑な気持ちを持ちながらも助け合い、ライザが緑に『ありがとう』と言う場面には泣けました。

    そして自分だったらどうする?と1番悩んだ場面。笑
    ある場面で沖津部長が言うんです。
    『(略)諸君は生涯その秘密を抱えて生きていかねばならない。その重責に耐える自信のない者は、ただちにこの場より退出してもらいたい。2分間の猶予を与える。(略)』

    どうしよう、沖津さんにそんな事を言われちゃったら…私だったら…あぁぁぁぁ、

    …という具合に今回も機龍警察、思いっきり楽しみました(^^)v
    機龍警察、月村了衛さん、ありがとぉー!

    • 松子さん
      ユーリの視線!いたたたたっ!
      せっかくのコーヒー落ち着いて飲めないですっ笑

      だーさん、ありがとうございます♪
      がんばりまっす(^^)
      ユーリの視線!いたたたたっ!
      せっかくのコーヒー落ち着いて飲めないですっ笑

      だーさん、ありがとうございます♪
      がんばりまっす(^^)
      2022/08/23
    • ひまわりめろんさん
      わわわ!もう11日じゃん!
      『白骨街道』用意してないよw(おいっ)
      まっつん試験お疲れ〜
      どうだった…かは聞かないでおこうw(聞いてるやん!...
      わわわ!もう11日じゃん!
      『白骨街道』用意してないよw(おいっ)
      まっつん試験お疲れ〜
      どうだった…かは聞かないでおこうw(聞いてるやん!)
      2022/09/11
    • 松子さん
      ひましゃん(;_;)
      ご連絡ありがとう!
      そして長らくお待たせしてごめんなさい!

      さっきテスト終わって今ちょうど帰っているところです
      …手...
      ひましゃん(;_;)
      ご連絡ありがとう!
      そして長らくお待たせしてごめんなさい!

      さっきテスト終わって今ちょうど帰っているところです
      …手応え無さすぎて笑うしかないよ…ふひーん

      白骨街道、準備してるんだ
      今夜から読み始めまっす
      楽しみだなぁー!

      ひまさんのコメント嬉しくて元気になったよ
      ありがとう(^^)
      2022/09/11
  • このミス2018年版3位。最新の人型戦闘用ロボットの龍機兵で戦う近未来警察小説のシリーズ5作目。警視庁特捜部突入班に所属する傭兵部隊の3人が龍機兵を駆使して、普通の人型ロボットの機甲兵装を使う悪いやつらと戦うってのがいつものパターン。今回はロボットがあんまり出てこず(最初の方で出たかも)、突入班が生身で戦ってた。話の展開は面白くて登場人物の個性もきちんと描きわけられていて、話しに引き込まれるし感情移入できる一級の娯楽小説と思う。ただ今回は、殺人事件に絡んで、政府の中枢や各省庁、中国政府や大企業など、からむ組織が増えてきたりするとともに、汚職だの、国家機密の漏洩だのと、話しがどんどんエスカレートしてる。話でかすぎ。それでも、ロジカルな展開にこだわろうとしてていろいろ説明があるんだけどそれが良くわからんし、そもそも連続殺人事件との関係がまったくわからん、つーかこんなことで殺人おこらんでしょ。主役の沖津特捜部長のふるまいなんか神の領域に入ってるし。シリーズものの性なのか、話しがどんどん大きくなって収集ついてない気がします。まあ、もともとの龍機兵の設定自体が荒唐無稽なのでいいっちゃいいんですが。

  • もはやジャンル分け不明の小説。
    設定は近未来で、戦闘用スーツ(機龍)を装備した警察庁特捜班の闘いがメインではあるが、今までのように1話(冊)完結の物語とはなっていない。

    機龍(量子結合をしたニューロン?)を巡る”敵”(国内および中国の産軍複合体)との死闘がテーマとなる。

    それも表面的には謎の殺し屋”狼眼殺手”との戦いがメインプロットになるが、特捜だけでなく捜査一課、二課、組対、公安、国税、検察、さらには中国の殺し屋集団、宿敵のフォンコーポレーションの面々・・・、もはや敵味方の区別のつかない中での暗闘は複雑怪奇。

    政治経済小説で、警察小説で、さらには特捜面々の切ない人間ドラマでもあり読み応え満点。
    ただし、シリーズを一作目から読んでいないと全く面白くない、という意味ではハードルが高いかも。

    しかし、これだけ濃厚で緻密な小説を書ける作家は日本にはあまりいないのでは?軽く一読出来る作品からここまで濃密な作品まで、月村氏の筆力はスゴイ。
    次作を早く読みたい!!

  • なんと機龍が全く出てこない最新作。
    これで小説が廻るのか心配したが、ちゃんと廻るのね。感心しきりです。
    突入隊員の中で一番ややこしい立ち位置のラードナー警部と、深い根っこの部分で繋がりのある鈴石警部との心理的葛藤が読みどころ。
    警察小説としても良く出来ているし、アクション小説としても良く出来ている。テーマも深い。
    次作が楽しみ。次は思いっきり機龍を暴れさせて欲しい。

  • シリーズ5作。機龍兵を登場させないでストーリーが展開する。前作までのプロットの延長の話であるため、この本から読み始める人には薦められない。次作が楽しみな終わり方。長梅雨の東京の描写が秀逸だった。

  • 素晴らしい。読後の気持ち良さ。今回は龍機兵はほぼ出てきません。擬獄事件に挑む、警察の面々。硬質なハードボイルドの読後感

  • 文庫化が待ちきれずにkindle版購入。

    私は前作「未亡旅団」の方が好きでした。
    あっちは国際テロもの、悲惨で壮絶、アクションも外連味もたっぷり。
    対してこちらは疑獄もので、絵面が地味になりがちなのはわかるけど、
    ライザと緑の成長に焦点が強く当たっていて、
    疑獄ものとしては燃焼度合いが少なく感じました。

    まあ疑獄ものはなかなか完全燃焼しないものなのかもしれませんが。

    ほか、これはもう、2作目くらいからなんとなく嫌な予感はしていたのですが、
    「未完の大作」になるような気がします。
    いや、予感外れてくれた方が嬉しいですが、たぶんそうなるかと。ハイ。

  • 警察機構にできた仇花組織、癖のあるメンバー。お膳立てはばっちり。だけど、あからさまに、乞うご期待というエンディングはいただけない。もっともっと工夫して欲しかった。

  • ふむ

  • 銀狼対死神。ラストも美しい。

  • (2023/1)シリーズ第5弾。龍機兵の秘密と特捜部設立の狙いが徐々に形取られる展開。初めて龍機兵そのものが活躍せず(出動せず)、アクションシーンは生身の突入要員3人による戦闘。一方で「敵」との政治的な裏での闘争はますます苛烈に。今回の主役は特捜部技術班チーフの鈴石主任と<死神>ラードナー警部かな。展開に緩みがないので、積んでる次巻も楽しみだ。

  • 今回はメカメカしてない一品。
    作者のライザ愛をそこここで感じる。バックストーリーが好きなんだろうなあ。そして使いやすいんだろうなあ。
    沖津部長のスーパー(神的たちふるまい)も、好きなんだろうなあ、使いやすいんだろうなあ、と感じるわけで。

    物語を物語としてたのしむまえに、そういうところが目につくシリーズ。

    とはいえ、〈敵〉の存在と目的がおぼろげながらも見えてきたところでまた終わり。〈敵〉が倒される?までに、いったいどれだけ日本は攻撃されるんだろう(笑)

  • 警察がロボット(失礼)を使う。で、その部署は警察内部ではアウトサイダー。切れ者のトップ。で、江東区にあるといえば、パトレーバーではないですか!

  • うーん。面白いけど。

    ある意味、普通の警察小説になってしまっている。
    機龍はどこへ行った。

    出てくるけど、戦闘は一切ない。
    なんか残念。
    そこがポイントでしょって思っているので。

  • 経産省とフォン・コーポレーションが進める日中合同プロジェクト『クイアコン』に絡む一大疑獄。特捜部は捜査一課、二課と合同で捜査に着手するが何者かによって関係者が次々と殺害されていく。謎の暗殺者に翻弄される警視庁。だが事態はさらに別の様相を呈し始める。追いつめられた沖津特捜部長の下した決断とは――生々しいまでに今という時代を反映する究極の警察小説シリーズ、激闘と悲哀の第5弾。

    龍機兵の出番なしで、ここまで読ませるとは予想外。スパイものの要素も含んでおり、楽しめます。

  • 良かった。キャラクターも展開も文句無し。

全16件中 1 - 16件を表示

著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

月村了衛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×