歴史の大局を見渡す ──人類の遺産の創造とその記録 [Kindle]

  • パンローリング株式会社 (2017年1月21日発売)
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みんなの感想まとめ

人類の過去を深く掘り下げ、歴史の流れを理解することの重要性を伝えるエッセーです。著者は、歴史が繰り返すのかという問いを起点に、文化や文明の変遷を多角的に探求しています。各章では、地球や生物学、人種、モ...

感想・レビュー・書評

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  • オーディブルで聴了。

  • えらく短かったけど、これは抄訳とか一部の訳なんだったかな。『天才読書』に出てきて、そういえば電子書籍版を持ってたな、と読み始めたんだけど、あっという間に読み終えてしまった。
     たんたんとした筆致で、最初は入りづらかったんだけど、だんだん引き込まれた。歴史の流れをそこにのめりこまずに説いてくれる、という感じかな。あっさり進んでしまうんだけど、その背景には深い含蓄があるように思えた。読み返して、味わいその背景までたどりつきたい、と思わせる本だった。

  • ハラリ氏の「サピエンス全史」やダイアモンド氏の「銃・病原菌・鉄」がその筆頭になるが、本書も「●●の世界史」の類の一冊。章別にキーワードが異なるため、その分広く浅い。

    でも「歴史の大局」を読むための「筋」や「軸」「文脈」としてはこの程度で一歩目としては良いと思う。
    本書で取り上げられているキーワードは「物流(地球規模のモノの流れ)」「生物学」「人種」「モラル」「宗教」「経済学」「社会主義」など。

    「モラル」「宗教」の文脈で「日本」社会を鮮やかに解説した良書として岡田斗司夫氏の「評価経済社会」はオススメ。「社会主義」と呼べるかは議論の余地があるが、大衆で資産を共有あるいは共同運営しようとする文明、国家、社会が世界中にいくつも存在していた、という考え方は新鮮に映った。

  • 歴史をネタに良さげなことを言うエッセイ集。邦訳が出たのは2017年だけど、原書が発行されたのは1968年。そのため内容が古い。特に古さを感じさせるのは、根拠となる史実ではなく、著者たちの同性愛に対する見解である。

    "歴史を見渡すと現代人だけが罪深いわけではないことがわかり、少し慰められる思いがする。古代ギリシア、ローマ、ルネサンス期のイタリアでは同性愛が当たり前のようにみられた。"

    "私たちのモラルは確かに低下しているが、両性愛者だったアルキビアデスに比べるとどうだろう。"

    歴史について語っている人の倫理観に、もっとも歴史を感じさせられる。この皮肉的な構図が一番面白かった。

  • 人類の過去の体験を概観できるエッセーである。歴史は繰り返すか?大まかな流れを見ると、繰り返しているように思えるときもあるが、過去の文化や歴史を教育によって次世代の人々につなげていけることが素晴らしい。人類の文明が、新たに起こり、発展し、爛熟し、衰微し、消滅するだけでは悲しいではないか。

  • "概略的に繰り返される歴史の中で進歩する人類は築き上げた遺産を次の世代に継承し進歩を続ける。これもまた繰り返される。"
    と受け取りました。

  • 歴史学って意味があるのだろうか? そんな問から始まり、歴史学を各章で、地球、生物学、人種、人の性質、モラル、宗教、経済学、社会主義、政治、戦争との関係で説明している。いずれの章も興味深い内容だ。例えば経済学の章では、富の集中はごく自然な避けられないことで、暴力や平和的再配分によって緩和される。つまり、経済史とは、富の集中と強制的再配分という収縮、弛緩を繰り返す社会的有機体のゆっくりとした心臓の鼓動であるのだそうだ。そして最終章が素晴らしい。是非とも読んでおくべき本ですね。

  • 2024年11月18日、天才読書のイーロン・マスク編に紹介あり。

  • 若い頃に出会っていたら、この本の良さには気づけなかった気がする。いろんな経験や知識を入れ、それを俯瞰してみると、確かにそういう主張になるな、という気づきを与えてくれる本。

  • 「平均気温が上がると文明は退化する」など今の時代を先駆けて読んでいたのがすごい。

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