興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国 (講談社学術文庫) [Kindle]

  • 講談社 (2017年9月11日発売)
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みんなの感想まとめ

歴史の深淵を探るこの作品は、ローマ帝国のみならず、地中海世界全体を広範に扱った内容が魅力です。著者は歴史学者としての専門知識を持ちながらも、柔軟な視点で古代の人々の心情を読み解く力を発揮しています。資...

感想・レビュー・書評

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  • この著者のローマ本はいくつか読んだが、これが一番読み応えがあって面白い。タイトルは「ローマ帝国」と書いてあるけれども、帝政ローマについて書かれるのはちょうど半分くらいから。がっつりローマ史全体を書いた本である。

    読んでいて思ったのは、この著者は歴史学者でありながら考え方が柔軟だな、ということ。古代に遡るほど信用できる資料は少なく、伝えられるのは神話的になっていく。そのような場合著者は、史実ではないという断りを入れつつも、その内容から当時の人々の心象を推測する。一般人向けの本をこれだけ出せる理由が分かった気がした。

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著者プロフィール

1947年 熊本県生まれ
1980年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程(西洋史学)修了
現在 東京大学名誉教授
西洋古代史。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞、一連の業績にて地中海学会賞を受賞。著作に『多神教と一神教』『愛欲のローマ史』『はじめて読む人のローマ史1200年』『ローマ帝国 人物列伝』『競馬の世界史』『教養としての「世界史」の読み方』『英語で読む高校世界史』『裕次郎』『教養としての「ローマ史」の読み方』など多数。

「2020年 『衝突と共存の地中海世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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