モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book) [Kindle]

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  • 幻冬舎
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  • 今の若者は「自分が頑張る意味が持てるもの」に「自分が好きな人たち」と「とことんハマる」ことを重視、生まれた頃から環境が整っているので達成・快楽をモチベーションにできた世代のようには「乾けない」。ただ、それは悪いことではなく、これをやれば成功するという黄金律がない時代だからこそ、自分だけにしかできないことを突き詰め、楽しみをお金に換えていくことができる「乾けない」世代は強い。彼らの得意分野である好きなことを発見する(「偏愛」)力によって、インサイトを発見し、ビジネスに活用していくべき。そのためには、組織の中で、それぞれの「偏愛」を見せ合うことが大事で、弱みも含めて相手を信頼できるようにする組織作りが肝要。自分よりも若い年代と働く機会が増える中で、彼らのモチベーションの新しい傾向についてインプットできた点が有用だった。

  • 「僕は単なる公私混同をしているのではなく、人生そのものをプロジェクトとして捉え、そのなかに仕事と家庭があり、教育があり、さまざまな工夫や調整をしている、というイメージを持っています」「僕の勤務時間はだいたい(月)270時間です」。
      
    そう。こんな感じ。会社とかおカネに束縛されずにこの姿を実現するとなると、逆に若いうちに「没頭」して「意味合い」を徹底的にコツコツ追求して周囲から「有り難い」との評を得ねばならない。矛盾しているようだが、それが現実。あたりまえ。
      
    僕の周囲で会社とおカネの束縛を感じさせない軽やかな凄味を持つ人々は、例外なく労働基準法の埒外にいた経験をお持ち。
       
    然るに、新卒一括採用(純血主義)+残業禁止+業務を極める前に定期異動+終身雇用は保証せず+だけど副業は絶対禁止、という亭主関白な日本の大企業からの目線で、さらに一律に労働時間を減らそう、みんな一斉に月末の金曜の3時で帰らせよう、みたいな「改革」は、ほんとに中長期的には国益にも個人の幸せにも反すると思うんですよね。
      
    若い頃、仕事に没頭できる環境と、勉強に没頭できる機会の両方を与えてくれた前職には感謝してもしきれません。今後は僕の方から、「没頭」「意味合い」「良好な人間関係」を得られる環境
    を若手に提供していく所存。

  • 物を配られる時代から、品質。
    品質から新たな視点。インサイトが、大切。

  • 作者の言う「乾けない世代」の一人として、大企業で身を粉にして働いてきた年配の上司と価値観が噛み合わない理由に納得感があった。
    山岸俊男教授の「信頼社会と安心社会」の引用や、ありがとうの返礼は「お互い様」であるという例示、(インドネシア語のどういたしまして、sama-sama = same - same であったはず)、ワークライフバランスではなくてライスワークバランスであるという造語も印象に残った。

  • 古い世代のモチベーションは「達成」「快楽」であり、現代の若い世代(乾けない世代)のモチベーションは「意味合い」「良好な関係」「没入」にあるため、そのギャップをどのように埋めるか、を考えるための補助線になる本。
    あとは、AI時代で人間のやる作業が減って、「好き」を軸にした世界になるというのは、いろんなところで語られている事だけど、あらためてその通りだな、と思ったりした。
    また、好きなことに打ち込む熱量は、見ている人を元気にする、というのも確かにその通りだよな、と思ったので、個人的にも好きなことに打ち込む熱量を上げていきたいな、とそんな事を感じた。

  • 結局、今も昔も「自分が豊かに暮らせるかどうか」は変わらない。

    昔:
    会社の成長が日本の成長になって、個人の豊かさにもつながった時代。

    今:
    欲しいものがなんでも手に入る時代。若い人は乾けない世代
    でも、今の時代も高齢者や社会保障費が爆増しているので、課題はある。それを解決するという大きな方向はあるのかもしれない。だけど、個人単位でみると、それを解決したところで自分の生活水準に直結する感覚がないし、個人の問題というよりも、国の政府の財政の問題と考えられ自分ごとにしずらい。

    だから、個人単位で豊かさを求めるなら、3~5に徹するほうが良い。
    1.達成
    2.快楽
    3.意味合い
    4.人間関係
    5.没頭

    今なら、ネットで発信し続ければ、誰かに存在を見てもらい、好きなことに没頭した時間がお金になる可能性がある。

    だから、好きなことを突き詰めてやっていいよって。
    でも、好きなことがない人は困るよね。自分を忘れるほど熱中することなんて、ない。みたいな。

    その没頭したいことが何かを探すのって難しい。
    ただ、思うのは結局好奇心を持ち続けられるかの差な気がする。「これはなんでこうなってるの」とか考え続けて、わかった・できた時の快楽がさらに没頭を加速させる。
    だから、今やりたいことがなくても、とりあえずなんでもやってみる。それで自分の好奇心がどこに向いてるのか、出会うまで数を打つことが大事なんだと思う。

    「やりたいこと・好きなこと(CV)=PV×CVR」とすると、
    PV:行動量
    CVR:基本固定で低いが、個人の価値観や好奇心により変動

    動かしやすいのは、PVでいかに、行動量を増やすかってこと。

  • 日本におけるミレニアム世代が、どのようなモチベーションで動くのかを解説した本。どこかで読んだことのあるような話ばかりなので、新鮮さとかが全然ない。

    俺はミレニアム世代であるけれども、ここに書かれているほど「やりがい」とか「つながり」を求めてはいない。かと言って昔ながらのように飢えているわけでもない。おそらく、とりあえず食っていける程度に働かないとな、というのが多数派なのではないだろうか。たぶん昔もガムシャラに頑張る人はごく一部だったと思う。

    全体的に文字の密度が薄く、こまめにページをめくらないといけないのが気に食わない。

  • なんとなく肌感覚としては感じていたけれど、おじさん世代とミレニアル世代のモチベーションの源泉の違いを指摘してあってなるほどなーと思わされました。
    幸せの源泉は、達成・快楽・良好な関係・意味合い・没頭の5つでおじさん世代のモチベーションは前者2つ、ミレニアル世代は後者3つ。物質的に社会が満たされていなかった戦後からバブルまでに働いてきた人達はとにかく会社の言う通り必死で働いて、昇進昇格のご褒美として高いワインと美女に金を使う事がモチベーションで、それでも世の中は回っていたけど、モノが満たされて飽和状態の現代では人のモチベーションは「モノ」ではなく「͡コト」になっていて、立身出世や給与の高さではなく、職場での良好な人間関係や、何の為にという目的意識・やりがい、好きな事に熱中できるかの方が大事になっているという話。
    現在とこれからの働き方の変化を考えさせられる一冊でした。

  • ◯モチベーション革命
    団塊の世代の人たちは戦後何もなかった所から全て作り上げてきた。だからこそ、出世や金銭をモチベーションに仕事をすることができた。今の30歳未満の世代は生まれた時から全てが揃っている。

    人間の欲望は「達成、快楽、意味合い、良好な人間関係、没頭」の5つからなる。自分自身が何を幸せと感じるか、分析してみると自分自身のモチベーションを引き出す上で有効になる。団塊世代前は達成と快楽を強く欲していた。汗水たらして頑張って働くことでお金を手に入れ、そのご褒美として美味しい料理を食べたりきれいな女性と一夜を過ごすなど、身体的・心理的・社会的な快楽を味わうことが幸福の形であった。

    現在は意味合い、良好な人間関係、没頭を重視している。出世の為に残業するのではなく、好きなことを好きな人と一緒に朝まで働く

    日本人は、人と違う事が恥ずかしいと感じる。今までひとつの目標に向かって会社で一丸となって突き進むのがよしとされてきたから

    もし誰かに迷惑をかけてしまったら、「ありがとう」と言ってもらえる行動をとり、誰かに「ごめんなさい」と言われたら、「お互い様」と笑顔で言って迷惑を受け止めてあげるようにする。

  • 今どきの若者は何にモチベーションを見出すかについて書かれています。高度経済成長期に働いていた人々は、自分の身の回りにまだモノが無く、自分たちで作っていくんだ!という気概で仕事をし、頑張りに応じて報酬が得られていました。しかし、時代は過ぎ既にモノが溢れる時代に生まれた若者は当時の人々と取り巻く環境が大きく異なります。若者のモチベーションの起点もモノを得ようとするのではなくより精神的な充足を求めるようになっていると言っています。これからは自分の好きなものは何であるかについて自覚的に生きたほうがより豊かな仕事人生が送れるだろうと述べられてました。確かにそうだと思います。

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著者プロフィール

1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、グーグルなどの事業企画、投資、新規事業に従事。現職は11職目になる。米国西海岸カウンターカルチャー事情にも詳しい。

「2014年 『静かなる革命へのブループリント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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