クラシック音楽の歴史 (角川ソフィア文庫) [Kindle]

  • KADOKAWA (2017年9月25日発売)
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みんなの感想まとめ

クラシック音楽の歴史を丁寧に紐解く本書は、初心者でも理解しやすい内容で、音楽の発展や主要な作曲家のエピソードを通じて深い知識を提供します。バロックからロマン派までの音楽の変遷や、交響曲の起源、さらには...

感想・レビュー・書評

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  • ラヴェルのオーケストラに行く前に前提知識として読書開始。クラシック音楽の定義から、バロック・古典派・ロマン派への歴史的な変遷、主要人物・曲目とその特徴を網羅的かつ丁寧に説明されている。当時のエピソードも交えられていて、初心者でも分かりやすくとても面白い。
    交響曲がオペラから発展したこと、さらに遡って音楽はネアンデルタール人(4万年前)の時代から存在していたことなど興味深かった。紹介されている曲目を聴きながら読み進めるととても楽しかった。

  •  本書によると、楽譜とはもともと記録のために用いられたもので、バロック時代(1600~1750年)以降に作曲家が登場したという。ちなみに、現存する最古の楽譜は900年の教会のものだといわれる。また、本書はクラシック音楽で活躍した人物のエピソードが紹介される(音楽の父のバッハ、交響曲のハイドン、生涯において謎が多いモーツァルト、音楽にメッセージ性を加えたベートーヴェンなど)。19世紀半ばまではイタリア、ドイツが中心であったが、その時代、民族主義の影響もあって、ロシアや東欧で民族色のあるものも台頭した。20世紀以降は、音楽そのものが細分化されたこともあり、20世紀音楽といったジャンルはないと著者はいう。

  • オペラの序曲からオーケストラが誕生したというルーツが面白すぎて目から鱗だった。

    私の場合は、分類するのが好きで、「古典派」、その次に「ロマン派」みたいなものから歴史を捉えるアプローチは本当にありがたかった。

    もし、「モーツァルトはこういった人生を歩んだ」とか「ベートーヴェンは難聴になって自殺未遂した」みたいな個人のエピソードや雑学を集めたいのであれば、本書はそういった人々の欲求も満たしてくれるだろう。

    ふと思ったこととしては、「なぜ人はクラシック音楽家に対してはその人のバックグラウンドとか時代背景みたいなものを積極的に知りたがるのか」という疑問である。例えば、今流行りの曲、最近聴いているPOPミュージックを想像してほしいのだが、あなたはそのアーティストがどんな人で、どんな人生を歩んできたか気にしているだろうか。

    ファンでない限り、NOである。メロディが良いとか歌詞が良いとか、ドラマの主題歌だからだとか、作曲者がどんな人かは普段気にしない。ではなぜクラシック音楽家のパーソナリティは知りたがるのか。

    「マーラーの交響曲第5番」を聴いたとしても、歌詞がないから、何を考えながら聴けば良いかわからないから、せめてその作曲者がどんな人だったか、どんな環境でその曲を書いたかを知ることでなんとかその曲からメッセージを感じたいというモチベーションは可能性として考えられる。

    もしそうなのだとすれば、本書はたくさんの音楽家たちのバックグラウンドについても簡潔に書かれ、愛着を持ってクラシック音楽を楽しめるようになるきっかけとなるはずだ。

  • 一気呵成にクラシック音楽の情報を得られる本。マニアの方にとっては、「常識」レベルなんだろうけど、クラシック音楽に興味を持ち始めたぐらいに読めば、深みにはまれるチャンス満載。時代の流れに乗って小分けに情報をまとめてくれているから、気になる人物、時代をつまみ読みも簡単。話のネタ本としては最適!

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌『クラシックジャーナル』、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を手がける(2014年まで)。その一方で作家としても活躍。クラシック音楽への造詣の深さはもとより、歌舞伎、映画、歌謡曲、漫画などにも精通。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気を博している。歴史関係の主な著書に、『昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃』『悪の出世学 ヒトラー、スターリン、毛沢東』『世襲 政治・企業・歌舞伎』(幻冬舎新書)、『世界を動かした「偽書」の歴史』(ベストセラーズ)、『1968年』(朝日新書)などがある。

「2025年 『巣鴨プリズンから帰ってきた男たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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