東大教養学部「考える力」の教室 [Kindle]

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  • 事業アイデアをまとめるのに行き詰まっていた時、東大生の思考法について調べていて出会った本。

    著者は東京大学文学部心理学科を卒業した博報堂の広告マンで、東大と博報堂がコラボした教養学部1・2年生向けの「考える力の教室」なのだそう。

    冒頭の「エントリーシートの失敗例」は電通のコピーライターの本にもあり、流派は違えど伝えることの本質は同じなんだな。

    デザイン思考が安易に取り入られていることや、デザイナーとアーティストの「考え方」の違いについても言及。

    「リボン思考」というフレームワークを使い、答えのない問いに果敢に挑戦していくことはこれからの必須スキルかもしれない。

  • 博報堂出身の筆者が、考える力(本の中では「リボン思考」と呼んでいる)の身につけ方を、分かりやすく説明してくれている。
    リボン思考をイメージするためには、蝶ネクタイの形を思い浮かべるとよい。
    蝶ネクタイの左側の輪っかを①インプット、中央のタイを②コンセプト、右側のわっかを③アウトプットとする、というのがリボン思考である。

    筆者が伝える「リボン思考」は以下の通りと理解した。
    ①インプットではとにかくアイデアを出す。アイデアを否定しない。ネットで調べるだけではなく定性・定量調査をする。言葉の意味から探る
    ②コンセプトではとにかく共通項を出す、例えばリンゴとゴリラの共通点を探すなど共通項を探す力を磨く
    ③アウトプットでは②コンセプトに基づき、やること/やらないことを決める

    本の中に出てきた、京王井の頭線の新しいサービスを考えるとか、「レム」というホテルの話は、リボン思考を使ったいい例だと思った。
    人々が幸せになるサービスを考えてください、とか、市民がより便利と感じる制度を提案してください、とか、アイデアを出せそうな気がした。
    この本を読むと、自分もリボン思考でアイデアマンになってみたい!と思えると思う。クリエイティブが大切なこの時代、読んで損はないと思います。

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著者プロフィール

東京大学 教養学部教養教育高度化機構 特任教授 (株)博報堂 ブランド・イノベーションデザイン局長東京大学文学部心理学科卒業。(株)博報堂に入社後、多様な業種の企画立案業務に従事。2001年に米国ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院(MBA)卒業後、ブランド及びイノベーションの企画・コンサルティングを行う次世代型専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」を立上げ、経営戦略、新規事業開発、商品開発、空間開発、組織人材開発、地域活性、社会課題解決など多彩なビジネス領域において実務コンサルテーションを行っている。同時に東京大学教養学部に籍を置き、発想力とチーム力を鍛える授業「ブランドデザインスタジオ」や大学生を対象にした発想のための教育コンテストBranCo!を企画・運営するなど高等教育とビジネスの融合をテーマに様々な教育活動を推進している。成蹊大学非常勤講師。イノベーション支援サービスを提供する(株)SEEDATA非常勤取締役。

「2017年 『東大教養学部「考える力」の教室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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