物理学者目線での歴史や日本人の特性について、解説されている本である。様々な内容(日本人には哲学がわからないのか。なぜ、私たちは星占いが好きなのか等)について解説がなされているが、少し内容が難しい。かつ話が一気に変わるので、頭の変化が追いつかない。一方で、話がガラリと変わるので、気分が変わって読みやすい。という人もいるだろう。最後の章の日本人はどうして論理的な文章を書くのが苦手なのか。という部分が重点的に読みたい内容であり、以前読んだ、ロジカルライティングに書いてある内容の復習となった。アメリカと日本ではそもそもロジカルライティングの考え方が違うようで、日本では、全体的に矛盾なく、論理的に完璧である。ことが重要視される一方、アメリカでは、流れ(flow)が整然とされており、スムーズに読み進められることが、重要視されており、脳に負担をかけないような文章が必要である。