滅びの笛 (徳間文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 3.5

  • 面白かった 戦闘に迫力がある どんな偉い人も自然の前では無力だということ それぞれの闘い 集団になった動物の狂気 とにかくネズミきもちわりー!!最後怪獣大戦争みたいでよかった

    鳥が空を飛び、けものは花の下をかけまわる

  • 30年以上前に発表された作品なので、登場人物の言動に古めかしさが感じられるが、スペクタクル巨編としては十分楽しめた。特に具体的な鼠害の描写は真に迫っている。ラスト10ページほどの事態収束のシーンは、かなりご都合主義的展開ではあるけれど。
    加えて、昨今のコロナ禍を目の当たりにするにつけ、連綿と引き継がれているこの国の政治の低劣さに対し、改めて絶望感を禁じ得ない。

  • コールタールを見るたびこの本を思い出す。
    寿行節による皮肉たっぷりの動物パニック小説。読めば鼠の生態にめちゃくちゃ詳しくなれるだろう。
    数十万の鼠に肉を食い破られる描写がとにかく気持ち悪い。人よりも、飼ってる牛が食われる描写が強く悲しい。食欲が失せてしまう。
    便器を這い登ってあそこを齧るドブ鼠…おちおちトイレにも篭れやしない。

    続きが気になる人は「滅びの宴」へ。

  • 鼠が大量発生し人や街を凌駕し破滅させていく動物パニック。しかしその大量発生の要因は人間の乱開発や天敵となる動物を道楽で殺す狩猟など自然破壊への警告でもあり。しかし鼠って小動物だし1匹だとどうってことないけどこんなに怖いもんなんだと思った。恐ろしいの一言。続編もあるようなので読んでみよう。

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著者プロフィール

1930年11月3日年香川県出身。ハードロマンと呼ばれる作風で人気を得る。1969年にデビュー後、動物小説、社会派ミステリ、アクション小説(バイオレンス小説)、パニック小説など幅広い作品でベストセラー作家となる。代表作に、映画化もされて大ヒットした『君よ憤怒の河を渉れ』『犬笛』など。

「2020年 『癌病船応答セズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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