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感想・レビュー・書評
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ミスを起こす原因はいくつかあるが、簡単に言うと脳のエラーが主な原因となる。
エラーの起こしやすい時間や、どのように対策を行えば良いかが科学的根拠に
基づいて記されているので、是非実践したくなる内容ばかりだった。
個人的にはミスを起こしたら”どうしよう”ではなく”こうしよう”という
考え方は素晴らしいと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・人のワーキングメモリのキャパシティは最大3。
3以上を同時進行しようとするとミスをおこす。
・パーキンソンの法則:仕事の量は、与えられた時間を全て満たすまで膨張する
つまり1か月納期には1かげつ丸々かかるし、余裕をもって2か月とっても2か月丸々かかる。
・自分を追い込むとノルアドレナリンが分泌され、集中率が高い状態が維持される。あくまでも調整日は万一の保険としなければ、ノルアドレナリンは出ず調整日を使い切ってなお終わらない事態になる。
・「体調?最悪だよ」が口癖の人が、「今の体調は何点?」に対し「30点」
「0ではなく?」「入院時よりましかな」これ以降、最悪という事が減っていった。自分を数値で客観視したからだ。点数に理由や原因も書くとなお良い。 -
・3つのことしか覚えていられない
・ミスが多発するのは脳疲労、病気のせい
・横澤式TODoリスト
・先延ばしにしたときにTODoリストへ書き込む
・楽しみもTODoリストへ書く
・ホワイトボードに今やるべきことと制限時間を書く
・ホワイトボードに書いたことを口に出して読む
・人は目についたものをやろうとする。
例スマホ→メッセージ送ろうかな
・TODoリストは何回も見返す
・研修などの話を聞くときは全部をメモしようとしないなぜなら脳が疲れてしまうから。研修を受ける前に研修での目的を3つ書き出す。
・辛かったことを3つ書く。楽しかったことを3つ以上書く→自己洞察力がつく -
仕事でミスが多いいので、参考にさせてもらおうと思います。
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脳疲労、脳老化、ワーキングメモリこれらの状態を確認することで、脳のベストパフォーマンスを出せる状態に改善することができる。ミスが起こらないようにするノーハウが詰まっているが、仕事をする上での生産性を高めるアイディアとしても放っておいて損はない内容。
ワーキングメモリーをフル稼働するために
① 7時間以上の睡眠
②運動
2時間以上(1週間あたり)有酸素運動が 効果的
③自然の中でグリーンエクササイズ
④読書による読解力を鍛えること
⑤記憶力を使うワーキングメモリのトレーニングとなる
⑥安産
⑦ボードゲーム
⑧料理(複数タスクを同時に行う複雑な作業)
⑨マインドフルネス
ミスが起きやすい時間帯
深夜12時から3時ごろ
14時から16時(昼食後)
集中力が高まるのは朝が1番。
脳の処理速度と効率を落とさないために、マルチタスクをしないこと。
ワーキングメモリは最大で3つまでしか覚えられない。 -
ワーキングメモリ=コンビニのレジの台数。一般の人は3台。
ToDoを3つずつに区切るのはなるほどと思った。
ほかはよくある「睡眠(早寝早起き)」「運動」「マインドフルネス」とかだけど、読みやすかった。 -
脳がどのような状況であれば、より良いパフォーマンスを発揮できるか、ということが書かれている。一点一点こういうことを常に疑問に思っていたので、それぞれに答えを得た感じだった。
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背景と対策ともに具体的なことが説明されていてよかった。TODOを細かく設定してきちんと消化していくことを心がける。
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ミスは入力、出力、思考、整理のどこかのプロセスで起こる。ミスを防ぐのに最大の効果をあげるのは運動と睡眠だが、時間管理、Todoリスト、メモ、リラックス方など、それぞれのプロセス毎の対策も細かく挙げられており、実践してみたくなる。全編をとおしてすっきり分かりやすく書かれていて、あっという間に読み終えた。
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基礎的な脳科学の本。脳の習慣とワーキングメモリーや行動科学などが紐付けられ、箇条書き的にわかりやすく解説してあった。
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さらぁっと読める軽めの本。いくつか参考になる。
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要点がまとめられていて参考にしやすかった
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普段のミスの多さを克服したいので購入しました。あと、樺沢先生の本がお気に入りのため。
樺沢先生の本はいつもですが、信憑性の高い目から鱗の情報が満載で為になります。また、twitterやGoogleカレンダーなど時代に即した内容になっているので、まさに今の私たちに参考になります。
本書での学びは多かったのですが、
発見としては
・「うつ病」まで行かない、「未病の状態」である「脳疲労」という概念
・情報を一時的に保ちながら操作するうための構造や過程を表す構成概念であるワーキングメモリという概念
がありました。
自分がおおよそ脳疲労であろうこと、ワーキングメモリは普通の人より少ないであろうと認識することができました。これにより自己洞察を図り、脳疲労の状態を改善し脳と体のコンディションを整えミスを減らそうと思いました。またワーキングメモリが少ないことを認識し、メモリに負荷をかけることを避け無理をしないことにしました。
勉強になったこととしては
・ワーキングメモリは数秒から30秒程度しか保持しないということ。
・マルチタスクは効率が悪く、ミスも1.5倍起こりやすいこと。
・音楽は、「学習」にはマイナスに、「作業」「運動」にはプラスに働くこと。
・手書きとタイピングでは、手書きだけが脳を活性化させること。
・失敗する時間は「月・金」また「14:00~16:00」に多いこと。
これから実践すると決めたことは
・樺沢式のTODOリストを毎日活用すること。
・セミナーや講演では3つだけ学びを持って帰ること。
・「先送り」にした案件を、「先送り」にした瞬間TODOリストに追加すること。
・「ミス2回」したらチェックリストを作成すること。
・失敗体験が蘇り、頭から離れないときは対策を思い出し、「対策をしっかりやるしかない!」と心の中でつぶやき、集中すること。
一冊からこれだけ多くのことを学べるので、間違いなくホームラン本です。