絶対にミスをしない人の脳の習慣 [Kindle]

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  • ミスを起こす原因はいくつかあるが、簡単に言うと脳のエラーが主な原因となる。
    エラーの起こしやすい時間や、どのように対策を行えば良いかが科学的根拠に
    基づいて記されているので、是非実践したくなる内容ばかりだった。
    個人的にはミスを起こしたら”どうしよう”ではなく”こうしよう”という
    考え方は素晴らしいと感じた。

  • 著者は医者であり、脳神経学的にミスをすると言うのはどういう現象なのかを表現されていた。
    難しいことはよくわからないが、論理的な記述がある方が信用したい気持ちになる。

    画期的なアイディアがあるわけでないが、これまでやってきたことを続けていきたい気持ちになった。

    睡眠、運動、自然に触れる、読書、暗算、ボードゲーム、料理
    これらのことは好きなことでもあるので日々の生活に取り入れたい。

    午前中に集中する仕事を入れることや、タスクを明確にして1日のタスクを制限することを重要。
    また作業時間とは別にぼーっと考える時間もやっぱり重要なので、風呂やベッド、カフェでそう言った時間を作りたい。

  • ・人のワーキングメモリのキャパシティは最大3。
    3以上を同時進行しようとするとミスをおこす。
    ・パーキンソンの法則:仕事の量は、与えられた時間を全て満たすまで膨張する
    つまり1か月納期には1かげつ丸々かかるし、余裕をもって2か月とっても2か月丸々かかる。
    ・自分を追い込むとノルアドレナリンが分泌され、集中率が高い状態が維持される。あくまでも調整日は万一の保険としなければ、ノルアドレナリンは出ず調整日を使い切ってなお終わらない事態になる。
    ・「体調?最悪だよ」が口癖の人が、「今の体調は何点?」に対し「30点」
    「0ではなく?」「入院時よりましかな」これ以降、最悪という事が減っていった。自分を数値で客観視したからだ。点数に理由や原因も書くとなお良い。

  • ・3つのことしか覚えていられない
    ・ミスが多発するのは脳疲労、病気のせい
    ・横澤式TODoリスト
    ・先延ばしにしたときにTODoリストへ書き込む
    ・楽しみもTODoリストへ書く
    ・ホワイトボードに今やるべきことと制限時間を書く
    ・ホワイトボードに書いたことを口に出して読む
    ・人は目についたものをやろうとする。
    例スマホ→メッセージ送ろうかな
    ・TODoリストは何回も見返す
    ・研修などの話を聞くときは全部をメモしようとしないなぜなら脳が疲れてしまうから。研修を受ける前に研修での目的を3つ書き出す。
    ・辛かったことを3つ書く。楽しかったことを3つ以上書く→自己洞察力がつく

  • 仕事でミスが多いいので、参考にさせてもらおうと思います。

  • どうすればミスをしないのかというのを脳科学の分野まで掘り下げて原因を説明してくれ、その脳の状態をどのようにして脱出すれば良いかの答えまで言及してくれている。
    全体的に読みやすいし、掘り下げてくれているため、納得がしやすい。
    その上、具体的な方法をかなり示してくれているので、自分がやることを選びやすい。

    内容的な面では、健康状態を保つために重要なことと被る点もある。
    例えばスマホの使いすぎへの警告、運動、睡眠に目を向けること、ストレスとうまく付き合うことなどである。

    しかしミスという点に目を向けているため、細かい内容は非常に興味深かった。
    統計的にミスをしにくい時間帯が存在し、1日の中で言えば朝、そして1週間の中だと火曜日がミスをしにくいとのこと。
    また、書くという行為は網様体賦活系が刺激され、そのときは集中力と記憶力がアップする、つまりタイピングより書いた方が覚えられるということ。
    その代わり、集中力を使うので、書きすぎるとすぐ疲れるというのも面白い。

    他にも記憶のスッポ抜け防止ができる効果的なTo Doリストの紹介もしてくれており、一種の防止術もあり、個人的には非常にありがたい。

    そして最後に自分が一番印象に残ったところだが、お酒の席でネガティブな会話は繰り返さない方がいいということ。
    飲酒時は催眠状態に近いらしく、自分はダメだとかあの上司がむかつくなどの内容を延々と話していると、無意識のレベルまで刻み込まれるらしい。
    お酒はお祝い事のときがいいとのこと。

  • 脳疲労、脳老化、ワーキングメモリこれらの状態を確認することで、脳のベストパフォーマンスを出せる状態に改善することができる。ミスが起こらないようにするノーハウが詰まっているが、仕事をする上での生産性を高めるアイディアとしても放っておいて損はない内容。

    ワーキングメモリーをフル稼働するために
    ① 7時間以上の睡眠
    ②運動
    2時間以上(1週間あたり)有酸素運動が 効果的
    ③自然の中でグリーンエクササイズ
    ④読書による読解力を鍛えること
    ⑤記憶力を使うワーキングメモリのトレーニングとなる
    ⑥安産
    ⑦ボードゲーム
    ⑧料理(複数タスクを同時に行う複雑な作業)
    ⑨マインドフルネス

    ミスが起きやすい時間帯
    深夜12時から3時ごろ
    14時から16時(昼食後)

    集中力が高まるのは朝が1番。
    脳の処理速度と効率を落とさないために、マルチタスクをしないこと。

    ワーキングメモリは最大で3つまでしか覚えられない。

  • ワーキングメモリ=コンビニのレジの台数。一般の人は3台。
    ToDoを3つずつに区切るのはなるほどと思った。
    ほかはよくある「睡眠(早寝早起き)」「運動」「マインドフルネス」とかだけど、読みやすかった。

  • 脳がどのような状況であれば、より良いパフォーマンスを発揮できるか、ということが書かれている。一点一点こういうことを常に疑問に思っていたので、それぞれに答えを得た感じだった。

  • 年齢とともに衰える脳でもうまく使えばミスを防げるという触れ込みだけが大層であって、中身は運動、読書、料理などが脳に良いというありきたりな内容。Todoリストや十分な睡眠など紹介されても今更すぎて本当に精神科医なのか疑った。

    驚いたのは、参考文献リスト。
    『脳のワーキングメモリを鍛える!』
    『オーバーフローする脳』
    『もの忘れの脳科学』
    『「テンパらない」技術』
    『スタンフォード式 最高の睡眠』
    『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』
    『脳を鍛えるには運動しかない!』
    『その「もの忘れ」はスマホ認知症だった』
    『やってはいけない脳の習慣』
    『「時間の使い方」を科学する』
    『「親切」は驚くほど体にいい!』
    『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』

    要は、既存の知識のまとめであって作者の持論など存在しない。

    さらに、盗用すら疑われる。
    p85「スタヴァンゲル大学(ノルウェー)とマルセイユ大学(仏)の共同研究では、手書きはタイピングよりも記憶に残りやすいことが示されています」

    この部分は、2012年7月15日付のNEWSポストセブンの「デジタルはNG!手帳がPCやスマホより優れている点3つ」の文章と瓜二つ。

    この作者の本は二度と読まないし、できれば書店にも置いてほしくないね。

  • 背景と対策ともに具体的なことが説明されていてよかった。TODOを細かく設定してきちんと消化していくことを心がける。

  • ミスは入力、出力、思考、整理のどこかのプロセスで起こる。ミスを防ぐのに最大の効果をあげるのは運動と睡眠だが、時間管理、Todoリスト、メモ、リラックス方など、それぞれのプロセス毎の対策も細かく挙げられており、実践してみたくなる。全編をとおしてすっきり分かりやすく書かれていて、あっという間に読み終えた。

  • 基礎的な脳科学の本。脳の習慣とワーキングメモリーや行動科学などが紐付けられ、箇条書き的にわかりやすく解説してあった。

  • さらぁっと読める軽めの本。いくつか参考になる。

  • 要点がまとめられていて参考にしやすかった

  • 普段のミスの多さを克服したいので購入しました。あと、樺沢先生の本がお気に入りのため。

    樺沢先生の本はいつもですが、信憑性の高い目から鱗の情報が満載で為になります。また、twitterやGoogleカレンダーなど時代に即した内容になっているので、まさに今の私たちに参考になります。

    本書での学びは多かったのですが、
    発見としては
    ・「うつ病」まで行かない、「未病の状態」である「脳疲労」という概念
    ・情報を一時的に保ちながら操作するうための構造や過程を表す構成概念であるワーキングメモリという概念
    がありました。

    自分がおおよそ脳疲労であろうこと、ワーキングメモリは普通の人より少ないであろうと認識することができました。これにより自己洞察を図り、脳疲労の状態を改善し脳と体のコンディションを整えミスを減らそうと思いました。またワーキングメモリが少ないことを認識し、メモリに負荷をかけることを避け無理をしないことにしました。

    勉強になったこととしては
    ・ワーキングメモリは数秒から30秒程度しか保持しないということ。
    ・マルチタスクは効率が悪く、ミスも1.5倍起こりやすいこと。
    ・音楽は、「学習」にはマイナスに、「作業」「運動」にはプラスに働くこと。
    ・手書きとタイピングでは、手書きだけが脳を活性化させること。
    ・失敗する時間は「月・金」また「14:00~16:00」に多いこと。

    これから実践すると決めたことは
    ・樺沢式のTODOリストを毎日活用すること。
    ・セミナーや講演では3つだけ学びを持って帰ること。
    ・「先送り」にした案件を、「先送り」にした瞬間TODOリストに追加すること。
    ・「ミス2回」したらチェックリストを作成すること。
    ・失敗体験が蘇り、頭から離れないときは対策を思い出し、「対策をしっかりやるしかない!」と心の中でつぶやき、集中すること。

    一冊からこれだけ多くのことを学べるので、間違いなくホームラン本です。

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著者プロフィール

1965年、札幌市生まれ。累計56万ヒット突破の人気Webサイト「札幌激辛カレー批評」(http://www.kabasawa.jp/)主宰者。2003年7月に著書『とっておき北海道 カレー50』
(アドネット刊)を刊行するなど、スープカレーをメインにカレー店の動向を精力的に追い
続けている。また、スター・ウォーズ研究家としても知られ、スター・ウォーズ研究のWeb
サイト「ホス・プレス」を運営。著書に「スター・ウォーズ新三部作完全解読本」(三一書房)、
「スター・ウォーズ完全基礎講座エピソードⅠ篇」(扶桑社、共著)などがある。

「2004年 『北海道スープカレー読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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