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みんなの感想まとめ
死刑の是非について深く考察する本書は、読者に強い問いかけを投げかけます。著者は死刑が社会に与える影響や、個々の復讐心を満たす側面を冷静に分析し、死刑と終身刑の共存の難しさについても触れています。特に冤...
感想・レビュー・書評
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死刑について真剣に考えたことはなく、どっちでもいいと思っていた。自分には縁が無いと思っていたから。
死刑が社会にとってどのように有効かと考えれば、それほど良い効果はもたらしていないように思う。ひどい犯罪が起こった時に死刑を宣告されることで、怒りを感じていた人たちの個人的な復讐心が満たされるだけだ。
死刑を利用して犯罪を犯す輩もいる。本書にあるように、そういった輩には終身刑はとても有効だと思う。しかしどちらを極刑とするかで死刑と終身刑の共存は難しい。
また、冤罪の問題もある。私たちは科学は正しいと思ってしまいがちだが、実際不十分な技術もたくさんある、今現在正しいと思われる結果も、後には誤りだったと判定が出る可能性もある。
これを読んで死刑が正しいかどうか私にはわからない。
私は社会の一部であり、本書にかかれた「命の尊さ」「処罰感情」を強く持っていると同時に、人の命を奪う刑に心のどこかで疑問を感じている一市民だということに気が付いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
死刑を受ける側の人権の問題。
死刑執行者の人権の問題。
生きたくないという人に、死刑は意味がないのではという問題。→そういう人には終身刑しか有効じゃなさそう。 -
考察を平易な文章で伝えるお手本にしてもよいし、示されている問題提起(著者からすれば「結論は既に出ている」でしょうが)を自分なりに考えてみてもよいですね。
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ああっ、これは面白いなぁ。
平易な文章と漂う「言うたかて、哲学なんて思うほど高尚なもんでもないよ」みたいなシニカルさが相まって、デリケートな問題が取っ付きやすくなってるなぁ。 -
死刑という制度の是非について、いくつかの視点からの考察を書かれています。世間的に言われていることの死刑廃止論や存続論は、いったい何に依拠しているのか。そしてそれ故に答えが出ず、死刑を語ることの困難さが起こっていること。そこで著者が述べる政治哲学からの考え方。きちんと理屈をつけて、道徳論があることを踏まえつつも、ロジカルに考えること。そこから死刑にまつわる世の中の流れが見えてきます。
理屈だけで考えると死刑は廃止するべきになるのですが、そこから生まれる世の中の状態を知らされると、それで良いのかと躊躇してしまう結論があります。理屈だけで良いのか。我々個人はその中で、理屈に従うだけなのか。制度というものについて考えさせられる内容になっています。
著者プロフィール
萱野稔人の作品
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