謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー (講談社タイガ) [Kindle]

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  • 「館」の謎は終わらない−。館に魅せられた作家たちが書き下ろす、色とりどりのミステリの未来!
    内容紹介より

    収録作品:
    はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
    恩田陸『麦の海に浮かぶ檻』
    高田崇史『QED〜ortus〜 -鬼神の社-』
    綾崎隼『時の館のエトワール』
    白井智之『首無館の殺人』
    井上真偽『囚人館の惨劇』

    ほんタメで聴き馴染みのある作家陣のアンソロジーを見つけて手に取った作品。
    巧みな文章に誘導され、オチが読めたのもそうでないのもあったけど、どの作品も面白い!
    作家さんごとの作品も購入して積読なので、これから読むのが楽しみ。

  • はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
    ミステリーナイトみたいな劇を現実の世界でやる会社のお話

    恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
    隔絶された特殊な学園で起きた事件
    儚い恋人たちの話

    高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
    神社でお面が盗まれて~勉強にはなったけどちょっと知識詰め込み過ぎだったかな

    綾崎 隼『時の館のエトワール』
    SF…と見せかけて
    一番グサっときたかも

    白井智之『首無館の殺人』
    エログロゲロ満載だがやはり引き込む力が天才

    井上真偽『囚人館の惨劇』
    面白かったけど新本格30周年記念じゃないんかい!と突っ込みは入ると思う

  • 館というキーワードの短編集。2作品目g恩田陸のりせシリーズでりせの父親が子供の頃の話。りせの父親もリセと同じようにたくさんいる跡継ぎ候補の一人で、姉?と一緒に寮にいた。転入生は実は毒をちょいちょい摂取して耐性をつけている女の子で自分の体から毒を発しているのを知って他人との接触を避けるようにしてきた。りせの父親の姉とどくおんなは恋に落ちて死ぬ覚悟で駆け落ちしようとして姉が死ぬ。りせの父親の父親はりせの父親に説教。姉の喪失が両性具有的な行動に繋がっていたという落ち。恩田陸は短編のほうが面白い。

    最後の作品が良かった。何となく読んでて気付けなかったけど、あの最後は最高

  • 麦の海に浮かぶ檻が読みたくて購入。
    読んでよかった。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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