解毒 エホバの証人の洗脳から脱出したある女性の手記 (角川ebook nf) (角川ebook nf) [Kindle]
- KADOKAWA (2017年11月5日発売)
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感想 : 10件
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みんなの感想まとめ
エホバの証人の教義に縛られた生活からの脱出を描いた著者の体験記は、信仰に疑問を持つことがどれほど困難であるかを浮き彫りにしています。著者は、親の信仰に従う中で自己決定権を奪われ、周囲の期待に応えようと...
感想・レビュー・書評
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エホバの証人の親を持つ2世信者の著者の体験記。
いやはや、何とも・・・若くして苦しむ2世信者。
長い長い時間が犠牲になったのだ。
いわゆる「まとも」ってなんだろう、とういうことを考えることすら知らない子供たちが犠牲になっている。
抽象的だけど、そう、まとも。
著者の立場になって考えるなんてことは到底できない。
しかし、理由は何であれ、抑圧や洗脳の中に閉じ込められている人たちは犠牲者なんだろうと思う。
その呪縛からの脱出は困難を極める。特に閉鎖的な宗教は他を排除する傾向から、脱会者を裏切者扱いにする。
ちょっとわかる。宗教じゃなくてもそういうコミュニティはある。
著者は自分の人生を生きようとしている。
これからも困難はあると思う。それでも奪われた時間の反動は大きいはず。物書きも上手。
私も「まとも」に生きたい。
読者としては最後の手紙はニヤニヤしちゃった(笑)
ほんとは笑っちゃいけないんだけど・・・・・・。
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生まれながらにしてエホバの証人の世界にどっぷり浸かった人の体験記。10代の頃、勧誘されたことがあるので、読んでみたくなった。
少しでも教義に疑問を持つと、排斥されるらしい。私を勧誘してきた人が来なくなったのは、答えられない疑問をぶつけたせいだったんだろう。入信前に排斥されちゃった。
子供たちが賢くなって教義に疑問を持つのを恐れて、大学進学は必死に妨害するとか。著者は幸いにも、中学生の時に「洗脳を解くカギ」を与えてくれる先生と出会えた。
著者は生まれたときから自己決定権を奪われていた。常に「周りの事情に合わせて動く」という生き方をしてきた。ハルマゲドンの恐怖、コミュニティーから排斥される恐怖が強く、母や教会の言いなりになっていた。
信者でなければ母親に愛されなかった著者がとても可愛そうだ。父親は家族入信のきっかけになったものの、まともな人で家族を愛していて良かった。
著者の現在の姿が気になる。 -
「逆転人生」を見て知っていたから本を読んだが、何だか腑に落ちない部分が多々ある。宗教に対して腑に落ちないのではなく、何というか、著者に対して腑に落ちないんだな。。
どう考えてもお父さんが1番まともな人じゃん。「みーちゃんが1人で集会に行くのがしんどかったら、お父さんがついて行くよ」って、著者のことを思ってるから、お父さんらいきたいないけど一緒に集会に行ってあげるよって意味じゃん。「エホバの名前も聞きたくないのに、私を集会に連れてくってどういうこと!」ってなる神経が分からん。 -
エホバの証人のリアルな活動を客観的に知ることができた。
心に問題がある人の隙につけいる。ラブシャワーで愛に飢えた人をとりこむ。布教活動している人は洗脳されている人なので純粋な気持ちでしている。信者になるのをやめさせたとしてもその人の心の問題を解決しない限り他のものに傾倒するだけ。入信した後は勉強や布教活動で忙しくさせ、信者たちにのみ囲まれた人間関係の中に生きさせて脱会への足枷を作り、教義に疑問を持つ人はラブシャワーを受けられなくなり排斥され、思考停止の人たちばかりが残る仕組み。
宗教は人を救うためにあるもののはず、教義により生活を縛られ廃人のようになったり苦しむ人がいる宗教は宗教として機能していない。
洗脳が解けるシーンは刮目した。
「洗脳されるということは麻酔かけられるのと同じ。ようやく五感を持った人間になることができた」
生まれた頃から洗脳され続けた人がどんな感覚で生きて来ていたのか、本人にもわかっていなかったものを身をもって体感した様子がわかる。それでもカルトの呪いからはすぐに抜けられず、カウンセリングを受けたりそこからさらに人との交流などで時間をかけないと自身の人生を取り戻せないのだと、あらためて幼い子供を連れて宗教に傾倒することは子供の人生を奪う虐待行為なのだと思った。
著者は愛情深くて強い人。
わたしだったら自分の人生をスポイルされたと憎しみに支配されて苦しんで前向きに生きていけない。著者自身は小さい頃から考えることを奪われたと言っているけど、そんな土壌で育ったにも関わらず、その時その時できることを考えてもがいて歩いて来ている人生だと感じた。
お母さんからは条件付きの愛しかもらえないと確認したにも関わらず、自分の無償の愛でお母さんを癒すことができるという教えを救いにしていることに驚いた。
つくづく、子供は親を捨てるのが困難なのだろうな、と感じる。親への愛という呪いの存在を改めて感じた。でも著者は無償の愛で母を癒そうと再び母に向き合おうというところで本作は終了している。
やはり強くて愛情深い。著者のお父様譲りの愛情深さなのだろうか。現在の母や姉との関係がどうなったのか、とても気になる。 -
現実を直視できるものだけが幸福を手にすることができる。大人はまだ自己責任を問う余地があるが、宗教二世は選択肢がない分、痛ましい。そして幼少期に教会に連れて行かれていた自分も、宗教から少なくない影響を受けているのが自覚できた。
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宗教二世の話
物心ついた頃からエホバの教育。
10代前半で信者。
あともどりできない。
まさに虐待。
とても生々しくて
都合のよいように解釈するのに、
人には厳しいグレーゾーンなしの
宗教だとわかった。 -
すごくリアルで新興宗教のいびつさが伝わってきた。
NHKの逆転人生で著者が出演 -
宗教2世の存在を初めて知った
カルト宗教の内部メカニズムがとても良く出来ているのだとわかった -
エホバの証人の家に生まれた子の話。
「ドアの向こうのカルト」などに比べると非常に主観的に書かれていると感じる本。
エホバの証人の思考は、善か悪か、白か黒か、中庸はないという。
著者自身にこれをすごく感じた。
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