享徳の乱 中世東国の「三十年戦争」 (講談社選書メチエ) [Kindle]

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  • 講談社 (2017年10月10日発売)
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みんなの感想まとめ

関東の享徳の乱は、30年にわたる戦乱を通じて戦国時代の幕開けを告げる重要な出来事です。この乱は、応仁の乱へと波及し、守護領国制の崩壊を引き起こし、戦国大名の前段階である戦国領主を生み出しました。著者は...

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  • 関東の〈享徳の乱〉が〈応仁・文明の乱〉に波及し〈戦国時代〉が始まった■「上杉氏を支える京の幕府=足利義政VS古河公方」の中で、重層的であった〈職の体系〉が崩壊した。本家職、領家職が取っ払われ、現地の地頭職もしくは取って代わった在地領主に抑留されていく。散在所領ほどであり〈強入部〉として武力による一円化が進み、著者は〈戦国領主〉と名づけ〈戦国大名〉の前段階と見ている。関東御分国内には京都権門(公家・武家・寺社)の所領・所職が多く存在したが、ことごとく消滅し回復することはなく、京へ全国へ波及した(2017年)

  • 30年に渡って関東を戦乱にもたらした享徳の乱の経過を解説。享徳の乱こそが戦国時代の幕開けをつげるものであり、応仁の乱も関東の争乱の飛び火として起きたものだという。享徳の乱のようなそうらんが守護領国制の崩壊をもたらし、戦国大名につながる戦国領主を生み出していった。室町期の話はどうしても京都中心になりがちではあるけど、関東から見るとまた立体的になる。
    それにしても、呉座勇一「応仁の乱」、亀田 俊和「観応の擾乱」ときて、「享徳の乱」までも登場するとは、ここのところの室町期の盛り上がりはすごい。この機を逃さず室町期の大河ドラマをやってくれないだろうか。

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著者プロフィール

一九三二年、群馬県生まれ。東京都立大学名誉教授。文学博士。専攻は日本中世史。
慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。東京都立大学人文学部教授、東京都立大学附属高等学校校長、中央大学文学部教授を歴任。
著書に『中世の東国』『中世社会の一揆と宗教』(ともに東京大学出版会)、『中世災害・戦乱の社会史』『新田義貞』『中世東国の荘園公領と宗教』『足利尊氏と直義』(いずれも吉川弘文館)、『享徳の乱』(講談社)、『中世の合戦と城郭』(高志書院)、『中世荘園公領制と流通』(岩田書院)、『日本中世の社会構成・階級と身分』(校倉書房)など。その他、共編著多数。

「2020年 『中世鎌倉盛衰草紙 -東国首都鎌倉の成立と展開-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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