たゆたえども沈まず (幻冬舎単行本) [Kindle]

著者 : 原田マハ
  • 幻冬舎 (2017年10月24日発売)
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たゆたえども沈まず (幻冬舎単行本)の感想・レビュー・書評

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  • Vincent Willem van Goghといえば印象派の画家として世界的に極めて有名である。

    厚く塗られた絵の具と鮮やかな色彩は見るものに何かを感じさせずにはいられない。

    また彼は日本の浮世絵に影響を受けたことはよく知られているところであり、実際、浮世絵を模写したりしている。
    では、彼(Amsterdam産まれ)と浮世絵はどのように接点を持ったのか?
    それはPariでの日本人画商が関わっていたのだ。彼の名を林忠正という。
    Pariのジャポニズムの牽引者といってもいいだろう。堪能なフランス語を操り、有名な美術誌に日本芸術を寄稿するなど、多大な功績を残したそうだ。

    本書は彼女の書籍の大部分がそうであるように、半分が史実で半分がフィクションである。

    数年前にAmsterdamのVan Gogh美術館に行ったことを思い出した。
    これから行く人は、ぜひ本書をAmsterdamで読みながら彼の作品を鑑賞すると良いだろう。

  • 新しい美を生み出す苦しみ。それぞれの闘い。

  • 読了。ファン・ゴッホに関わった2人の画商の目を通して、画家の半生を描く。この人の本を読んだのは4冊目だけど、今回のは若干期待外れだった。当時のパリの風景やら社会情勢やらの描写は詳細で素晴らしいのだけど、それだけというか、話としてストレートすぎだった感。あと、以前も気になったけど、「パートごとに書き出しの後しばらくしてからちょっと前のことを書く」手法が多用されているのが若干読みにくい。これ、他の人の作品で気になったことはないので、この人の独自の文体なんだろうが、何回読んでも慣れない。

  • 結末はわかっているので読み進めるほどツライのですが、それぞれの強い想いが痛いほど伝わります。
    そして林忠正とにかくカッコいいです( ´ ▽ ` )←ツボ

  • 原田マハさんがついにゴッホを!ということで期待して読んで期待通りでもうすばらしい一冊。一応だいたいのことはわかったうえで読む私でも、ゴッホ兄弟の葛藤や愛、彼らを支えた当時の日本人(!)画商の勇気と信念の描き方が秀逸なのでどんどん引き込まれる。で、当時のいろんな背景とか浮世絵の扱われ方とかパリの存在感とか、そういうのもきっちり伝わってくるのがさすが。最後ねえ、もちろんどうなるのかわかってたけど、やっぱり涙が出ますよ。フィンセントさん、あなたの大好きな日本の私たちは、みんなあなたの絵が大好きですよ。わたしもね。
    ただ、テオの息子が最後にまた出てくるのかと思ったら出てこなかったのはどうしたのかしらん。

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