いい部屋あります。 (角川文庫) [Kindle]

著者 : 長野まゆみ

• KADOKAWA (2017年10月25日発売)

感想・レビュー・書評

[ハリィさんの感想 · 2023年11月5日]

長野まゆみワールド。久々に読みました。これは何？どうしてこうなるの？なる程、こういうことか。そして、こんな風におさまるんだ。でも、なんだか中途半端感が。でも、長野まゆみだしね。

[ななさんの感想 · 2023年7月21日]

建物や食べ物、服の描写がとても丁寧。
だが、あいにく私はそれに興味がない。
靴職人を目指すと言っていた幼なじみは長野まゆみ作品が好きだったのを思い出す。
この著者の作品はそういうセンスの人にこそ喜ばれるだろう。

私が読むと、狐にばかされているような不快感すらある。
舞台装置だけで押してくるな、という気分になるのだ。
これは個人的な好みの問題だろう。

[とわもさんの感想 · 2017年11月2日]

プロローグや序盤の部屋探しのあたりはとても良かったものの、故郷に帰ってからというものトントン拍子すぎて気持ちが追いつかなかった。巻き込まれ系平凡愛され主人公君がイケメンだらけの寮生活する話を、長野さんテイストで読んで見たかったりもした……。

著者プロフィール

長野まゆみ（ながの・まゆみ）東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」