ユニクロ潜入一年 (文春e-book) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 安く買えるのにはそれなりの理由があった。商品を製造する工場の従業員や、販売する店舗の従業員の労働の代価としての安価な商品を手にしていたのだ。
    もうユニクロとその姉妹店の商品は一切買わない。
    ルポとしてのおもしろさと筆者の使命感は十分に伝わるのだが、表現がやや思い入れ過剰に感じるところもあった。その分、説得力に欠けるところが惜しい。

  • 読み物として面白かった。ユニクロの生産と販売の現場で人々が感じていることがよくわかる。

    感想として思うのは、それぞれが信じる善のために行動していること。そして、その善に対する認識に大きく多様な食い違いがあること。
    人は皆違って当たり前。その違いを受け入れた上で、じゃあどうやってチームとして組織として価値を最大限に高めるかと思考を進める。この思考順がいまの経営には求められていると思う。それがこの著者の働いた時点でのユニクロには不十分だった。

    つまりダイバーシティマネジメント。

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著者プロフィール

横田増生

一九六五年、福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て、アメリカ・アイオワ大学ジャーナリズム学部で修士号を取得。九三年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務める。九九年よりフリーランスとして活躍。二〇二〇年、『潜入ルポ amazon帝国』で第一九回新潮ドキュメント賞を受賞。著書に『ユニクロ潜入一年』『「トランプ信者」潜入一年』など。

「2022年 『評伝 ナンシー関』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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