幸せとお金の経済学 [Kindle]

紙の本

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • フォレスト出版 (2017年11月3日発売)
3.07
  • (2)
  • (5)
  • (15)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 142
感想 : 14
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (261ページ)

みんなの感想まとめ

本作は、幸せとお金の関係を探求し、特に地位財と非地位財のバランスの重要性を説いています。著者は、物質的なものに依存する本能を持ちながらも、真の幸せには非地位財、すなわち健康や自由、愛情、体験への投資が...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • キーワードメモ
    ●地位財・・・他人との比較優位によって初めて価値が生まれるもの。
    (例 所得、社会的地位、車、家、教育など)
    ●非地位財・・・他人が何を持ってるかどうかとは関係なく、それ自体に価値があり喜びを得ることができるもの。
    (例 休暇、愛情、健康、自由、自主性、環境など)

    ・幸福度は地位財ほど短期的。
    ・幸福度を絶対的価値ではなく、相対的(他人と比べて)の価値で判断している限り終わりがない。
    ・アメリカは良質な教育を受けさせるためには居住費の高いエリアに住まなくてはいけないというジレンマ
    ・マウンティングは他者より持っていることが生命に関わっていた時代の本能。

    ------------------------

    翻訳書ということもあり、事例がグラフが多くてなかなかすっと読めなかったが、要は他人と比べて得る幸福は、もっと持っている人が現れると価値が薄れ、幸福感も長続きしない。非地位財を満たすことに意識することが人生を幸福にする、と理解しました。
     
    お金の使い方を見直したい方に。

  • 地位財=他人との比較優位によってはじめて価値が生まれるもの
     例:所得、社会的地位、車、家など
    非地位財=他人が持っているかどうかとは関係無く、それ自体に価値があり喜びを得ることができるもの
     例:休暇、愛情、健康、自由、社会への帰属意識、良質な環境など

    の視点に立って幸福か否かを論じている。
    この視点で考えると確かになんと羨望などに縛られていたかと思わされるものの、なかなか抜け出せないよなとも。

    命題① 人には相対的な消費が重要だと感じる領域がある
    命題② 相対的な消費への関心は「地位獲得競争」つまり地位財に的を絞った支出競争につながる
    命題③ 「地位獲得競争」に陥ると、資金が非地位財に回らなくなって幸福度が下がる
    命題④ 中間所得層の家庭では、格差の拡大によって「地位獲得競争」から生じる損失がさらに悪化した。

    2018年2月③

  • 金銭感覚について書かれた本なので,自分の周りの人と比較する際,上や下を見るのではなく,横を見ることを進めている。見栄のためにお金を使うべきではない,という主張には納得できる。非地位財である休暇,愛情,健康,自由,自主性にお金を使うべきとある。体験が何者にも代えがたいものだと思う。

  • 地位財と非地位財・動物の進化と経済学・アメリカにおける公共インフラの劣化tc、どこかで読んだことがあると思ったら「ダーウィン・エコノミー」の著者だった。
    先に挙げた本よりも分かりやすく簡潔に書かれているので、どちらも読むつもりならば、こちらから先に読んだほうが理解が深まると思った。

  • 参考にはなった。筆者が海外の方で、アメリカの例えが多く、アメリカ事情の勉強になった。

  • 経済学教授である著者が富裕層のお金の使い方から見る現代社会に潜む問題とその解決法について書いた一冊。

    コンテクストや地位材と非地位材という用語とともに現代社会にある中間層にとっての家計の問題を本書の指摘で学ぶことができました。
    家や車などの地位材にかけるコストが上がり労働時間の増加へとつながっていたり、地位材の価値が時を経るごとに増大になっていく相対的欠乏に陥るなど先進国で所得が増えても幸福感の実感がない理由の一つを本書で知ることができました。
    そこで著者が提案されている累進消費税という考え方は非常に興味深いものであり、現行の税制だけでは解決できない問題で深く議論していくが必要であるとも感じました。

    本書を読んで、地位材や非地位材というものを通してみるコンテクストという概念から地位材への消費行動を慎むことや富裕層への税制の仕組みについて考えることなど現代社会において示唆すべきことを学べた一冊でした。

  • 経済学では幸福について語りきれてない部分あるよね、という切り口の本。
    主張がなかなかにわかりにくくはあったけど、テーマとしてはかなり興味深かった。
    かなり議論の余地があると思う。
    大学のゼミとかで研究してみたいテーマだった……

  • タイトルからすると自己啓発本っぽくもあるが、中身は完全に経済学の本。支出は周囲の状況に大きく左右されるため、所得格差の広がりは社会全体の幸福度が下がる。そして、富裕層に多く課税することが、結果として富裕層にとってもメリットとなるというのが主張。

    今からこの本を読もうと考えているのなら、同じ著者が後で出した『ダーウィン・エコノミー』を読んだほうが良い。内容がほとんど同じな上、『ダーウィン・エコノミー』の方がより一般的な内容となっている。

    もし俺が先に読んだのが本書であったのなら、もっと多くの星をつけただろう。しかし、『ダーウィン・エコノミー』の後だったため得るものはほとんど無かった。まったくもってコンテキストは重要である。

  • 幸福は絶対的な価値感で測れないとはなるほどと思った。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

コーネル大学ジョンソンスクール教授
コーネル大学ジョンソンスクール H・J・ルイス記念経営学教授および同校経済学教授。1966年ジョージア工科大学卒(数学専攻)。71年カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了(統計学)、72年同大よりPh.D.(経済学)取得。72年よりコーネル大学にて教鞭を執る。2005年からニューヨーク・タイムズ紙にコラムを執筆している。著書に『成功する人は偶然を味方にする』『幸せとお金の経済学』『日常の疑問を経済学で考える』などがある。ニューヨーク州イサカ在住。

「2018年 『ダーウィン・エコノミー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ロバート・H・フランクの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×