kodomoe(コドモエ) 2018年 2月号 (付録(別冊よみもの「ノラネコぐんだんと海の果ての怪物」(工藤ノリコ)・別冊絵本「パンのずかん」(大森裕子)・ノラネコぐんだん折り紙5枚セット)

著者 : 工藤ノリコ 大森裕子

• 白泉社 (2018年1月6日発売)

感想・レビュー・書評

[NORISさんの感想 · 2018年1月7日]

お待ち兼ねのノラネコぐんだん最新作は60ページ超の読みもの。お話が長くなっても、お約束のあの場面はちゃんとあって、わくわくする物語だった。ぼーずの音読にもちょうどよさそう。前がきとあとがきにある工藤さんの絵本／童話への思いや姿勢にも（これまでのインタビューなどでたびたび語られてきたことが多いけれど）共感できることばかりでうれしい。
もうひとつの付録絵本「パンのずかん」もおいしそうで楽しいし、ノラネコオリガミもぼーずが喜んでいるし、今回は初の綴じ込みコミックまでついているし（ちょうどお正月からテレビアニメ放送開始らしい「学園ベビーシッターズ」）、本体の記事もいろいろ楽しいし（入園入学準備などはもう関係ないけれど、レシピやダイエットの話は中学生の娘達も興味をもつし）、ほんとうにもりだくさんでお買い得でありがたい雑誌だなぁ。
山崎ナオコーラさんロングインタビューにも共感した。「男らしさ」「女らしさ」へのこだわりも夫婦の「平等」「対等」へのこだわりも捨てるとすごく楽になった、というお話。ただお互いに健康で楽しく生きていればいい、ほんとうに。

著者プロフィール

愛嬌たっぷりのキャラクターや緻密な絵が人気の絵本作家。主な作品に、『ピヨピヨスーパーマーケット』や『ノラネコぐんだんパンこうじょう』などがある。

「2014年 『学研２０１４年絵本新刊セット　全１２巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」