月刊たくさんのふしぎ (1 2018年1月号) (月刊誌)

  • 福音館書店 (2017年12月4日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 / ISBN・EAN: 4910159230189

感想・レビュー・書評

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  • 90歳すぎた著者が先日なくなり、新聞のコラムなどでこの本のことば(↓)がとりあげられた。
    ライフワークとして子どもを撮り続けた著者の原点が東京大空襲で焼死した幼児の姿にお地蔵さまの面影を見た経験で、以来おりにふれお地蔵さまと子どもの関わりや行事を追ってきたという。1980年頃に取材した土地に近年あらためてでかけて撮ったものを見比べるのは興味深い。
    伝統があった地蔵さまの行事も少子化・過疎化などでめっきり減ってきているという話だが、そういえば道端でお地蔵さまを見かけることも減ったなあと思う。(2022年6月)

    「私はユニセフ親善大使の黒柳徹子さんに同行し、30余年にわたり、援助を必要とする国を訪問している。そのほとんどは戦争や紛争に巻き込まれた国であり、被害を受けるのは子どもや女性、老人である。訪ねるたびに、日本の戦争時代のことを思い出す。劇映画などで戦争を見ると、なんとも格好よく見えるのだが、戦争そのものは人と人との殺し合いにほかならない。日本の子どもたちが地蔵さまと楽しんでいられるのも平和であるからこそだ。この本の写真に映された子どもたちのように、明るい笑顔でお地蔵さまと接していられるのは、戦後日本は戦争をおこしていないからだ。防火用水槽の中で命を落とした子どものようなことが起こらぬよう、平和な日本であり続けてほしいと願ってやみません。」《巻末ふしぎ新聞、作者のことばより》

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著者プロフィール

1929年、東京・浅草生まれ。写真学校を卒業後、木村伊兵衛氏に師事。新潮社の嘱託などを経て1959年からフリーランスとなる。1965年、アメリカのタイム・ライフ社と契約。ライフワークとして世界の子どもたち、人間のドラマ、武蔵野や文士・芸術家の肖像を撮り続けた。1995年から2015年まで日本写真家協会会長。1979年モービル児童文学賞、1985年菊池寛賞等を受賞。1990年紫綬褒章、2002年勲三等瑞宝章を受章、2003年文化功労者に顕彰され、2019年に写真家初の文化勲章を受章。2020年に朝日賞特別賞を受賞。2022年6月1日逝去。

「2023年 『武蔵野 わがふるさと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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