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- / ISBN・EAN: 4988102634698
感想・レビュー・書評
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【ストーリー】 (Amazonより)
ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家へ招待される。
若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。
その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と窓ガラスに映る自分の姿をじっと見つめる家政婦を目撃し、動揺するクリス。
翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかりで気が滅入ってしまう。
そんななか、どこか古風な黒人の若者を発見し、思わず携帯で撮影すると、
フラッシュが焚かれた瞬間、彼は鼻から血を流しながら急に豹変し、「出ていけ! 」と襲い掛かってくる。
“何かがおかしい"と感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが・・・。
黒人差別の話なのかと思いながら観ていましたが なんとも言えない不気味さが続きます。
想像のつかない結末でちょっと唖然としてしまいましたが クリスがGet Out出来て良かった! -
予想外の展開で楽しめた ミステリーというかホラーで
ブラックユーモアがあった気がした
ストーリー書くとネタバレになるから詳しく説明出来ないが 意外と今までにないような展開だった気がする。
「インシディアス」「ヴィジット」など人気ホラー作品を手がけるジェイソン・ブラムが製作し、アメリカのお笑いコンビ「キー&ピール」のジョーダン・ピールが初メガホンをとったホラー。低予算ながら全米で大ヒットを記録し、第90回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。 -
映画や小説のタイトルって、実際に鑑賞してなるほど、と思うことがあるけど、この映画もそんな感じでした。見終えた後、「そりゃ『ゲットアウト!』って叫びたくなるよなあ」と。
個人的にホラー作品で大事なのは、違和感や不気味さをどう盛り上げていくか、だと思うのですが、この映画は巧かったなあ。パーティーに参加する白人たちの態度といい、黒人の使用人たちの、どこか壊れた感じといい。
根本的に何かが噛み合ってない、そうした怖さをジワジワと描いているように思います。特に白人たちの雰囲気が印象的。主人公が二階に上がった途端に、にこやかな態度から探るような雰囲気に一変するのは、「ただごとじゃない何かがある」そんな予感を抱かせます。
黒人差別を描いた話、そしてジャンルがホラーということで、暴力的なグロさがあるのかなあ、などとも思っていたのですが、ある意味現代的な差別を皮肉った感じだなあ、と思いました。
差別というよりかは、固定観念、あるいはイメージで人種を語ってしまう、人間への皮肉なのかもしれません。
後半の大立ち回りはちょっとB級ホラー感もあって、それはそれで面白かったです。でもこういう作風が、アカデミー賞でも評価されたっていうのが、何よりも意外だったりします。
映画に限らずですが、物語が語れること、表現できることって、ジャンルに関わらずどんどん広がっている気がします。
だからこそ観る側も単にジャンルやストーリーの表面的なところにこだわらず、
その奥にあるテーマや本質を見ることが重要になりつつあるのかもしれない、そんなことを思いました。 -
大好きです!
無駄なシーンが少なく良くまとまった良作だと思います。
ちょっとナルシストな女中さん。無駄に運動能力を鼓舞する管理人さん。...の割には精神的に脆いところがちらほらと。
なるほど!そういう理由ですか!納得!となる最後は中々のものです。
いや留守中の犬を任された友達はいい味出してましたねぇw
これを見て「好きだ!」となった人は名作「スケルトンキー」を見るべきだと思います。
知名度こそイマイチですが私的にはこちらの作品より頭一つ良作だと思えます! -
黒人差別を描いた映画はたくさんあるけど、これはホラー演出だけでなく、KKK みたいな有色人種蔑視の、まあはっきり言って知的レベルの高くない白人ではなく、オバマに投票するような知的でリベラルな白人に潜む差別意識を暴いたところが新しいと思う。
黒人の肉体に対する白人のコンプレックスも、裏返せば差別。俺たちは頭、お前たちは体、という。日本人だって黒人の肉体や運動能力を称賛する人は多いと思うし、それが差別だなんて思いもしないだろうけど、考えてみたらおかしい。そういう偽善に気づかせる意味のある映画。ちょっと主人公、殺し過ぎだけど、話として面白いし。
差別なんてしないと言いつつ、無意識のうちにしている可能性もあると、自分を振り返って見てみるきっかけになった。
関係ないけど、ローズの弟が雰囲気も顔も窪塚洋介に似てると思うのは私だけ?キレっぷりも、髭や髪の乱れも窪塚洋介!にしか見えなかった。 -
サスペンスなのに、
終盤までかなり緩い展開で眠い。
最後は怒濤の追い上げ。
設定は珍しいが、
ドキドキ感が薄いので、
サスペンス入門者向けか? -
様子のおかしい黒人の使用人たち。来客にいたただ一人の黒人の様子もおかしい。この居心地の悪さは何だろう?何かが迫ってくる。雰囲気づくりが上手いね。「ゲットアウト!」(逃げ出せ!)というハラハラ感。最後までダレずに楽しめました。ところで、写真に写った数多くの黒人ボーイフレンドたちはどこに行ったのでしょうね。
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アカデミー賞にしては、ちょっとキッチュじゃない?
監督 ジョーダン・ピール
脚本 ジョーダン・ピール
出演 ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ
脚本賞。
なぜ黒人が対象かの説得感に欠けてる。
それとも差別感情がベースにあってすんなり納得されることなのか。 -
あのようなことをした理由がいまいちで
ありがちな、サイコパス的な動機なのが
どうかと思う、最近そのような映画が多い -
表面的には差別を否定しながらも、その実、黒人を差別し利用する白人たち。
物語前半では主人公同様、観客も登場する人物らに違和感を感じる。作り笑いや不可解な言動など。
それが後半では一気に答えが示され、伏線回収も見事。思わずもう一度見たくなる。
ホラー要素もありながら、黒人差別という社会性も含めた秀作。 -
初めからもう違和感だらけでゾワゾワします。
よくあるスプラッタと差別され排斥されること。二つの恐怖要素が掛け合わされる。
逃走シーンは意外にサクッと終わって気持ちが良かったです。殺したぜヨッシャァァ となってしまった。 -
Netflixにて。面白かった!親友の人ステキ。シドかわゆい。
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スリラーと社会派の見事な融合。
黒人を劣った人種として差別するのではなく、身体能力等が高い人種として差別する点が真新しかった。
救いのあるラストだったのが幸い…
この作品は怖いですよね。
ゲットアウトの意味がわかった時ゾゾゾ…としました。
だけどクスッと笑えるとこも...
この作品は怖いですよね。
ゲットアウトの意味がわかった時ゾゾゾ…としました。
だけどクスッと笑えるとこもあって忘れられない作品でした。
この映画、前評判通り面白かったです。
『ゲットアウト』の意味を知ったときも「なるほどなあ~」と。
観賞...
この映画、前評判通り面白かったです。
『ゲットアウト』の意味を知ったときも「なるほどなあ~」と。
観賞後、他の方のレビューや、ネタバレサイトを見てさらに「なるほどなあ~」と(^-^;
監督の次回作が超楽しみです。