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みんなの感想まとめ
新選組の歴史を深く掘り下げた作品で、特に永倉新八の視点から描かれる物語が魅力的です。著者は、永倉の主観を通じて、新選組の隊士たちの人間関係や心理描写を鮮やかに描写しています。近藤勇との複雑な関係性や、...
感想・レビュー・書評
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明治の終わり、小樽に暮らす杉村義衛翁による新選組の記。彼は若い時、隊士の中でも屈指の剣の使い手、永倉新八だった。
有名隊士の中で、大正二年まで生きた永倉新八。古い文体ながら情景描写が上手くて躍動感ある文章は、たぶん永倉の言ったことを書き綴った人物の脚色も入っているんだろなと想像します。
いくつかの新選組ものを読んでいますが
・近藤勇は、伊藤甲子太郎を最初から疑っていた。
・永倉が藤堂平助を逃がそうとしたのは、近藤の指示。
という点を初めて知りました。
新選組を題材にした物語を描いた名だたる小説家が、おそらく皆読んでいると思います。同じものを読んでるんだな、と思うと感慨深いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前から存在は知ってたけど、ちゃんと読むのは初めて。
多くの新撰組を題材にした作品が重要な資料として、本書を挙げているだけあって、興味深い描写が出てくる。
永倉新八が語ったものが元なので、永倉新八の主観になっていて、近藤勇との出会いから袂を分かつまでの関係性の変化が面白い。「同志であって臣下ではない」という心情が貫徹されている。
近藤と袂を分かつあたりになると、ちょっと近藤を悪く書いてるけど、それは人間が主観で語れば心情も乗る。ただ、後に永倉が近藤、土方の顕彰碑を建立してるのを考えれば、彼にとって近藤や新撰組に対して、遺恨とかはなかったんだろう。
あと新撰組の結成に繋がる浪士隊参加が永倉の提案になってたり、佐々木只三郎が「後に坂本龍馬を斬った男」になってるのも興味深い。
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