これからの日本、これからの教育 (ちくま新書) [Kindle]

  • 筑摩書房
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感想・レビュー・書評

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  • 元文部科学省の前川喜平氏、寺脇研氏の対談本です。

    お二人が日本の生涯教育という考え方の基礎を作ることに尽力してきたことがよくわかりました。

    学校教育というものは人が生涯学び続けていくための基礎作りです。義務教育、高等教育はスタート地点であって、大学に合格したから勉強は終わり、というものではありません。

    いつでも、どこでも、誰でも学ぶことができる社会はとても素晴らしいものではないでしょうか。障害の有無、アレルギー、性的マイノリティ、国籍といった、個人の意志で決めることのできない事情によって、学びが制限されることは無い方がいいです。

    岩盤規制を突破する事だけに力を注ぐのではなく、自分は何を学んで、どのような人生を歩みたいのかを考える必要があるのではないでしょうか。

  • どれだけ理想論を語っても、企業の採用条件に学歴があるかぎり、無意味だ・・・と、自分達の雇用の首を絞めかねない発言ができる教育関係者が増えない限り無理かもネ。

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著者プロフィール

1955年、奈良県生まれ。現代教育行政研究会代表。東京大学法学部卒業後、1979年に文部省入省。2016年に文部科学事務次官。2017年1月に退官後、加計学園問題で岡山理科大学獣医学部新設の不当性を公にする。福島市と厚木市で自主夜間中学の講師も務める。著書に『面従腹背』、『権力は腐敗する』(いずれも毎日新聞出版)、共著に『同調圧力』(角川新書)、『生きづらさに立ち向かう』(岩波書店)など多数。

「2022年 『コロナ期の学校と教育政策』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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