1122(2) (モーニングコミックス) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 全体的に抑圧された雰囲気をまとっている。本巻では女性向け風俗店へ進む主人公の姿が印象的であった。夫の恋人が今のところ一番不幸そうである。子育てに苦戦し、家庭では安らぎが得られていない。

  • 不倫を公認せざるを得ないにはそれなりの原因があるわけで、そこらへんの理由付けもうまい。

  • 夫婦だからって必ずしも夜の営みを営わなければならないわけではないにしろ、苦痛と感じる美月も、一子にゃいたせない二也もなんかなーとは思ったりはする。不貞を働いている不倫という共通の思いだと思ったら、違った時の美月の感情はそりゃないだろと思ったり。「友達のこと品評みたいに言われるのやなの」あの旦那であればねぇとも美月の事情は事情として。「家なんて終わるときは終わるんだし、亡くなった人やまだ見ぬ人より今生きてる人の人生が大切よ」二也のお母さんがこれまた素敵なお姑さんだなと思うのだが、夫婦関係とはまた別の次元だ。

  • 旦那に外で恋人作っていいよといい、セックスなんかしなくても私たちは仲いいもん。と言っている主人公。

    それでも旦那が恋人を優先しだしたら少しだけいらついてきて、旦那に求めてみたら、全力で拒否される。
    一番最初の拒否は自分からだったのに。

    あぁわかりすぎて辛い。

    そして主人公はついに、女性用風俗に足を踏み入れる。
    そんないいところで2巻が終了する。

    どうなるの!

  • この作家さん、壁一枚隔てたら気づかないような、どこにでも潜んでいる人の歪みや陰を、温かい味噌汁みたいに何気なく描くのが上手。
    今回も(も?)ほんの少しだけ「おかしな」1組のカップルを核として、面白い人間模様がドッサリ。

  • oh....!

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著者プロフィール

北海道出身。
2004年「ヤングユー」から『透明少女』でデビュー。その後「コーラス」や「エロティクス・エフ」など女性コミック誌を中心に連載。代表作に『東京膜』『ラウンダバウト』など。
今作が青年誌初連載!

「2013年 『にこたま(5) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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