自動車会社が消える日 (文春新書) [Kindle]

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  •  自動車産業は20世紀の製造業の中心的存在だったことは間違いない。しかし21世紀になって様々な理由から、自動車メーカーを中心とする産業構造が変わろうとしている。大きなポイントは自動車がネットワークに繋がることと、動力がエンジンからモーターへ切り替わっていくことだ。それらの変化により、業界の中心的企業が既存の自動車会社ではなくなる可能性も出ている。本書はそういった状況に対し各企業がどのように生き残り戦略を立てているか紹介している。

     完成車メーカーを凌ぐほどの力をつけつつある部品メーカー、ネットワーク技術を生かして異業種から参入を図る通信会社などもさることながら、従来の車づくりを拡充しつつ新しい手法を取り入れる自動車メーカーの努力は危機感にあふれている。

     日本はハイブリッドで先行したが世界のエコカーはEVが主流となりつつある。それは日本勢を牽制する意図があるとも噂されるが、政治とかビジネスとはそういうものだろう。家電や総合電機の分野と同じ轍を踏まないよう、世界の潮流に遅れず喰い付いていくしかない。

  • 【トヨタが没落し、グーグル栄える「未来のクルマ」】燃費で勝る日本を一挙に追い詰めた中国・EUのガソリン車禁止、自動運転技術を握ったITの巨人たち。日本車没落の未来を透視する。

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著者プロフィール

経済ジャーナリスト。
1964年生まれ。1988年九州大卒。NECを経て1992年朝日新聞社に入社。経済部で自動車や電機産業などを担当。2004年に独立。現在は主に企業経営や農業経営を取材し、講談社や文藝春秋、東洋経済新報社などの各種媒体で執筆するほか、講演活動も行っている。
主な著書に『自動車会社が消える日』『日産vs.ゴーン』(以上、文春新書)、『会社に頼らないで一生働き続ける技術』(プレジデント社)、『メイドインジャパン驕りの代償』(NHK出版)、『トヨタ愚直なる人づくり』(ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『サイバースパイが日本を破壊する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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