- Amazon.co.jp ・電子書籍 (381ページ)
感想・レビュー・書評
-
星は3.5 です。面白くないわけではないけど、今までの姫川玲子シリーズに比べるとちょっと物足りない感じがする。ハードボイルドさがだんだん抜けてきて、男女関係機微が前面に出すぎてきたような気がする。姫川の一人称だけでなく、何人かの主要人物の一人称表現は、以前からだったっけ?今回はえらくそれが気になる。キンドルで読んだせいか、振り返って読み返すのも面倒なので、そのままにしてしまったが、結局、本題の女子大生殺しは解決したのか?
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あいかわらずのエンターテイメント。一気読み。
-
昨年の10月に読んだのだが、旅行中にKindle版で読んだので、記録を忘れていた。なので、細かいところまではすでに覚えていないが、久々の姫川を読めて良かった。やっぱ、二階堂ふみじゃなくて、若い頃の竹内結子やなあ。まあ、今さらは無理やけど。今回の話は、古い拉致事件が絡むので、結構難しい。まあ、このシリーズはいつも重くなるのではあるが・・・
-
今まで読んだことがないくらい長い長い長編小説のほんの序章と思うとものすごく面白い気がする。
この巻だけだと宙ぶらりんで終わった感は否めないけど、次回作への期待値は膨らんでいる。 -
ブルーマーダーの出来が良すぎた、かな
-
氷山の一角。これからの敵が強すぎるでしょ…
-
姫川玲子シリーズは大好きな作品だが、今回は政治色の強い内容となっており、少し戸惑った。誉田作品は最近同様に作者の政治的信条が色濃く反映されてしまっており、純粋にエンターテイメントとして作品を楽しみたい一読者としては違和感を覚えてしまう。
-
うーん
-
「姫川シリーズ」の最新作ということで意気込んで読んだけど、本筋から少々離れた事件で、それも国家的問題がからんできて、案の定の結末。
なんだか、肩透かしをくらった気分。
姫川らしさ、というか、姫川色が今ひとつ。
捜査の展開もぼんやりしていて、さらに、元姫川班の仲間の活躍もあまり見られず、ま、意気込んで読んだ割にはスッキリしなかったという思いが残る。
で、「姫川らしさ」とは何ぞやと考えたが、捜査に入ったら、自分の直観に従ってつき進む潔さがあり、その潔さが事件を引っ張っていっていることか。
ただ、「ガンテツ」の背景や、これまでとは違った日下の姫川に対する思いが少し描かれて、そっちのほうが面白かった。 -
姫川玲子面白い。一気読み。最後が気になる。次回も期待です。
-
姫川玲子シリーズ。
女子大生殺人事件を追うことになった玲子たちだったが、
有力な容疑者はすでに別件で別の署によって逮捕されていた。
なんとか情報を引き出せないかと粘る玲子は、非協力的な
所轄の態度に違和感を覚え、少しずつ疑惑とその証拠を
見つけていって・・・といった展開。
この流れに各章の冒頭に犯人と思しき人物の回想録が語られ
北朝鮮による拉致が深く関わっていることが分かっていく。
大雑把に紹介すると、こんなところでしょうか。
事件の本筋よりも今作では、ガンテツや葉山、菊田の
背景や思いが明かされていることの方が重要かも。
ガンテツですら好きになりそうな展開でしたよ。 -
最近、小説は登場人物の誰かに感情移入しながら読むことが多いが、今回は完全に犯人に移入。
自分ならやり場のない怒りをどこにぶつけていただろうか、忘れて自らの幸せを見いだせなかったのだろうか、そんなことを考えながらピアノコンサートの帰り道に読んだ本