世田谷シンクロニシティ (ドットブルームコミックスDIGITAL) [Kindle]

  • 集英社 (2017年11月24日発売)
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みんなの感想まとめ

多様なセクシュアリティを描いたこの作品は、登場人物たちの複雑な感情と葛藤が深く表現されています。特に、攻めの高史くんは、異なる性的嗜好を持ちながらも、彼女との関係に悩む姿が印象的で、読者に強い共感を呼...

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな本郷さんの作品です。
    優しい絵柄が素敵で、内容も重みがあります。

    高史くんは、私が今まで聞いたことのないセクシュアリティで、安易な感想は述べられないのですが、優しい性格なので、さぞや辛い想いを沢山してきたのではないだろうかと思います。
    手造りスノードームのシーンはグッときます。

    巳晴くんも同性愛者として、想い人に理解してもらえない、治療が必要ではないかとされるシーンは悲しみが増します。

    お話中の数々のシンクロニシティはとても楽しく、少しずつ2人の距離が近づいていくのが素敵です。

    ラストのアナグラムは最高です。
    このストーリーに相応しい仕掛けでありました。

    大好きです。

  • 「うおもり」二巻発売記念で電子書籍が半額になっていたので購入しました。

    最初はあらすじの“「恋をするのは女の子なのに、男にしか欲情できない」という不思議な体質”という一文がややこしいなと思ったのですが、読んで納得しました。
    この単行本は2017年発行とのことなので、個人のセクシャリティに対して「多様性」という言葉が使われだすギリギリ少し前に、この様なグラデーションで描かれた作品が発表されているのはすごいことだと思います。作中のキャラクターたちの悩み、周りの人の反応、今だって同じようなことがないとは限らないものの、この温度感は当時のリアルなものに近いのではなかろうか……と思わせられるお話でした。

    男女関係なく相手のことを大事にできる高史くんが素敵です。しかし、それが恋愛においてはやるせない部分にも繋がり彼の生きづらさになってしまっています。
    巳晴くんはうまく噛み合った存在だったんだと思います。

    本郷地下先生のお話を読むのは「うおもり」に続いて二作目ですが、どちらも人々の生活に根付いたお話で、人の営みが丁寧に描かれています。
    きっとわたしは、本郷地下先生の作品のこういうところが好きなのだと思います。

    電子版ではカバー裏のあとがきが見られなかったので、書籍での購入も検討しています。

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