お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book) [Kindle]
- 幻冬舎 (2017年11月29日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (228ページ)
感想・レビュー・書評
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本書ではお金とは何かという視点から、経済全体に話が展開されている。これからの時代は、今までの仕事のやり方では生存競争から没落してしまう可能性が高くなる。本書では、個人で1つの経済圏を作ることが可能になった今、中央集権的な金融システムから、分散型の社会に移行していくと述べられている。確かに、インターネットの普及が、人やモノの、時間的・空間的制約を取り払い、個人の新しい取り組みへの敷居を極端に下げていることは事実である。これからはより一人一人に焦点が当てられる時代になり、その中で、個々の自己実現を後押しする社会が形成されることは、素晴らしいことだと思う。
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自分の価値がお金だけではないことは非常に共感。もっと自分のお金以外の価値をあげていきたい。
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最近、自分の価値観と会社の価値観がズレきていて気持ち悪いと感じていたが、ズレが発生している理由が本書でわかった。
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3つのベクトルが未来の方向性を決める
お金
感情
テクノロジー
脳の仕組みとして「報酬系」つまり欲求が満たされると快楽になる機能があります。
それはお金に限らず情報でも快楽物質が分泌されます。
モノからコトへ移っても消費が減らなければ経済に悪影響はないかもしれませんが今やゲームのように架空の報酬でも脳が満たされることがわかっています。
1つめっちゃ気になったのが中国の無人コンビニです。
これは新しいテクノロジーを使っているのではなく
「すでに存在する決済の仕組みとスマートロックを組み合わせて、無人化を実現しています」
とあります。
これを全国津々浦々配置できることができたら…
マクドナルドと同じでハンバーガー屋ではなくコンビニのフランチャイズ業が不動産投資業として成り立つのではないでしょうか。
そうなると現在資本を持っているか否かでその時のチャンスを掴めるかが決まります。
ある程度普遍化したらREITみたいに分散投資になるかもしれませんが一番良いロケーションは今の資本家のモノでしょうね。
資本主義から価値主義へ
あらゆる価値を最大化しておけばいつでも換金できる。
お金は価値を資本主義経済の中で使える形に変換したものに過ぎない
資本主義では価値が見出せなかった情報に価値が生まれる。
本書に書かれてるエッセンスかもしれません。
今後は利潤の追求では利益は出しにくく逆に社会的に価値のある取り組みは共感とともに出資が得られるのかもしれません。
先程と逆のことが起こるまでの過渡期はやっぱり金も情報も持ってる人が強いんですよねσ^_^; -
夏からちょこちょこ読み続けた本、後半一気に読み進めることができた。
経済とテクノロジーの未来について、詳しくわかる良本。読んでていろいろと学ぶことができた! -
著者はまず「経済の本質とはなにか」を丁寧に紐解きます。現在は中央集権的な国家が存在することを前提とした資本主義が経済のスタンダードとなっていますが、今後、ブロックチェーンによって「分散自立化」が進むと、経済が「資本」ではなく「価値」を中心としたものに移行していくと予想します。これまで資本主義経済では評価できなかった”共感””熱意”といった内面的な価値や社会全体の持続性を高めるような社会的価値を評価できるようになり(VALUやタイムバンクといったサービスが先行事例)、動産・不動産ではなく社会的なネットワークが資産となり、人々はお金を稼ぐためではなく、人生の意義を見つけるために働くようになる、と予見します。
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必読書
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これからの経済がどう変わっていくのかが書かれていた。
価値主義になり、個人が経済圏を形成できる。そのためには、独自性・オリジナリティが大事。