居酒屋ぼったくり (アルファポリス) [Kindle]

著者 :
  • アルファポリス
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感想・レビュー・書評

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  • 美味しそうな料理とお酒の蘊蓄がとてもいい。
    美味しく作られていく過程が丁寧で、自分でも料理を作りたくなるし、美音の食材や料理に対する姿勢が真摯でとてもおなかが空いて来る。

    常連客もみんな人がよくて心が温かくなるし、おじいちゃんおばあちゃん組が特にいい味を出してる。
    一見にこそ居心地の良いお店を目指しているといった感じの描写はあったけど、コミュ障にはちょっとキツいかもとは感じた。


    反面、乗りかかった船や顔見知りとは言え、他人の個人情報を気軽にベラベラ喋る辺りが少し気にかかった。(話の展開上仕方ないのかもしれないが)
    人情と言われればそうなのかもしれないけど、個人的に少し薄ら寒いものを感じた。

    恋愛要素については、要さんは謎めいている最初の頃はよかったけど、段々と設定や展開が盛られすぎかな…と感じた。
    同時に美音もそれに伴って、恋愛に対する姿勢が鼻につく感じがしていったのが残念だった。
    web掲載版はもっと激甘だったみたいなので、かなり抑えられていたとは思う。
    正直要さん関連のエピソードは母親のお見舞いまででお腹いっぱい。以降の家族の話(特に父親、兄弟)は完全に全体の雰囲気から逸脱しているように感じた。

  • 居酒屋でのやり取りがメインのお話。
    ちょっと今の自分には刺激が足りない感じがしたけど、この雰囲気の話を楽しめる包容力が欲しい!

    紹介される料理が美味しそう。

  • 下町の人情にほろりとさせられる居酒屋のお話

  • 私の好きな日常料理屋でいい

  • 居酒屋を舞台にした小説

    舞台・主人公が同一の短編をまとめている形式の本。
    居酒屋の一品料理のように量は少な目で複数の味が楽しめる。

    一つのエピソードに1,ないし2つの銘柄が登場する。
    登場した銘柄については酒蔵などの情報がまとめて記載されており、おつまみについても記述があるので自宅で再現が可能だったりする。

    読んで良し、再現してもまた良しの美味しい小説。

  • 東京の下町にある普通の居酒屋、しかし名前は物騒。でも入ってみたらその暖かな雰囲気に美味い料理、豊富な酒に良心的な値段と素晴らしいお店なのだ。

    店を経営する姉妹や店の常連たちとの人情話が本当にホッコリする。毎度出てくるお酒は実際にあるお酒で、呑めなくても興味が出てしまうほど引き込まれる。

    ぼったくり近くにあってほしかった!!!

  • 居酒屋/人情もの。
    どこかの小さい商店街には変わった名前の居酒屋の話。

    その居酒屋は店名に反した良心的な店で地元の常連客に愛されているが、その常連たちが小さな問題事を持ってきては、店に関連する誰かが解決する短編が続く。暖かい話しかないので安心して読んでいられる。そして出てくる料理と酒はいつも旨そうだ。こんな店が近くにあるなら通いたくもなる。

    舞台は現代だが、何となく昭和っぽい。商店街がそもそも絶滅危惧種になりかけてるし、若い人は居酒屋なんて開かず、バーやカフェをやるのではないか。そういう意味で現代ファンタジーな作品かもと思った。

  • まぁ、ほのぼのとはしたかな。

  • 安心感はあるなー。
    でも、似たようなのを読み過ぎて
    新鮮さが。。。

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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