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- / ISBN・EAN: 4910138710381
感想・レビュー・書評
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個人的今月の一コマは、「あたりのキッチン!」p543中段の一コマ。清正の、清美さんからは何もねーよなという心の声だだ漏れの顔、国重さんの、あ、今、清美さんから何もないよなって顔し点なと言う心の声、清美さんの????という戸惑い、清正父の、見ていられない…と言う心の声。前後合わせて読むと味わい深い。/天国大魔境、は、カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」を思い起こさせる導入。大上さん、だだ漏れですは、ただひたすら大上さんがいじらしく、柳本くんもそれにこたえはじめていて。宝石の国、は、先生から、機構的に語れないことを挟みつつの教え子たちへの真実の吐露。さて宝石たちの選択は、と。ブルーピリオド、芸大祭で会った予備校でのライバル、向けられた意外な一言、美術以外にもいろいろあるくせにこっちにくんな、そして八虎はただただ自分らしい絵を生み出すためにもがく、作品で見返すために。波よ聞いてくれ、は、続々新キャラ登場でもミナレさんの切れ味変わらず、久連木さんの冷静な交渉がいぶし銀。イサックは、まさかの戦を無くすと言われ逆上したロレンツォの凶行がどう出るか。フラジャイルは、他病院内の争いからセカンドオピニオンを求めてやってきた患者を巡り、最後の、診断つけるためならなんでもするよね?の岸先生の殺気がどう出るか。マージナル・オペレーション、最後のコマ、ジブリールとの作戦会議はどう出るのか。Black-Box、思わず前号を見返したけど、やはり凌駕とレオンの約束の内容は描かれてない。約束してくれよ、という描写があっただけで。お前の女が壊れようが死のうが俺には関係ない、は相変わらずの凌駕らしさ。四季賞冬四季大賞の「うつくしいものたち」、幸福な王子の変奏曲のような、味わい深く。球場三食は完結。確かに主要な球場回ったら終わるだろうなとは思ってたけど。大トリは横浜DeNA、ハマスタ。堂々魅力的に描かれていた。バギーウィップは、精密な作戦勝ちのテニス。恋の罪は、ついに片方は父の、片方は勤務先のしがらみを断ち切って、堂々交際宣言の若い二人が、次からどう波紋を起こすのか。
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