新装版 頼子のために (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社 (2017年12月15日発売)
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みんなの感想まとめ

テーマは、名門女子校で起きた絞殺事件を巡るミステリーで、主人公の探偵が真相に迫る過程が描かれています。物語は、妊娠した頼子の死とその背後にある歪んだ愛情を軸に進行し、意外な展開が読者を引き込む魅力とな...

感想・レビュー・書評

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  • とあるオススメのミステリー小説を紹介するブログの中から興味を持って読んだ作品。

    ネタバレではないけど、そこに書かれた一言からなんとなく展開が読めてしまった為、純粋に楽しめなかった部分はあるが、それを差し引いても最後の最後は驚かされたし、とても読みやすく感情移入しやすい作品だった。

    また、冒頭に犯人の遺した手記を載せてそこから探偵が事件の真相に迫っていくという展開も新鮮で面白かった。

  • 著者の転機となった作品と聞いて、法月綸太郎シリーズデビューにこちらをチョイス。

    30年以上前の作品ということもあり、当時ってこんな風だったのか、と古き時代に思いを馳せながら読んだが、真相は時代に関係無く、陰鬱で救いがないものだった。

    タイトルから、トリックより動機の面で読者を刺してくるタイプの作品(代表的なのは『容疑者Xの献身』か)なのかな、と思っていたら、当たらずも遠からずか。人によってはトラウマじみた記憶となるだろう。

    探偵が犯人の自殺を許容するという点にも驚いた。
    それを善い選択とは描かず、医者が怒りを露わにする場面も挟んでいるところに、作品全体に通った筆者のフェア精神を強く感じた。

  • 最初から暗い話し…
    で、これから更に暗くなりそうなので、中断。

  • 名探偵法月綸太郎シリーズ。

    冒頭の手記の内容を信じ込んでたので意外な真実に驚かされっぱなしでした。
    ラストはこわいです。

    途中で「これ別に法月綸太郎じゃなくていいんちゃう?」と思うことがあったけど、そこらへんが解説で『ハードボイルド』に転向しろってゆってた理由なんだろうか?よくわからん。

  • #読書 #読了 #法月綸太郎
    『頼子のために』

    頼子は死んだ。
    まだ十七になったばかりだというのに。
    殺されたのだ。

    娘の頼子の帰りを待っていた西村は、警察からの電話で頼子が死んだことを聞かされた。

    頼子は首を絞められ殺されていた。
    しかも妊娠四ヶ月だった。

    西村は仇を討つことを誓う。

  • ノベルス版の出版が1990年。バンドブームでホコ天でライブするバンドが渋滞状態。そういう時代だったのか。バンドブームの表面的な盛り上がりに対抗する音楽としてジョイ・ディヴィジョンがあげられている。そういう時代だったのか。
    作中に登場する喫茶店の店主が読むスチーブン・ブロザロウの「火と灰」という本は検索しても出てこなかった。

  • なかなかどうして本格ミステリーで描くグロい物語でした。

  • 頼子ちゃんの気持ちは切ない、苦しいと思う反面、海絵さんの心の展開辿ると、男性の女性に対する都合の良さがジワジワ来る。
    後書きで、本格ミステリに小説は二の次でトリックが肝なんだというようなこと言われてて、妙に納得した。
    ミステリ好きだけど、時々感想が不完全燃焼になるのは、コレか!と納得したな。
    でも、初法月倫太郎楽しめた。

  • 法月倫太郎シリーズの長編3作目▲愛娘を通り魔に殺され自殺した父親の手記は、犯人を発見し刺殺したという告白だった。マスコミ対策として調査を依頼された倫太郎は、内容に不審を覚え、足で調査を進めるが、意外な事実が明らかになっていく▼「頼子が死んだ」で始まる冒頭の父親の手記が重たくて、なかなか読み始める気になりませんでした。舞台は田園都市線かと地図を眺めながら、いつもと同じ迷探偵な推理誤りだよなぁと思っていたら夢中になり一気読み。新本格侮れずでした。この時代って、こうゆう感じの〈のり〉があったと思う(1990年)

  • 娘を殺された父が残した手記から、綸太郎が事件を洗いなおす。
    ハードボイルド風で、手記の小さな記述の矛盾から丹念にたどっていく。

    20年ぶりくらいの再読。
    中高生の頃と、子どもを持つ母親になった今とでは、やはり読後感が違う。
    結構内容忘れてたけど、犯人というか、話の流れは覚えていて、ああ重たい、重たいけど面白い、と夢中で読んだ。

    最後、海絵がすべてを知っていたと綸太郎は思ったわけだけど、彼女の心理状態、わからないな。わからないなりに、14年間の生活の重みというのを感じさせられて、人生をなぞったような気持にもなり、小説ってすごいな、面白いなと改めて思った。

    これを書いたのが25歳の時、と思うと本当にすごいなあ法月綸太郎。
    小説がうまいってこういう事だ。

  • まーまー

  • すごい。
    法月ベストかなー。

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著者プロフィール

1964年島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。88年『密閉教室』でデビュー。02年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。05年『生首に聞いてみろ』が第5回本格ミステリ大賞を受賞し、「このミステリーがすごい! 2005年版」で国内編第1位に選ばれる。2013年『ノックス・マシン』が「このミステリーがすごい! 2014年版」「ミステリが読みたい! 2014年版」で国内編第1位に選ばれる。

「2023年 『赤い部屋異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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