壮大なSFへ広がって次回作へ繋がっていくということを聞いていて、前から読みたかった「ネギま」、遂に読み始めました。
10年ほど前に読んだ前作「ラブひな」も好きだったので、懐かしい気持ちになりつつ読みました。そうそう、「ドドド」って走るんだよなぁw
◆新装版
新装版ということで、元々38巻だったものが19巻に圧縮されており、分量が単純に多いです。
メモを取りながら読んでいるのですが、メモの分量も増える。
感想をどうまとめてどういう順番で書いていくか、悩みどころですね。
◆世界観
なんか色々不思議な世界観ですよね。
舞台となる街も、大きな木があったり独特な景観です。
ラブコメ時空的な要素と見ればいいのか、魔法のある世界の要素と見るべきか、今はまだ不明ですが、ワクワクしますね。
現時点では、ポイントは以下2点かな?
・魔法は万能ではない
・世界を救った魔法使いとそれを助けた戦士がいた、という御伽噺がある(パートナーという風習の起こり)
◆ハーレム構造とネギくん1:前作について
前作「ラブひな」から引き続き、ハーレムラブコメの構造が採られています。
いや、女学校の1クラス31人のハーレム構造って、かなり正気じゃないですがww
極まっていますねw
本作について語る前に、前作について触れておきたいと思います。
前作「ラブひな」は好きだったし、あの時代を代表するラブコメだったと考えています。
ただ、問題があったとも思っています。
何かと言うと、ハーレムの各キャラとの関係値がカンストすると、誰も選ばない寸止め状態で物語がループしてしまう、ということです。
詳しく話していくと、主人公が色々な女の子から好かれてハーレム状態になったとき、「誰かを選ばないといけない」という物語的な圧力が働くわけですが、当然誰かを選ぶと物語は終わってしまいます。
物語を継続するためには、「誰も選ばない」状態を維持する必要があり、結果各ヒロインとの距離は寸止め状態で止まってしまいます。
(お当番回で各ヒロインとキスして騒動が収束する展開が続き、これを私は「キス合戦」と揶揄していました)
しかも時代的に、1位ヒロインとでも呼ぶべき、「主人公に選ばれるヒロイン」は決まっていました。(今だと誰が選ばれるか序盤ではわからないし、読者の人気で変化することもあるのかな)
誰が選ばれるかわかっている状態での引き延ばしは、物語の面白さを制限してしまいます。(読んでいる時の細かな印象は忘れちゃいましたが……)
また、寸止めループ状態から脱却させる(物語を終わらせる)ためのイベントの構築も、難しいところです。
ラブひなでは、妹キャラを新たに登場させることで、場を乱しまくってなんとか完結まで走り切った、という印象でした。
◆ハーレム構造とネギくん2:本作について
これに対し本作はどうか。
ハーレム構造であることは同じですが、主人公であるネギくんが子供なので、ラブコメが発動しづらくなっているんですよね。
いやー、実験的ですよね。
昨今の物語でも、同じく子供だったり、骸骨だったり性別がなかったり女の子に転生していたりで、ラブコメ発動を制限している作品はありますが、この頃からそういう試みはされていたんですね。
感心しました。凄い。
さてそうなると、今度は「ハーレム構造作っておいてラブコメ発動させないの?」となるわけで、私も読んでいてどうなるんだろうと疑問でした。
そこで出てきたのが「パートナー」という設定です。
これを口実というかきっかけにして、ラブコメ文脈へ誘導しているわけですね。
しかしやはりネギくんは子供なので、主人公の恋愛感情が発生しづらい構造になっており、ラブコメが発動しても、「誰かを選ばないといけない」という物語の圧力がだいぶ軽減される。
「誰かと結ばれる」という物語の終わりに対して、制限がかけやすいんです。
いやー、本当によく考えたなぁと思います。
◆キャラクター
重ねて言いますが、クラスメイト(ヒロイン?)31人は、本当に狂ってますねw
物語の導入が終わって、クラスメイトのお当番回が始まったときは、「これ全員のお当番回まわしていくの? マジ???」と思わず笑ってしまいましたw
キャラの名前や特徴は、追々覚えていこう……。
多分1巻のクラス名簿は、読み進めていく中で何度か見返すことになるんだろうな、と予想w
でもネギくん、ちゃんとクラスの子の名前覚えているんですよね。「えっと○○番の××さん」って。
ネギくんの人柄が窺えますね。
最初にネギくんのことを好きになる図書委員の子、心に刺さりましたw
ぐはっ、テンプレ的だっ、あの頃のオタクの心を掴むパーソナルを持っている!!!
ゼロ年代のラブコメ感が思い出されて、異様なテンションで読んでいましたw
この頃のラブコメって、前述した寸止めループしてしまう問題もありますが、好きな気持ちも同時にあるんですよね。
あと、(好きな人には悪いけど)ラブひなの関西弁キャラはあまり成果が上がっていなかった印象だけど、今作の関西弁キャラはいいですね!
今のところ気になっているのは、この辺りかなぁ。
◆時代を感じるところとか
ちょっと古い作品なので、正直ノリについていけないところも結構あります。
ドッジボールの話なんかは最初から最後までよくわからなかったし。
走って逃げて「ついてこないでー」とか、先走って「会わせる顔がない」と本気で思って逃げる展開とか、今日日見ないですよね。
あと、お色気の雑さでちょっと笑ってしまいましたw
この「そうはならんやろ」感、今だと専用ジャンル化しているような気もしますねw
乳首描かないのは、前作からのこだわりかな。
◆今後
序盤のラブコメは今見るとキツいかもしれませんが、きたるSF大河展開を求めて読み進めていこうと思います。
と言いつつ、最近埃をかぶっていた「この時代のラブコメが好き」という回路が唸ってきている感もあるので、これはこれで楽しめるかも?
少しずつ読み進めていこうと思います。